あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

奈良美智+graf(横浜トリエンナーレ2005)

2005-10-02 23:00:08 | アート系
横浜トリエンナーレ2005に行った最大の理由は奈良美智さんの展示があること。

今回は奈良美智+grafとしての参加です。

grafと組むと小屋がどんなものになるか楽しみ。
ただ会場に作品を展示するのではなく、会場の中に小屋を作ってその中に展示するというスタイルになる。

ものすごく手が込んでて、丁寧な仕事の姿勢だと思います。

さて、会場の倉庫の奥にその小屋はありました。

入口は身長より低いかなってくらい。ちょっと頭を下げて入るとこれまでの奈良美智+grafの軌跡が展示されています。

正面の階段を上り、From The Depth of My Drawerの時のような小部屋があります。
この中にイラストや人形やちりばめられていて、独特な世界です。

やはり、この小屋が効果あります。先の見えないアトラクションはわくわくするもんです。

奈良さんの作品以外にも韓国の展示の時に向こうのファンが奈良さんの絵を真似て書いたイラストが部屋一杯に貼られてました。こういうのもありです。

奈良さんのオリジナルはガラスケースの中に。その周辺を韓国のファンの描いたのがいっぱい。他国のひとから支持されていることはすごくうれしいですね。

今回、とても気に入ったのがコンテナの中を覗く展示方法。

わたしの大好きな犬のPUP KINGくん(わたしのイメージ写真の犬のぬいぐるみ)がなんとたくさんいます。立体のミニチュアです。それも相当な数。

しかも、結構な数の穴があって、見る高さによっては別のジオラマが見えるのです。

これは参りました。降参しちゃいます。

近くで見てた女性がかわいいを連発!心の中で「かわいい」を連呼してましたよ、わたしも。

多分、平面的なところに立体で展示されてても成り立つとは思いますが、中を覗くという方法を提示されてしまうともうそれ以外は考えられません。すばらしい!

さて、今回一番よかったのはおんなのこがうっとりと目を閉じている絵。

奈良さんの描くおんなのこは表情が独特の毒がイメージが強いのですが、最近はなんとなく柔らかい感じのものが増えてきている感じがします。

この絵もそんな感じ。毒とかじゃなくて、見てるとやすらぐ感じ。

絵の前で身じろぎせずに食い入ってみてしまいます。ひとがまばらだったので、ひととき独占して楽しむことが出来ました。

さて、写真は奈良さんの作品集「DRAWING FILE」。
あれれと思った方、正解です。
通常の書店での発売は今月中旬になるのですが、奈良さんの展示のところで即売されてました。
ラッキー!しかも、サイン入り。
左がカバーで、右が扉ページを開いたところでPUP KINGくんのスタンプと奈良さんのサイン入り。

今回、これゲット出来たのがかなりうれしかったです。
でも、でかくて重いのです。サイズが370mm×300mmもある!

なんと、この画集は一枚一枚切り取ることが出来て飾ることが出来るという謳い文句がかかれてます。そう考えると6090(税込)はお得です。

今日は、この暑さと肩にかかる重みで会場を一通り見て回った後、早々に撤収したのでした。

さあ、フリーパスなのでまた行かないとね。
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