「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

備中神楽

2006年11月28日 | 田舎暮らし
 26日は、現在撮影中で来年完成予定の、この地域の村歌舞伎をテーマにした映画「Beauty-美しきもの-」の撮影会が村内の神社舞台にて行われた。当初は19日の予定で、私もエキストラに参加するつもりでいたのだけど、雨で延期になってしまい、私はパスさせてもらって、奈良にお墓参りに行くことにした(夏にお願いした石の墓標ができたので)。ちょうど25日の夜には、大倭紫陽花邑の拝殿にて備中神楽が奉納されることになっていたので、それも見たかった。
 神楽といえば、この地域では、隣の遠山谷の霜月祭りの湯立て神楽が有名で、いつか見にいきたいと思っているけど、冬の夜を徹して行われる祭りには、隣村といっても(冬は地蔵峠も通行止めだし)、なかなか行けるものではない。やはり昔から受け継がれている神楽が、紫陽花邑という宗教本来の心が生きている場所で奉納されるということにも気持ちが惹かれて、中学生の息子と一緒に行ってきた。
 奉納された演目は、猿田彦命の舞、大国主命の舞、事代主命の舞、素戔嗚命の舞、奇稲田姫の舞、松尾明神酒つくり、大蛇退治の舞。つるぎを持っての勇壮な舞があったり、お菓子をまいてくれたり、松尾明神の面白おかしい話をしながらの酒つくりと、なかなか楽しいひとときだった。写真は最後の素戔嗚命の大蛇退治の舞。
 今どきの中学生の男の子に神楽はどうかなと思ったけど、村の中学校で歌舞伎に慣れ親しんでいる息子は、想像以上に面白かったという感想だった。
 今度はやっぱり霜月祭りを見にいきたいな。

小渋湖の紅葉(見ごろは過ぎてますが)

2006年11月21日 | 田舎暮らし
 今朝は目覚まし二つを消したまま、寝てしまった。ヤバイ! 子供のバスの時刻に間に合わない。仕方なく下まで送っていった。
 小渋線の紅葉ももう盛りを過ぎて、色もかなり褪せてしまったけど、ダム湖のところで周囲の山が湖面に映り、真っ白な中央アルプスも見えて、とてもきれいだったので、写真を撮った。でも、ズームにしなかったのと、明るさの加減か何かで、この写真だと中央アルプスがよく分からない。画面を若干暗くすると、真ん中の山の上に白い山々が一応写っているのが見えるはず。少し離れた別の場所から撮ったのは、今度は中央アルプスはくっきり写っているのに、湖面に映る山がぼんやりしていた。(こちらです)
 なかなか思うように撮れないものです。

新雪の赤石岳も

2006年11月13日 | 田舎暮らし
 去年はちょうど紅葉のピーク時に冠雪した南アルプスを撮りに行けたのだけど、昼前だったので、逆光で雪色がシャープに映らなかった。今度は新雪が青空に映える午後の写真と、夕陽に染まる写真を撮りたいと思っていたけど、いくら近くに住んでいるからといって、そう簡単に仕事の都合と天気の都合が合うものでもない。
今日はよく晴れているし、午後まで待って撮りに行こうと思って仕事をしていたら、いつのまにか雲が広がってしまった。もう少し早ければ・・・。
 でも、一応、冠雪した赤石岳です。こちらにも、何点か。

風力発電

2006年11月12日 | 自然・環境
昔、反原発の歌で、「回れ回れ、風車よ回れ、みんなの青い空で~」なんて歌があったように記憶しているのだけど、風車のような自然エネルギーは、それこそ反原発のシンボルのように感じられたものだった。
でも、実際に風車ができ始めてみると、思うように稼働しないとか、野鳥が衝突するとか、景観を損なうとか、いろいろ問題も生じてきているらしい。
今、隣の伊那市で大規模な風車の建設計画が持ち上がっている。山の稜線上に何十基もの大型の風車がずらずら並ぶという計画に、登山関係の人たちや、野鳥の会、自然保護団体など各方面から反対の声が上がっている。
詳しくはこちらを見てください。

何でも反対する人たちという言われ方をすることがあるけど、風力だからOKというわけではないと思う。地理的条件などは十分考慮すべきで、やっぱり、この場所にこれだけ大規模な風車を並べるという計画には疑問を感じざるをえない。

ちなみに、今、日本の風力発電は設備容量で大体100万キロワット、風車にして1000基程度にまで増えてきているらしい。風力先進国のドイツでは、その20倍ぐらいらしいが、年間を通しての稼働率は20%強程度だとか。長野県の中南信地方は日照時間が長いので、山の上に大規模な風車を建設するより、むしろ各戸の屋根に太陽光発電を設置するほうが、ずっといいような気がする。(実際、飯田市あたりは全国でもトップクラスの普及率のはず)

中央アルプス冠雪

2006年11月08日 | 田舎暮らし
やっぱりというか、今朝の冷え込みは厳しく、外の寒暖計は氷点下5度。
昨日の雲が晴れた中央アルプスには雪。うちの周囲も霜と、昨日できた水たまりには氷。車のフロントガラスも真っ白。
上は、子供たちを送っていく前に撮った朝の中央アルプス(空木岳、南駒ヶ岳)の写真。



こちらは、少し日が高くなった9時過ぎの写真。

ついでに完全に葉が散ってしまわないうちに、
モミジと落葉松の写真も撮っておく。
落葉松の手前でほとんど葉を落としているのは、オニグルミ。









立冬

2006年11月07日 | 田舎暮らし
今日は寒冷前線の通過で、午前中、一時かなり風雨が強かった。いったん回復して、青空も見えたと思ったのもつかのま、また雲が広がり、今度は冷たい風が吹いて、気温がどんどん下がり、夕方にはちらちら雪みたいなものまで舞う。夜には氷点下だったので、慌てて水道の凍結防止ヒーターの電源を入れた。
もう立冬なのだから、時期的にいっても寒くなって当然なのだけど、これまで暖かかった分、突然訪れた寒さに震えてしまう。明朝はきっと霜で真っ白だろうな。
風も強かったので、木々の葉もかなり散ってしまった。

紅葉も見ごろ、イベントもいろいろ

2006年11月04日 | 田舎暮らし
11月に入って、さすがに霜が降りるようになった。今のところ、まだ一面真っ白というほどではなく、ところどころ軽い霜程度。
3連休の初日だった昨日は、紅葉も見ごろで、県外ナンバーの車もたくさん入ってきていた。
鎌倉時代の建立という、長野県の最古の木造建築物である福徳寺の前の広場では、地域の女性グループの主催による雑穀まつりが行われていた。昨年に続き、2回め。遊休農地を活用して、今年は小学生も一緒に参加して、こきびを8アールほど栽培したそうで、活動のようすを紹介した写真も展示されていた。
天気もよく、紅葉もきれいで、気持ちのいい青空の下で、こきびのもちつきが行われたり、きのこ汁、手打ちそばなどがふるまわれて、おいしく頂いてきた。
写真は会場から鳥倉山方面を見たところ。青空と紅葉の山と手前の畑のお花と、何とも美しいコントラストだった。
今日は、村内の別の地区で、つる編み教室が行われることになっている。山に入って、つるを採取するところからだそうで、好天のもと、きっと楽しい教室になるだろう。
村の女性たち、頑張っています。