雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

田舎が田舎であるために。

2018-09-13 06:59:04 | 日記
我が家の子供たちは今、社会人となって家を出ています。
地元の人は特に何も言いませんが、遠く離れた親戚には「家」をどうするんだといわれます。
私たちには帰る田舎が必要だといいます。自分たちは田舎を出て行ったというのに全く自分勝手な話です。
田舎では、交通の不便さから通勤出来る範囲内の仕事というのは限られています。大企業も無く、公務員といっても市役所くらいです。
現実問題、息子が家の跡を取ったとしても、嫁が来ないという家が実に実に多いです。出て行った兄弟は家庭を持っていても肝心な家の跡取りは独身という家が非常に多いんです。田舎、親との同居、家の跡取りということが結婚に対して非常に不利に働いているのです。
いよいよ、我が家でもそういう問題が現実となって来ました。
家を守る、それもカッコいいですが、そこに縛られない生き方もある、人生は1度きり、今の世の中チャレンジや出会いも大切です。私も結婚するときに家、家、と言われウンザリした記憶があります。慣れるとそんなもんかと思いますが、長男の嫁は、色々大変です。同居そのものがかなり自由度が失われて大変です。ですから、それが当たり前とは思わないです。それを体験してない人が今日では主流ですから。
ですから、それを皆んなすごくよくわかっています。田舎に住むことのハードルを上げているのは「家」なんですよね。