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本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

本能寺の変:通説の創作者は秀吉!

2016年08月10日 | 通説・俗説・虚説を斬る!
 本能寺の変の通説とされる怨恨(えんこん)説・野望説はまったく根拠のないものです。
 >>> 本能寺の変、その「うんちく」間違ってます!
 こういった通説は江戸時代に書かれた歴史小説である「軍記物」によって創作され、それが歌舞伎や人形浄瑠璃にまでなって広まってしまったものです。さらに悪いことに、現代になって軍記物をネタに使って著名な小説家がベストセラー小説を書き、その小説を原作としたテレビの大河ドラマがくりかえし放映されて日本中に広まってしまったのです。
 それでは、これを逆順に辿っていくとどうなるでしょうか?
 大河ドラマ(脚本家) ⇒ 小説(小説家) ⇒ 軍記物(軍記作家) ⇒ ?(?)
 おそらく、初めに言い出した書き物作者がいるのではないか?という疑問を持つのではないでしょうか?自然発生的にいろいろな軍記物が同じ趣旨の作り話を作っていったというのも変な気がします。
 ひとつの発信源があるはず!
 ところが、こういう疑問を持ったのは私が初めてだったようです。今までどなたもこのような問も答も言っていないのです。
 この疑問を抱いて辿っていった結果、とうとう一冊の本に到達しました。
 それが本能寺の変の4ヵ月後に書かれた『惟任退治記』です。惟任(これとう)とは光秀が朝廷から賜った名字です。つまり、光秀を鬼を退治するが如くに退治した、という顛末を書いた本です。退治したのはもちろん秀吉。
 そして、この本を書かせたのが他でもない秀吉その人!秀吉が家臣に書かせたものだったのです。
 この本には怨恨説の元になることが書かれています。
 「怨みを以って恩に報ずる前例がないわけではない
 信長の最期の言葉として、このように光秀の怨みによる謀反だと書いています。
 そればかりではありません。野望説の元も書かれています。そして、その証拠として書かれているのが愛宕百韻の発句です。土岐氏である自分が天下をとると宣言したとされる句です。
 「光秀発句にいわく、
   時は今あめが下しる五月かな
  今、これを思惟すれば、すなわち、誠に謀反の先兆なり

 愛宕百韻を改竄したのは『惟任退治記』であり、秀吉だったのです。
 >>> 愛宕百韻が改竄されている話はこちらへ
 そして、謀反が光秀の単独犯行だという通説の元も書かれています。
 「光秀は密に謀反をたくらむ
 通説の元を創作したのは秀吉!!!
 四百年以上にわたって、秀吉の嘘に日本国中がだまされてきたという衝撃の事実です。
 そして、さらに本能寺の変研究学界がこの事実を指摘していないという「怪」!!
 >>> 愛宕百韻:桑田忠親・金子拓両博士の怪 
 皆さんはこの事実をどのように思われますでしょうか。

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 本能寺の変研究の欠陥を暴き、「本当の歴史」を知る面白さを説く!
 「若い方々や歴史に興味のない方々に歴史を好きになってもらいたいと思って書きました」
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