そもそも人や物に名前が付いているのは、対象を共通認識する為に必要だからであって。
ひき肉を手でこねて焼いた料理を仮に「オムレツ」と呼ぶ人が居たところで、周りがすぐにそれを認識できるのであれば、それを何と呼ぼうがたいした問題ではないのです。
数か月に1回あるかないかでお電話を戴くお客様がいらっしゃって。
毎回、開口一番「あ~山田君?」と呼ぶので、その都度訂正はさせて頂いている。
この御客様にとっては「住宅で困ったときはこの番号に電話すると、いろいろ詳しい山田に繋がる」と認識されているので、その際どう呼ばれるかは特に重要ではないと自分に言い聞かせるようにしている。
普段はあまり気付けない事だが、人に顔と名前を一致して覚えて頂けるというのはなかなかに嬉しい事だと思う。