ハーバード・スクエアで子育て

在米20年以上、ボストン生活は15年に。アメリカ東部の大学街で、子どもを育てつ考えたことの記憶の断片

日本語学校の授業参観と、念願の100点!

2013-11-09 | Bilingual/Japanese School
3時間目は1年生から3年生までの授業参観だったものの、二人の時間がかち合うので、前半20分はりなの一年生のクラスで、残りは三年生のありのクラスへ。

一年生ということもあり、親が後ろにずらりと立っているので、子供達は興奮しまくり。
りなも、一分間に2回くらい、後ろを振り返っていた感じ(汗)。

まずは、家で書いて来た「観察日記」の発表からスタート。
動物や植物などを良く観察して、それを文章にするもので、クラス全員が前に出て堂々と発表。

りなは、作文が短すぎるから、長く書こうと促したのに、「もうこれでいい!」と頑固ぶりを発揮。
2ページ位書いた子もいたのに、6行で終わっていた(大汗)。「だから言ったのにぃ~」と心の中でつぶやく、いけない私。
それにしても、家でのパワー炸裂ぶりとはうって変って、いつもの「内弁慶」ぶりでした、とほほ。。。

感心したのは、途中、発表を嫌がって先生がとばさざるを得なかった子もいたものの、全員が終わった後に「やっぱりやります」と言って、前に出て堂々と読み上げた子も。心で大きな拍手です。
結局、めでたく、クラス全員が発表。それにしても、どの子も観察眼が鋭くて素晴らしいな。我家もがんばらねばw

さてりなクラスを後にして、次はありの教室へ移動。
今日の国語は、主語、述語、修飾語の勉強で、それぞれの言葉をひとつカードに書いて、パートナーを見つけて文章にするというもの。
子供達は大はしゃぎで、とても楽しそう。

でもカードでつなげるから、「先生が学校を投げた」みたいな珍文が出て来て、笑いっぱなし。。。
ありは、随分積極的になっていて、挙手したり、皆の前で発表もできるように。。。
とはいえ、上には上がたくさんいるので、「本当に勉強ができて、積極的な子がいるんだなぁ」といつも感心するやら、落ち込むやら。。。

さて、先生から嬉しい発表が。「先週の漢字テストは、何とクラス全員が百点でした!」。
発表後、先生が「ありちゃんやりましたね~」とわざわざ言いに来てくれました(笑)。

先生も喜んで下さっているのがわかりつつも、「これまで、ありのせいで、全員100点が達成できなかったのでしょうか」と聞いたところ「それは全然ないですよ~」と爽やかに言って下さいました。
それを信じたいところ。。。

それにしても、このクラスは本当に、皆、良く出来て感心。
普段は、皆、アメリカの学校に通っていて、日本語が「第二外国語」なのに、日本の3年生と全く同じ教科書を使って、これだけできるんだから、もう、それだけでも感動してしまいます。

ありの先生は、今年3月まで関西の小学校で教えていた現役ばりばり。
授業の進め方もとても上手で、クールビューティー系の容姿でありつつ、思った事をストレートに言ってくださるので、いい感じ。
子供達も「厳しいけど、優しい」という評価のよう。

さて、放課後は、予想以上に早く、ありが100点取ってしまったので、焦りつつご褒美をゲットするために、おもちゃ屋さんへ。
結局、慎重派のありは、あれこれ迷ったあげくに、今は買わずに、お金を貯めて、もっと良いものを買う事にするのだとか。。。

授業参観の前に、保護者のお茶会があったのだけれど、結局、バイリンガル教育は、親がどれだけ、時間と忍耐力を使い、根気良くやるかにかかっている、というのが結論。
ありも、やる気を出してきたので、私もがんばらねば...。

それにしてもありは、本当にしっかりしています。。。
「これから、たくさん100点とったら、マミーのお金がなくなるから、100点がフツーになったら、ご褒美いらないよ」だって。
そんな日はすぐ来ないのは百も承知だけど、まぁ、ありがたい御言葉ではあります(笑)。





宿題サポートは妹の出番!

2013-11-09 | Bilingual/Japanese School
先週の漢字テストで、すこし自信を付けたありごん。 前よりは、多少、進んで勉強するようになりました...たぶんw 漢字学習のフィナーレは、日本語学校に通う、土曜日の朝の車の中。 いきなり漢字テストがあるから、必死! 最近は、車に書いてすぐに消せるマジックボードを持ち込むなど、車の中での学習も習慣化してきたけれど、面白いのは、りなが出題者となって、ありの漢字テストのお手伝いをしていること。今朝も「はたけ」ってわかる。「ひんと、たんぼ」なんてやってます。 ひらがな、カタカナ、多少の漢字がわかるようになってきたので、こんなことも言えるのだ。 ありは、漢字で随分苦労しているけど、日常的に遊び感覚でやっているりなは、同じ3年生になっても随分楽だろうなと思ったりする。 妹は楽でいいよね。。私も妹だけれど♪

小説師匠、「日本に連れて行くのは大事だよ」

2013-11-08 | Bilingual/Japanese School
私の小説師匠で、ピューリッツアー作家のジュノ・ディアスが近くの書店で講演し、ガールズを連れて行ってきました。
私が言うのもなんですが、ふたりは、本当に「お行儀」が良いので、こういう所に連れて行っても安心していられます。
ずっと、児童書セクションで、静かに本を読んでいました。

講演が終わって、挨拶しようと、すでに長くなっている列に並ぼうとすると、ジュノが「Akikoが一番だよ。おいでよ!」と言ってくれたので、順番飛び越して一番前へ。
感想などを伝えるていると、ガールズが走りよってきた。「随分大きくなったね」(前回、子連れで会ったのは半年ほど前)、「日本に連れてかえってる?」と聞かれ、ほぼ毎年連れて行ってると言うと「日本に連れて行くのは、大事だよね。僕も母親がドミニカに連れて行ってくれたよ」。

ジョノは6歳の時にドミニカ共和国から、ニュージャージーに移民してきたが、母親がしょっちゅうドミニカに連れて帰ったことが、彼のポジティブな人格形成にも大きな影響を及ぼしている。

私が半分冗談で「上の子は、将来物書きになりたいんだって」というと、ありに向かって「ママみたいに、いろんな所を旅して、いろんなものを見るんだよ」と、真剣な顔で言っていた。ありも、わかったのか、大きく頷く。

後になって振り返れば、極めて感動的なシーンだったのに、写真をとっておけば良かったとと思ったのは、ずっと後になってからの、間抜けぶりでした。。。いつものこととは言え、あああ~。

危険な歯医者?

2013-11-06 | American Life
ガールズは半年に一度の歯科検診。
いつもながらに驚くのは、アメリカの歯医者さんの子供に対するサービスの質の高さ(笑)。

今日も、席に座る前に「はみがきこは、ストロベリー、オレンジ、バブルガム。。。があるけど、どれがいい?」
なんだかバーに入ったとたん、注文取りが来たという感じ。

話しかけ方や言葉遣いも本当に丁寧だし、以前、りなに虫歯が会った時にかなり落ち込んだ私でしたが、先生は「仕方がないわよね。気にする事ではありません」ってな感じで、りなも悪びれる様子もない。

おまけに、帰りには、シンデレラの袋に入った、ハミガキ、歯ブラシ、フロス、デンタルリンスをもらい、おまけに、ステッカーやら指輪やら、お土産も充実(笑)。

しかし歯医者は日本に比べると本当に高い。今日は、通常のチェックアッププラス、りながレントゲンを撮っておいたほうが良いと言われて、150ドルの出費。

それにしても、このサービスの良さ、ある意味では「悪徳商法」?と思うのは私だけか知らん。。。

「お迎え早すぎるよ!」

2013-11-05 | Baby
午後に古巣のハーバードのニーマン財団で、講演があり、りなのsingingのクラスとかち合ったために、一緒クラスを取っているお友達のママに連れて行って頂き、その後、晩ご飯を食べさせてもらうということになっていた。ありは、私に喜んでついてきたが、それは地下にあるコンピュータルームで、思いっきり遊べるから、という超現金ぶり!

さて、講演とインタビューが無事に終わって、6時半。途中ありが「お腹がすいて死にそう」というので、カフェでサンドイッチを。車を飛ばして7時過ぎに迎えにいくと、開口一番、怒りに満ちた声で「マミーお迎え早すぎるよ!また後で来れない?」だって~。何これ??

お友達と歌って踊って、相当、楽しくやっていたらしい(目に浮かぶ光景。。。)
文句ぶつぶつのりなを連れて帰宅しましたが、今度はお泊りしたいんだって。

ちなみに、我がガールズはお泊り経験ゼロです。。。

House Warming Partyへ!

2013-11-03 | Social Life
友達でニーマンフェローで同期だったJが、ハーバードで職を得た為に、ロンドンから家族を呼び寄せ、家を買った。今日は、そのhouse warming partyへ!

彼はアメリカ人ですが、アメリカが嫌いで、大学卒業後に、ヨーロッパに渡り、あちこち、転々とした後に、ニュース雑誌「タイム」の欧州編集長をつとめた一方で、「格言」などの研究をしていて、関連著作も数冊ある。

「格言」はアメリカでは、本当によく使われますが、その意味、歴史背景などは、とても深くて面白く、実は日常にも関わってくる、ということを、ブックツアー(本の出版時のプロモーションの講演)で話していて、まさに目から鱗。

若い時代、ヨーロッパのあちこちに住んでいたものの、欧州文化は大好きだが、新しいものは生まれにくい土壌と、子供は米国で教育したいという想いもあったよう。長男は難関を突破し、ニューヨークのジュリアード大学で俳優になるための「勉強」をしている。

パートナーのLは、アーティスト。自宅のブラインドも自分で作ったと言って、見せてくれた。
手作りのパンプキンスープも美味。
彼女とは、最初に会ったときから、意気投合。本当にクリエイティブで、思いやりがあって、良い方なのだ。

家は巨大で、アンティークの家具の数もすごいのだけれど、何と言っても本の数が半端なではない。
書斎には、天井までの作り付けの書棚があるが、そこも溢れるほど。しかも、古典の装丁が美しい本が多いのだ。
やはり自宅に来てみると、その人のことがよくわかる。
全てロンドンから送ったというから、これまた驚く。

引っ越し間もないのに、友達の数もすごく、かつ、どなたも素敵な方ばかりで衝撃w
ブルックラインのクーリッジコーナーから徒歩15分程の所だが、実は以前、この近くに家を買う事を検討したこともあったので、とても馴染みのある場所。

パーティーでは新しい出会いも楽しんだが、ニーマンフェロー友達との会話も楽しかった。米ワイヤード寄稿記者で、ジャーナリズムを教えるJと話していたら、しばらく止めていた、ニューヨークタイムズの紙版を購読し始めたと。目の前にある物理的存在のお陰で、読む記事が増えるからだと。なるほど。Aは、ビッグデータがいかに、私達のプライバシーを脅かしているか、水面下について調べていて、来夏、本が出版されるようだ。

普段から仲良くしているMは、男の子がふたりなので、ガーズズが可愛いと、膝の上に乗せて、遊んでくれていた!

いつも、自分が住む街が一番だと思っていたが、この辺りも良いところだと、心が動いてしまうほど、素敵なパーティでした♪

ありごん、漢字テスト頑張りました!

2013-11-02 | Bilingual/Japanese School
いやぁ~、今日は親子で嬉しかった日!
ありが、日本語学校の漢字テストで90点を取ってきました~~~!
もう親子で涙(違)。。。

90点といっても、実はこれは、平均くらいで、他の子は皆よくできるので、特別なのは、ありだけのことなのです。。。(笑)。
まぁ、テストの点数が、というよりも、「やればできる」ということが、実感できたのが、嬉しかったのでした。
ありが、テストを見せてくれたときは、笑顔がはじけていました。
いつもは、言われないと、渡す事もなかったんですが~(汗)

ありは、ともかく、日本語学校の国語の苦手意識がとても強かったので、これで少しでも流れが変わってくれれば、、、と思っているのですが、さて、果たして、上手くいくかなぁ?

さて、さて、なぜいきなり90点か、というと、100点とったら、好きなもの、90点以上なら、ちょっとしたご褒美、と約束したからなのです(爆)。
私はあまりこういう事は好きではないので、今までひたすら耐えて来たのですが、さすがに、インセンティブなしでは、かなりまずい状態になってきていたのです。
しかし、こうも「現金」だと、もっと早くからやっておけば良かったかな、という想いと、こんなに簡単に勉強するなら、なぜ、ご褒美無しで、やらないのか、という二重の考えが交差してしまいます、うう、辛い。

まぁ、色々な人に相談したり、私なりに考えた結果、流れが定着し、やればできる、という気持ちを高めるまでは、打算的ですが、この方法で行こうと思います。

し、しかし問題は、いつも真面目にやっているりなが、「どうして私には何もないの~?」というごもっともな指摘を。。。
そこで、また「ちょっとしたおやつ」を買ってしまうことになってしまいました。。。

まぁ、でも、基本、親がしっかりマネジメントしなくちゃいけないということで、私も毎日、チェクを怠らないように、つまりは、二人三脚で、頑張っております♪
ほんと、嬉しいやら、情けないやら、の日々です。

宿題に追われる毎日!

2013-11-01 | Bilingual/Japanese School
今年になって大きく変わって来た事。それは、やっぱり宿題でしょう(笑)
ありの現地校の宿題はこんな感じ。

ー月から木まで毎日最低、本を20分読み、その記録をつけて金曜日に提出。
ータイプのブラインドタッチを週3回、ソフトウエアを使ってやる。学校でやりたい子は、7時45分から8時まで、学校のコンピュータルームでも可能。
ー算数シート2ページ
ーランゲージ2ページ
あとは、プロジェクトなど、場合に応じてプラスアルファ。

ありの学校は、共通テストなどは、極力少ない学校で、テスト勉強をしなくても良いのですが、一方で、5年生からは、かなり勉強させることで有名。
タイムマネジメントと効率よく学ぶ習慣を小さい時から身につけさせるのが目的で、ちょうど今年3年生から宿題が始まりました。

ありは、かなり、完璧主義なので、きちんとやろうと思って、結構、中途半端になることも。
先生は、できなくても、とにかく毎日やることで、習慣付けるのが大事とのこと。
ありは、一人でさくさくやるので、私が手伝わなくてもいいものの、宿題を持って行く、という基本を忘れたりするのが情けない。

さて、それに加えて、日本語学校の宿題があり、それは、もう、数倍大変です!
ー国語は漢字の書き取り、読み方、教科書の音読、読解、テスト準備など。
ー算数は計算などと、テスト準備など。

特に漢字は大変で、とにかく苦手意識が先にあるので、取りかかるまでが、もう大変。
車の中で覚えたりもしていますが、いつも、ぎりぎりまで持ち越すので、金曜の夜と土曜日の朝はパニック状態。
もっと、早くからこつこつやれば良いのに、と思うのですが、本人のやる気がなくテンション低いので、もう大変です(涙)。
意外とだらだらやってしまいがちなので、遊びと勉強のめりはりが、もっと必要なのですが。。。

私もかつて放課後は、ガールズを遊ばせつつ、仕事をしていたこともありましたが、今年からは、宿題があるので、そんな余裕もなくなりました。。。
でも、やはり、毎週、やらなければならない、というプレッシャーは大事。これがなければ、恐らく、何もしないと思うので。
といっても、けっこう、まったりと過ごしてもいるのですが。

一方、りなは、現地校の宿題はまだありません。
日本語学校は、ひらがな、かたかな、音読などと、算数の計算や図形で、前にも書いたように、意外とささっと片付けてしまうので、今のところ心配なし。

ありは、観察能力、分析能力など、思考力は結構あると思うのですが、とにかく考えずに覚えてやる、というのが、かなり苦手で、私も引きずられて苦労しております。。。

というわけで、今日、金曜日は、例によって、ありの宿題とテスト対策に追われております。
これも、いつかは良い想い出になるのでしょうか。。。

子供が小さい時も、子育て初めたばかりで、色々悩み、5歳から7歳くらいは、あまり手間がかからずほっとしていましたが、8歳くらいからは、お勉強という難題がやってくるのですね。
ほんと子育てはエンドレスです~~~!