「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

山桜とやまなし

2007年05月09日 | 山の風景
 今日は映画「Beauty美しきもの」の撮影で、歌舞伎を見る観客役のエキストラとして、村の歌舞伎舞台のある神社へ。昭和30年代という時代設定のため、私はもんぺ姿で、髪型も曲げをくっつけられたりする。30年代というと、東京では年配の人以外はほとんど洋装だったと思うけど、田舎だから着物やもんべ姿から、若い人はワンピースを着せられていたり、実にさまざまな服が用意されていた。中にはセーターを着せられている人もいて、今日は暑いぐらいだったので、気の毒だった。
 現場ではカメラ撮影は禁止とのことだったので、私は写真は撮っていないけど、役場の商工観光係の日記で様子が紹介されている。片岡孝太郎さん、片岡愛之助さんが舞台に立つシーンの撮影の際には思わずじっと見入ってしまった。私は歌舞伎のことには全く疎いのだけど、さすがにプロの演技はほんの短時間でもすごいと思った。


 代わりにというわけではないけど、例によって、うちの前の山桜の写真を載せておきます。昨年一昨年に比べると、花の数がかなり少ない。白っぽい花と、葉も一緒に出てきていて、いかにもちょっと地味な山桜らしい風情とも言えるかな。大西公園の桜も花が少なかったし、ほかの山桜も少ない感じがして、今年の天候のせいもあるだろうか。
 もう一つ、ご近所のやまなしの写真も載せておきます。こちらは例年、白い花がびっしり咲いて目をひく。秋になると、ピンポン球ぐらいの梨の実がなる。宮沢賢治の「やまなし」の最後にあるとおり、この実から「おいしいお酒ができる」。

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2 コメント

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Unknown (u)
2007-05-27 00:34:34
コメントありがとうございました。
宮沢賢治のことは無学なので分かりません。
Akiさん流のヤマナシのお酒の造り方を、どうか教えてください。当地でも山の方にたくさん生えているんですが、お酒になるなんて、すてきですね! ^^

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Unknown (Aki)
2007-05-27 08:16:59
宮沢賢治に「やまなし」という作品があるのですが(子供が小学校のとき国語の教科書に載っていました。独特の世界がとても面白い作品です)、最後に蟹の親子の会話があって、お父さんの「もう二日ばかり待つとね、こいつは下に沈んで来る、それからひとりでにおいしいお酒ができるから」というせりふがあります。
 今は亡き友人が、やまなしのワインを造っていました。ブドウのワインなどと一緒で、ミキサーか何かでつぶして、そのまま発酵させていたと思います。やまなしだけだと糖分が少ないので、友人は砂糖を少し加えていたように記憶しています。
 ただし、アルコール度数が1%を超えると、日本では酒税法違反になるようなので、ご注意ください。


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