みっかぼうず。

ものぐさ&ぐ~たら三日坊主の、ドラマ・映画・本のオボエガキ&おりおりの記録。

今日の映画 『世界から猫が消えたなら』。

2016-05-22 10:00:56 | 映画
見ている間、頭をかすめ続けた事があある。

自分がいなくなった方がうまくいくかも、と思ったこと。
家族の具合が悪かった時。
あの時は、いなくなったなりにうまく回るかもというのと、
その時の状況から、逃げ出したいという両方だった。

でも、逆縁は最大の不孝とかんがえているから、、
両親が健在の自分は、それはできないと思った。
両親がいなくなったら、それでもいいかとも思った。
私がいなくても、その方が世の中うまくいくなら、
別にいなくなってもいいやと。

今でもなんとなくその思いはあるけれど。

一方で、自分にとって消えて欲しくないものは?とも考えた。
自分が生きていた意味とか、証とか、深く考えたことはない。
それは一つに、わが子の存在が大きい。

好むと好まざると、自分が産んだ子供は
自分がいなければ存在しなかったのは事実。
それでもう、十分と思う。

反面で生み出された子供たちは、それで良かったのかなとも
考えてしまう。
彼らにとって、何が良くて悪くて、何が幸せで不幸せなのか、
今この瞬間、私には判断できない。
でも、幸せになるために、生まれてきたのだから、
もし、不幸せになっているのなら、それは私にも責任があるのかなと。

映画の主人公は、一日の自分の命よりも
恋人、親友、そして両親に繋がるものを消えさせたくないと思った。

私はどうなんだろうと。

消えてほしくないもの、それはわが子の存在なのか。
彼らにつながるものが消えてしまったら。

結婚したことをどう思う?と聞かれたことがある。
夫本人よりも、彼がいなかったら、子供たちがいなかったと考えると、
結婚したことはあり、と答えた。

子供たちは、どう思うだろうか。
私の存在につながるものを、消えさせたくないと思うだろうか?
できれば思ってほしい。
この世に彼らが存在していて、生まれてきて良かったと、
少しでも考えてほしいと思うから。







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