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フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み

2012年05月08日 | Workshop
フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み
http://book.akahoshitakuya.com/b/4833420090

2012年4月29日に発売された本、話題のフューチャーセンターについて分かりやすく書かれています。

以下、まとめ■
●フューチャーセンターの重要な要素
... ・力を結集して行動を起こすことへのこだわり

●なぜ、フューチャーセンター?
・「仲間が集まって対話をしているだけにとどまらない、開かれた関係性を次々と生み出していく場を必要としているから
・「未来の知的資本」を生み出す

●この本での概念
・想像的なワークショップのファリシテーションという「機能」を提供し、そこで対話やアイデア創出という「活動」を行っていること

●起業が取り組む理由
level-1 企業の中に対話の文化を育みたい
level-2 組織横断でスピーディーに問題解決できるようにしたい
level-3 社外ステークホルダーとともにイノベーションを起こしたい

●フューチャーセンター間の連携が重要

●フューチャーセンターの思想
・社会や市場のエコシステム(生態系)をつくっているのは、私たち一人ひとりの関係性である
・今日この部屋にいる100人がネットワークするだけで社会は変わる
・「未来のステークホルダー」を選ぶ(誰とネットワークするか)のは、私たち一人ひとりの意思である
・社会イノベーションが起きるかどうかは、私たち一人一人の行動の結果である
・このような考えを具現化したのがフューチャーセンターである

●6つの原則
・フューチャーセンターでは、想いを持った人にとっての大切な問いから、すべてがはじまる
・フューチャーセンターでは、新たな可能性を描くために、多様な人たちの知恵が一つの場に集まる
・フューチャーセンターでは、集まった人たちの関係性を大事にすることで、効果的に自発性を引き出す
・フューチャーセンターでは、そこでの共通経験やアクティブな学習により、新たなよりよい実践が創発される
・フューチャーセンターでは、あらゆるものをプロトタイピングする
・フューチャーセンターでは、質の高い会話が、これからの方向性やステップ、効果的なアクションを明らかにする


●方法論
・対話の方法論
・未来志向の方法論
・デザイン思考の方法論

●フューチャーセンターにおけるファシリテータ
セッションの設計と運営に責任を持つ
「7つの仕掛け」
・「ケア」するメール
・あこがれベンチマーキング
・アガペーモード
・鍋奉行ホワイトボード
・付箋ワークセッション
・内職プレゼンテーション
・あとづけバイオグラフィー

テンションのコントロール
・コミュニケーションの「緊張感」を下げる
・コミットメントに対する「張り」を高める

「あの場所に行けば、この複雑に絡んだ問題が解決するのではないか、今までとは違う雰囲気で、よい対話が出来るのではないか」と思わせる

●設計ガイドライン
・信頼性のデザイン
・多様性のデザイン
・関係性のデザイン
・全体性のデザイン
・可視性のデザイン
・安心感のデザイン

●「よい場」とは
その場に来た人が真っ先に、「ここは違う」と感じられる場であること

●「おもてなし」とは
ワクワク感を高めること
あたたかく迎えられたというホカホカ感を味わえるようにすること
主体的に参加できたという「参加感」を満たすこと

●アクションにつながる要因
・課題提起者が本気であること
・実行力を持った参加者がいること
・ファシリテータが強い意志を持って関わること


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