たこさんの秋吉台日記

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1月16日 センニンソウ・ツクバネガシ

2007年01月16日 | Weblog

センニンソウ〈仙人草〉(キンポウゲ科 センニンソウ属) 花期は7~9月。
果実の羽毛状になった花柱を仙人のヒゲに見立てての名。
日当たりのよい道ばたや林の縁などに生えるつる性の半低木。
茎はよく分枝して広がり、曲がりくねった葉柄でほかの木や草にからみつく。
葉は対生し、3~7個の小葉からなる羽状複葉。小葉は厚くてやや光沢があり、
鋸歯はない。葉腋から円錐花序を出し、直径2~3cmの白い花を多数つける。
白い花弁のように見えるのは萼片で、4個が十字形に開く。

きょうは朝から小雨が降ったりやんだりの天気。林に入り、道沿いの木をゆっく
りと見て回っていたら、茶色に熟したセンニンソウの実が目に入ってきました。


07年1月16日撮影
【そう果】


07年1月16日撮影
「長さ7~8mmの扁平な卵形で、羽毛状になった花柱が残り、
風に乗って飛ばされるのはセンニンソウ属の特徴のひとつ」

【こんな時もありました】


06年7月15日撮影
(写っている鋸歯のある葉は、絡み合っているヤブガラシのものです。)
昨年の開花は早く、7月15日に確認しました。


06年7月15日撮影
「多数開いた雄しべがよく目立つ。
花弁はなく、十字形に開いた4個の白い萼片が花弁のように見える」

06年8月9日撮影
「雌しべは数個あり、花柱は細長い」

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ツクバネガシ〈衝羽根樫〉(ブナ科 コナラ属) 花期は5月。
山地に生える高さ20mになる常緑高木。雌雄同株。
葉は互生。長さ5~12cmの広披針形で皮質。先端は鋭くとがり、基部はくさび形、先端部に鋸歯がある。表面は光沢があり、主脈は裏面に突出する。

昨年、ツクバネガシらしいと目をつけていた株に花がつかなかったので、
「今年こそ!」と、花をつけそうな大きな木を見つけました。
【高木の、下の方についた枝です】
                         

07年1月16日撮影
葉の付き方・形から、ツクバネガシ思うのです。


07年1月16日撮影

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林に入った時は樹木の観察。 これまでに私が同定できている樹木の葉は大
体頭に入っていますので、もっぱら「知らない葉」を探す作業を続けています。


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