日本キリスト教会 大分中央教会

1517年、宗教改革による改革派信仰の伝統を引き継ぐ教会です。

プロテスタントとカトリック

2017-08-01 16:10:51 | 大分中央ウィークリー

五、「教会とわたしたち」(422)        近代から現代へ(宗教改革とその後)

はじめに近代への萌芽としてアウグスチヌス著「神の国」(1968.教団出版)(その62)

 その 最終篇に入ります。

第二十二篇 神の国の永遠の浄福に

2.神の永遠に変わることなき意志について。

3.聖徒に対する永遠の浄福

4.人間の地的な肉体を天のすまいに移すこ

  とはできないと考える、この世の知者に

対して。

しかし、地は物質的な肉体を住みかとする霊魂によって満ちて(前回はここまで)おり、霊魂はこれらとふしぎ

な方法で結びつけられているのである。

そうであるならば、生ける動物を創造されたその神に、地上的からだを天的からだにまで高めることができない

はずがあるだろうか。特に、もしも天的といえども、いかなる肉体よりもはるかに優っている霊魂が、地上的か

らだと結びつけられるとすれば、なおさらそうである。一片の土塊のごとき卑しいものが、天的からだのような

高次のものをその中に含み、その結果それが感覚と生命を持ち、しかもそのからだが感じたり生きたりすると

き、天に入るのにふさわしくない、などと考えられるはずがあろうか。あるいは、ひとたび天にのぼったのち、そ

こで地位を保つことができない、なぜならそれが感覚と生命を得たのが、天的からだよりもはるかに高次の何

ものかからであるから、などということがあるだろうか。・・・・・・

5.肉のよみがえりについて、世界の大部分 

の人はこれを受け入れているのに、中に

はこれを否認する者もいる。

(つづく)(「神の国」出村彰訳)