たこさんの秋吉台日記

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1月31日 オオバタネツケバナ・センニンモ

2007年01月31日 | Weblog

オオバタネツケバナ〈大葉種付花〉(アブラナ科 タネツケバナ属)花期は2~5月。
原野の水湿地や川辺に生える多年草。
茎は多少毛があり、枝を分け、高さ20~40cmになる。
葉は頭大羽状複葉で側羽片1~6対。小葉は短い柄があり、卵形~長楕円形、
縁は不規則に切れ込み、裂片は鈍頭。総状花序は約20個の花をつける。
萼片は先が紫色を帯びる。花弁は白色、倒卵形で長さ3.5~6mm。
長角果は線形、毛はなくて、長さ1.5~2.5cm。

小川で水に浸かりながら群生し、咲いているオオバタネツケバナです。


07年1月31日撮影
道路からほんの少し入ったこの小川をのぞいたのは初めてですが、
もうオオバタネツケバナが、水に浸かりながら咲いていました。
近寄れないので、はいつくばったり、小川の向こう側に回ったりして撮りました。

【萼片は先が紫色を帯びる。花弁は白色、倒卵形で長さ3.5~6mm】

07年1月31日撮影
花の開き具合は昨日もこんな状態だったので、撮り直しに来ましたが、
気温が低いからでしょうか、どの花もきっちり開いていません。

【果実がもうこんなに】


07年1月31日撮影
【果実にピントを合わせました】


07年1月31日撮影
【上の画像を拡大しました】


07年1月31日撮影
「長角果は線形、毛はなくて、長さ1.5~2.5cm」

【きっちり開いたら、こんな花】


05年3月25日撮影
「萼片は先が紫色を帯びる。花弁は白色、倒卵形で長さ3.5~6mm」

オオバタネツケバナと同様に茎・長角果に毛がないニシノオオタネツケバナは、
山地の湿り気のある林縁に生え、多くの枝を分けずスクッと立ち、
萼片の先が紫色を帯びない、ということでしょうか。

※ 日記に書いている花期は、私が秋吉台で調べてきたものです。

* * * * *
上のオオバタネツケバナの画像に写っているのは、センニンモではないかと。
としますと、花を見ていない植物です。

センニンモ〈仙人藻〉 (ヒルムシロ科 ヒルムシロ属) 花期は7~8月。
湖沼や流水中に生える沈水性の多年草。一見ヤナギモやイトモに似ているが、
葉の基部は托葉と合生、長い鞘となって茎を包み、
葉身は長さ2~6cm、幅2~4mm、葉先は丸く、へりに細かい鋸歯がある。
 


07年1月31日撮影
「冬季にも枯死せず、あるいは枝条の先端が分離して越冬する」
「茎は全部水中にあって直立し、浮葉はない」


【上の画像を拡大しました】


07年1月31日撮影
水中なので細部まで見ていません。水から引き出して見てみましょう。


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