「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

飯舘村報告会

2011年07月29日 | 脱原発
 お隣の中川村で、同じ「日本で最も美しい村」連合の仲間である飯舘村の皆さんを「どんちゃん祭り」に招待する企画が進められている。そのプログラムの中で、原発事故による放射能被害の現状をお聞きする飯舘村報告会が、大鹿村、大鹿村議会も共催の形で開催されることになった。
 
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福島県飯舘村報告会

 福島県飯舘村は、「までいの力」(*)で地域の絆を大切にして村づくりを進めてきた人口約6千人の自然豊かな農村で、昨年10月に「日本で最も美しい村」連合の仲間入りをしました。しかし、半年も経たない今年3月、東北地方を襲った大震災に伴って発生した東京電力福島第一原発事故により、全村が計画的避難区域に指定され、住み慣れた故郷を離れて避難生活を送っている状況にあります。
 今回、美しい村連合の繋がりの中で、飯舘村の皆さんに中川村へお越し頂くことになり、この機会に併せて、震災や原発事故による計画避難の状況、復興再建に向けた思いなどをお聞きするため、報告会を開催することになりました。被災地の皆さんの声を直接お聞きし、想いを共有して復興を支援するとともに、いつ起こるかわからない大震災時の対応や課題などを考える機会にしていきたいと考えます。是非、多くの皆さんのご参加をお願いします。
(*「までい」とは、東北地方の方言で、「両手で」「ていねいに」「しっかりと」という意味。私たちの「まてー」に近い言葉です。)

日時 8月6日(土)午前10時~(開場・受付9時30分~)

場所 中川村 望岳荘 大広間

内容 飯舘村からの現状報告
   (報告者)飯舘村 菅野典雄村長他

主催 中川村、大鹿村、中川村議会、大鹿村議会、までいの力ネットワーク

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 までいの力ネットワークによる全体の招待スケジュール・内容としては、
 8月5日(金)~7日(日)の2泊3日。大人、子ども合わせて60名ほど。

 5日(金)7時~ キャンドルナイト
          1000個の竹灯籠でお出迎え。ミニコンサート

 6日(土)10時~ 報告会
      14時~ どんちゃん祭り 
          飯舘村より太鼓連、よさこいも登場! 飯舘みこしも。

 この企画運営のため、協賛金を受付中。
       竹灯籠 1口 1000円
 (受付窓口:望岳荘、中川村図書館、カフェセラード、ふじ屋、ガーデンカフェかたつむり
       山のパン屋さん、そば処吉笑楽(渡場)、伊藤豊子(横前)
       大鹿村役場)


烏帽子岳

2011年07月27日 | 田舎暮らし
 昨日は南アルプス・三伏峠から1時間足らずの烏帽子岳に登ってきた。鳥倉ルートの登山道を歩くのは、実に15年ぶりになる。15年前は母と長男と3人で、花を見ながらの山歩きで、道中見かけた花々を紙に記して図鑑に挟んであった。その後、私自身は山登りに行く機会を持てないでいたけれども、数年ほど前から鹿の食害によって三伏峠のお花畑が壊滅状態になっているとのことで、自分の目で様子を見たいなと思い続けていた。今年になって、防護策を張り巡らせた成果が出てきて、少しずつ回復してきているという話も聞いて、その辺も見てきたいなと思って、天気予報はぱっとしなかったけれども、朝4時起きして出かけてきた。

 駐車場からの林道歩きが終わって、登山口からカラマツ林を登り始めたところ。鹿に樹皮を食べられてしまうのを防ぐために、幹にビニールテープが巻いてある。林床はシラネワラビやイワガネゼンマイ、マルバダケブキ、バイケイソウなど、鹿が好まない草が多い。その陰にセンジュガンピの白い花を見つける。

 この写真は水場の辺り。太い木は倒れて苔むしていて、世代交代した比較的細い木が密に生えていた。細いといっても、こうした高山・亜高山の針葉樹は成長にものすごく時間がかかると昔教わった。ゴゼンタチバナ、カニコウモリ、ハリブキ、オサバグサ、ズダヤクシュ等々。


 三伏峠のお花畑の防護柵の中。イブキトラノオとシナノキンバイ(?)の白と黄色の花が目立つ。確かに子どもが学校登山で行ったときの数年前の写真を思えば、かなり回復しているけれど、種類的にはどうなのかな。登山道沿いにハクサンフウロやタカネグンナイフウロなども見かける。


 シャクナゲはもう終わりかなと思ったら、歩いていくにつれて花が残っていた。過去に何回か登ったときは8月に入ってからで、シャクナゲは終わっていたので、今回咲いている花を見られて、とても嬉しかった。これはハクサンシャクナゲかな。


 烏帽子岳山頂。早朝には山は見えていたけれども、このころはすっかりガスに覆われて、周囲の山はほとんど見えなかった。時々少し晴れてきて視界が広がるので、何とか周囲の山が見えないかなと期待しながら、山頂でお弁当を食べる。でも、残念ながら、すぐ前の塩見岳の全体の姿も見られなかった。

 イブキジャコウソウ。 


 その他、15年前のメモにあった花のうち、出会えた花、出会えなかった花とあったけれども、環境省の生態系維持回復事業が成果を上げてくれることを願いつつ、次は晴れているときにまた来たいと思いつつ下山する。心配した雨も、下山途中にちょっと降った程度で済む。

 帰りの林道で、アサギマダラが幾つも飛んでいた。

防災訓練など

2011年07月24日 | 地震・防災
 17日に地すべり地を見学した後、19日には、農業委員を決めるための臨時議会の前に、治山懇談会が行われた。

 この日、昨秋村内で撮影された「大鹿村騒動記」の主演、原田芳雄さんの訃報を、全員協議会の場で村長よりお聞きする。映画が公開になったばかりで残念というほかないけれども、その後たくさん報道された記事等を読むと、撮影当時も癌の痛みと闘いながらだったそうで、5月の試写会での挨拶、そして、11日のプレミア試写会に車いすで参加された姿といい、この映画に原田さんが寄せてくださる思いがひしひしと感じられて、本当に感謝の念でいっぱいになる。遺作になってしまったこともあって、「大鹿村騒動記」は各地で大勢の人に見ていただいて、とても好評のようだ。私も翌日、5月の試写会に行けなかったつれあいと一緒に、飯田のセンゲキまで見にいった。「大鹿村騒動記」のツイッターアカウント(@ohshika_movie)もできて、連日、見にいかれた方々の感想などがたくさんリツイートされている。

 さて、話は戻って、治山懇談会では、前々日に見学したばかりの小塩の地すべりはじめ、村内で行われている林野庁の森林管理局・治山事業所の管轄する治山事業の説明があった。治山事業所も伊那谷総合治山事業所と小渋川治山事業所とあって、民有林は小渋川治山事業所、国有林は伊那谷総合治山事業所の管轄になっているとのこと。小渋川治山事業所からは、大西山、鳶ヶ巣などの大規模崩壊地で行われている山腹工や土留工などの説明や、桐の久保、河合など、日常的に見ている場所の説明があった。担当者は今春赴任したばかりで、地理的事情にあまり通じていなくて、通り一遍の説明という感じだったけれども、村議の方から気になる所などあれこれお話しする。
 大西山や鳶ヶ巣の上の方で行われている工事の説明を聞くと、こんな大規模な崩壊を人間の微々たる力で止められるものなのかなと思ってしまったり、一方、こんな急な崩壊地でも、鹿の食害対策をしなくては緑化が難しいらしくて、金網でカバーしていると聞いて驚いたり、それも、四角い網だと駄目だけど、亀甲金網だと足が引っ掛かって嫌がるようだとか、細かいところに感心したりする。
 伊那谷総合治山事業所からは、小塩のGPSの話のほか、つい先日崩れた、塩川ルートの登山口である塩川林道の崩壊地の説明があった。最近は登山バスも鳥倉林道に行くので、利用者は少ないのかなと思っていたら、冬季は鳥倉林道が閉鎖になるので、むしろ塩川ルートを利用する人が多いらしくて、早期の復旧をお願いしたいとの声があったが、昨年の調査で地すべりが発生しているのではないかとのことで、そうなると、ただ崩れた土砂をどけただけで通すわけにはいかないので時間がかかるとのことだった。
 また、事業実施効果の説明もあり、城山沢、手開沢、大沢のかつての崩壊箇所の緑化の様子を見せていただいた。

 24日は、三六災害50年の事業の一環で、天竜川(小渋川)合同防災訓練が行われた。早朝には各自治会で避難訓練、その後、交流センターで、国の中部地方整備局や天竜川上流事務所、県、村では役場や消防関係の人たちが参加しての机上訓練が行われ、見学自由とのことだったので、ちょっと様子を見にいった。総雨量300ミリ以上の手中豪雨によって、村内で土石流が3か所、がけ崩れが3か所、国道152号線が寸断、小渋線も法面が崩落して、大鹿村が孤立、小渋川では大規模崩壊により天然ダムが形成という想定の下、ロールプレイング方式による訓練が行われているとのことだった。交流センターのホールが、プレイヤーである大鹿村、中部地方整備局、天竜川上流河川事務所のコーナーに分けられていて、それぞれで動いている。見学者は真ん中の通路とステージから様子を見られるようになっていて、係の方がいろいろ説明してくれた。中部地方整備局の防災ヘリが飛んでいて、ヘリからの画像が通信衛星などを経由して、画面に映し出されるようになっていたが、中継点が多いせいか、時々ちゃんと映らなくなったりもしていた。連絡調整会議が行われて、合同記者会見というプログラムも組んであったが、その前に帰ってきてしまった。報道担当者の席も設けてあったが、私がいた時間帯には報道関係者はいなかった。
 防災GISの画面も見せてもらったけれども、実際、固有名詞の入った仮想情報が出ていて、かなりリアル。非常に過酷な想定だなと思いつつも、三六災害を思えば、決して現実にあり得ない想定ではないわけで、改めてこの地域の、急峻、脆弱で、土砂災害が起こりやすいという特殊状況が認識される。同じ国交省の交通の担当者はこの現実をどこまで認識しているのかな。10年前に作られた村の土砂災害危険区域図を見ると、本当に至るところ、土石流危険区域、急傾斜地崩壊危険区域、地すべり防止区域、地すべり危険箇所、崩壊土砂流出危険地区などの色塗りや囲みがある。

小塩の地すべり地

2011年07月17日 | 地震・防災
 今日は伊那谷自然友の会主催の自然探索ジオツアー「大鹿村の巨大地すべり地で山の動きを探る」で、鹿塩の小塩地区の地すべり地を見てきた。実はこの小塩地区については、6月議会の産業建設委員会の中で、GPSを設置するためにカラマツなどを伐採しているという話を聞いていて、実際の様子を見たいなと思っていたところだったので、ちょうど良い機会だと思って参加した。
 村内で行われている地すべり防止事業は、国交省の天竜川上流河川事務所管轄のものと林野庁の中部森林管理局伊那谷総合治山事業所、小渋川治山事業所管轄のものがあって、どちらも似たようなことを行っているらしいが、小塩地区は林野庁の方の事業。ここは国内でもトップクラスの大規模地すべり地で、昭和40年代には年間1m50cm~2mくらい動いていたそうだ。それに対して、集水井や集水トンネルなどで水抜きをしたり、アンカーを入れたりといった対策工事を行ってきて、現在は動きが止まってきているそうだが、今度はその上部が動いているらしくて、そうした動きを精度よく把握するためにGPSを13基ほど設置したそうだ。

 しかし、GPSは複数の人工衛星からの信号をキャッチするため、空が開けていないといけないので、周囲をかなり伐採しなくてはならない。なるべく伐採が少なくて済むような開けた場所に設置するようにしたそうだが、こんなふうに伐採したところも何カ所かあった。

 真ん中辺に重機があって、その右横に小さくGPSの受信装置が写っている。


 集水トンネルは下の方と上の方に2か所あって、すごい量の水が流れている。第2隧道を掘ったら、地すべりによって破断してしまって、別の個所から掘り直して回しているという話だった。ここは第三隧道と書かれている。右手の斜面から土砂が崩れてきて、トンネルから流れる水路を埋めてしまっていて、水がたまっていたけれども、これは下見のときにはなかったそうで、つい数日前の夕立で崩れたらしい。


 アンカーで止めているところ。25~30メートルくらい斜面の奥に向かって入っているらしいが、アンカー自体に力がかかって、頭の部分が数メートル飛んだところがあるとか。危険なため、人が立ち入らないようにロープが張ってあった。


 上部ブロックの方で、深さ180mのボーリングを行ったところで説明を聞く。パイプみたいなものがボーリングで、横にあるのは縦型伸縮計。180m掘っても、いい岩が全然なく、全体が破砕されていて、どこが滑り面か特定するのが難しいとおっしゃっていた。180m掘るのに6か月かかっていて、中でも130~140mのところを掘るのに1か月かかったそうで、掘っては崩れ、掘っては崩れしてしまうのだとか。セメントミルクを注入して固めようとしても、水が大量にあるので薄まってしまって、なかなか固まらなかったりしたそうだ。


 地すべり地上部の線状凹地といわれるところには、細長い池が何カ所もあった。また、地面が動いているので、傾いている木がたくさんある。ここでは斜面の崩れる向きに傾いている木と、反対側に傾いている木がある。

 この小塩地すべり地をずっと登っていくと、青いケシの畑に出た。大池高原は沢井の上という印象があったけれど、東西で見ると、小塩から上ったところにあるというのは新たな発見だった。 
 

山梨リニア実験線見学

2011年07月11日 | リニア新幹線
 今日は大鹿の100年先を育む会と飯田の有志で、山梨のリニア実験線の施設、延伸工事の建設現場等を見にいった。見学センターは休みだったけれど、実際に大鹿の山の中や伊那谷にどのようにリニアの施設が顔を出すのか、工事現場の様子はどうなのかといったことのイメージが結構つかめたのではないかと思う。
 つれあいが事前にGoogle Earth上でリニアの施設を探し、まずは初狩の明かり区間が見られる所に行く。大鹿の山中に顔を出すところも、やはり全体がこのように覆われた鉄橋になるだろうと思われる。これでは明かり区間といっても、内部はトンネルの中と変わらなさそう。



 反対側から、もっと近くで見ると、こんな感じ。


 途中、中央道の初狩PA付近から、別のフード付きの明かり区間が見えた。そこへも行こうとしたけれども、道がよく分からず、あきらめて、都留の見学センターへ。

 
 月曜日は休館日なので、外の展望広場から、よくリニアの写真に使われている鉄橋を見る。今日は走行試験は行われているとのことだったが、残念ながら通らなかった。思ったより幅が狭い感じ。


 下から見ると、こんな感じ。天竜川はこういう高架橋で渡ることになる。
 

 先ほどの、場所が分からなかった、山の中に少しフードが顔を出す区間を、後から中央道の車窓から撮った写真。遠くて分かりにくいけど、写真の真ん中あたり。


 その後、山梨の方に案内していただいて、笛吹市・上黒駒の延伸線のトンネル・橋梁工事が行われている現場へ。すぐ近くに家がたくさんあるけれども、この人たちは騒音や電磁波など、どのような説明を受けているのだろう。よく見ると、トンネルからと思われる水がじゃばじゃば流れているところも見えた。竹居区ではリニア実験線の工事により簡易水道の水源が枯渇したとか。

 
 竹居の橋梁工事現場。すぐ横には公園があったが、草ぼうぼうだった。


 ここを花鳥山展望台から見下ろす。伊那谷ではまさにこのように橋梁工事が行われるのだろうか。


 実験線終点の境川の、残土が運ばれている場所。谷間を埋めるような形になっている。この向こうにもう一つ同じような残土置き場がある。


 入り口にはちゃんと「山梨リニア実験線御坂トンネル(西)他工事」と書かれている。


 今回は少人数で、見学センターも休みで、リニア新幹線自体も見られなかったけれど、やはり実際のリニア走行中の騒音や振動なども知りたいところ。また、早川の試掘現場も見たい。

内部被曝の影響

2011年07月08日 | 脱原発
 少し前になるけど、6月28日にチェルノブイリ救援・中部の河田昌東さんの講演会に行った。そして、昨日は松本市で国連軍縮会議のプレイベントとして行われた池田香代子さんの講演会に行ってきた。池田香代子さんの講演会のテーマは「世界がもし100人の村だったら」だったけれども、3・11後、「hahako」という母子疎開の支援をされたりしている池田香代子さんだから、やはり原発事故絡みの話から始まる。
 内部被曝についての話では、池田さんは控えめに、マスコミ等でよくいわれているICRPの「100mSvで0.5%癌死が増える」という数字を挙げて、しかし、それは年齢によって感受性が違い、子どもたちはもっと大きな影響を受けるのだという話をされた。これについては、しきい値があるとする学者、ないとする学者もいるし、さらに、癌死の割合はゴフマンの1万人シーベルトで4000人など、もっと厳しく見積もる研究者もいる。原発を推進・維持したい勢力が言う数字が甘すぎる数字であることは自明であり、子どもたちを守るためには厳しめの数字で考えておきたいところ。でも、いずれにしても、癌死の話。
 先日の河田さんの話で衝撃的だったのは、チェルノブイリの経験から言えば、問題は癌だけではないということだ。チェルノブイリ事故後には、心臓病、脳血管症、糖尿病、先天異常など、さまざまな病気が増えたそうだ。癌や白血病などは1割以下だという。免疫力が低下して、感染症も増えた。もちろんそれは公式にはチェルノブイリ事故の影響だということは認められないだろうけれども、確実にそうした病気が増えており、癌だけを取り上げるのは間違いだというお話だった。放射線がDNAを損傷するといわれているが、そのメカニズムとして、放射線が直接的にDNAを破壊するだけでなく、水分子を壊してフリーラジカルを発生させ、それがDNAを損傷する。つまり、放射線の影響の一つは、フリーラジカルによって加齢を促進することだとも言えるとおっしゃっていた。 (チェルノブイリの犠牲者は、WHOの公式見解の4000人ではなく、100万人近いとする研究結果も報告されている)
 そんなことを考え合わせると、やはり低線量といえども、内部被曝はできるだけ減らした方がいいに決まっている。そのためには食品の基準が重要で、ウクライナではチェルノブイリの経験から内部被曝の重要性が分かって、飲料水は2ベクレル、パンは20ベクレル、イモは60ベクレルといったように、たくさん飲食するものは基準を厳しくしている。ところが、日本のセシウムの暫定基準は飲み物200ベクレル/L、野菜500ベクレル/kgと、あまりに機械的。そんな緩い値では、基準値内だからといっても、子どもたちには安心して食べさせることはできない。そうすると、今の状況では、とりあえず産地で選択するしかなくなってしまい、いわゆる「風評」被害も生んでしまう。でも、例えば自主基準50ベクレルを決めた福島の生産者のグループなどもあるそうで、本当にきめ細かな測定体制が望まれるところ。

議会報告会

2011年07月03日 | 議員活動
 昨夜は、もう一人の女性新人議員の東村さんと二人で、当選後、初の定例議会を終えての報告会を開催した。せっかく二人の女性新人議員が誕生したので、ぜひ女性たちを中心にした囲む会のようなものを開催したらという提案をいただき、その後、女性に限ることもなかろうということで、また、どういう会にするかも、まずは集まってみる中で考えればということで、議会の報告会という形で開催した。連絡もそれほど広範には呼び掛けなかったので、十数人の集まりだったけど、元議員の方々が何名か来てくださったり、なかなか面白い取り合わせの集まりになった。
 村議会については、村長挨拶や一般質問については、しばらくたってからケーブルテレビで放映される。また、年6回発行の「広報おおしか」の中にも議会だよりが掲載されるけど、多分、どちらも議会にそれなりに関心のある人しか見ないのではないかと思う。議会だよりの中で「議案第何号○○について」などと書いてあっても、具体的に何のことだか分からないし、議会がどんなことを審議しているのか、もっと関心を持ってもらえるように、分かりやすくお伝えできればいいなと思っている。
 昨日は、私たちからは一般質問の内容をお話しし、また参加された人から、鳥獣害対策として集落ごと囲うような防護策の設置についてや、若者定住促進についての提案などのお話をいただいた。また、議会後のリニアについての動き、環境配慮書などについても簡単にお話しした(時間が遅くなり、リニアについては、また勉強会をしましょうということに)。
 大鹿村では高齢者が多く、ネット普及率も低いので、このブログで書いている議会報告の記事を二つほどコピペして、紙の議会報告も作って、参加者に配った。