
夏季展「酒井抱一の短冊で一年と楽しむ -待合掛と茶会の道具たち-」
湯木美術館 サイト
※7月31日(木)まで
酒井抱一の12ヶ月の絵は結構よく見た。
畠山記念館でも見たし、
3年前の生誕250年の展覧会でも見たっけ。
(もっとも、12ヶ月全部一緒に~というワケにはいかなかった)
今回は短冊。
12ヶ月セットの発注を受けて描いたらしい。
しかも、自作の俳句を添えて。
ちょっと捻りの効いた内容が待合掛にピッタリ。
茶事の上では、その日の趣向をさりげなく示す“謎かけ”的なアイテムだしね。
実は描かれている絵は小さくて、しかもあんまりハッキリしてなかった。
俳句の文字も自力では読めなくて。
でも、印刷で読める。
そうなると、現代語訳を読まずとも意味は理解できる。
楽しい。
俳諧の才能もけっこうあったようだ。
さすが大名家の出身。
書き写した。
(原文そのままではなく、適当に漢字混ぜました)
4月「鷺白し青田はあをし筑波山」
5月「アの声は嬉(うれし)の森かほととぎす」
6月「朝顔の明日(あした)待たるる蕾(つぼみ)数」
7月「なまめかし軒の燈籠や星の竹」
8月「夕立や晴れ間はれまのまつの月」
9月「雁も田に居なしむ頃や十三夜」
10月「口切や南天あかし んめしろし」 ←「んめしろし」がイマイチわからん
11月「狩衣に雪を担(こねふ)やせせのわたり」
12月「此(こ)のとしも きつね舞して こへにけり」
1月「初夢やまつ一富士とふて始」
2月「梅一里それから先は波の音」
3月「入相(いりあい)のかねもくれ行く花の中」
12ヶ月とは別に桜の画賛あり。「花ひらのやまも動かすさくらかな」
乙御前の絵も可愛かった。
ちなみに、チラシに「会期中、一部展示替えがあります」と書いてあったので、
受付で後半はどこが替わるのかを確認したら、
「ディスプレイしたら、全部並んだので、今回は展示替えやめまーす」とのことでした。
★次回は9月から。
秋季特別展『大名家の茶道具帳-蔵帳と名物茶道具-』
会期:9月2日(火)~12月14日(日)
前期:9月2日(火)~10月19日(日)、後期:10月22日(水)~12月14日(日)
今回、予定外に訪問できてしまったため、
昨年末に友の会に入会以降、4度目の入館となった。
あと1回行ったら、モトが取れる。(ちなみに私は花会員3,000円)
たぶん、楽勝。てか、前期も後期も行きたいなぁ。
それと、友の会に入っていると「雪月花」なる会報が郵送されてくる。
書かれている展覧会の解説が的確で鑑賞に役立つ。
(予習するにも復習するにも)
こういう特典も考えると、次回も継続しようかなと思う。
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★湯木美術館バックナンバーリスト
2014月7月『酒井抱一の短冊で一年と楽しむ -待合掛と茶会の道具たち-』(茶会の道具)
2014年6月『海を渡ってきた茶道具-名物記・茶会記に現れた唐物・南蛮・高麗-』
2014年2月『激動期の茶の湯』(前期)
2013年12月『湯木貞一の眼差し 茶の湯と料理の器』後期
2013年9月『湯木貞一の眼差し 茶の湯と料理の器』前期
2013年7月『吉兆庵湯木貞一の茶事-五月雨の茶事・朝茶-』
2013年6月『茶の湯の漆器―利休と不昧のデザイン―』2期
2013年4月「茶の湯の漆器―利休と不昧のデザイン―」1期
2013年1月「江戸時代の千家のわび茶 宗旦の高弟とその子孫たち」
2012年10月「関西数寄者の茶道具」(前期)
2012年5月「名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-」2期
2012年3月「名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-」1期
2012.2月「千家名物とその周辺-利休・少庵・宗旦の茶道具
2011.12月 秋季展「茶道具の琳派」
2011.8月 夏季展「夏の祭釜と茶道具」
2011.6月 「日本<茶>料理の開拓者 吉兆庵湯木貞一生誕110周年記念展」三期「湯木貞一の茶道具 - コレクションから」
2011.5月 「日本<茶>料理の開拓者 吉兆庵湯木貞一生誕110周年記念展」二期:「数寄者との交流 - 小林逸翁・松永耳庵・松下幸之助」
2010.9月 『上方豪商の茶』
2010年5月 『釜と水指』
2010年3月 『茶の裂地』
2009年11月 『棗と茶杓』
2009年5月 『千家十職-茶道具と懐石の器』
2008年10月 『茶道具と器にみる四季の花』
2008年3月 『茶碗を愉しむ』
2007年11月 『風流と美』
湯木美術館 サイト
※7月31日(木)まで
酒井抱一の12ヶ月の絵は結構よく見た。
畠山記念館でも見たし、
3年前の生誕250年の展覧会でも見たっけ。
(もっとも、12ヶ月全部一緒に~というワケにはいかなかった)
今回は短冊。
12ヶ月セットの発注を受けて描いたらしい。
しかも、自作の俳句を添えて。
ちょっと捻りの効いた内容が待合掛にピッタリ。
茶事の上では、その日の趣向をさりげなく示す“謎かけ”的なアイテムだしね。
実は描かれている絵は小さくて、しかもあんまりハッキリしてなかった。
俳句の文字も自力では読めなくて。
でも、印刷で読める。
そうなると、現代語訳を読まずとも意味は理解できる。
楽しい。
俳諧の才能もけっこうあったようだ。
さすが大名家の出身。
書き写した。
(原文そのままではなく、適当に漢字混ぜました)
4月「鷺白し青田はあをし筑波山」
5月「アの声は嬉(うれし)の森かほととぎす」
6月「朝顔の明日(あした)待たるる蕾(つぼみ)数」
7月「なまめかし軒の燈籠や星の竹」
8月「夕立や晴れ間はれまのまつの月」
9月「雁も田に居なしむ頃や十三夜」
10月「口切や南天あかし んめしろし」 ←「んめしろし」がイマイチわからん
11月「狩衣に雪を担(こねふ)やせせのわたり」
12月「此(こ)のとしも きつね舞して こへにけり」
1月「初夢やまつ一富士とふて始」
2月「梅一里それから先は波の音」
3月「入相(いりあい)のかねもくれ行く花の中」
12ヶ月とは別に桜の画賛あり。「花ひらのやまも動かすさくらかな」
乙御前の絵も可愛かった。
ちなみに、チラシに「会期中、一部展示替えがあります」と書いてあったので、
受付で後半はどこが替わるのかを確認したら、
「ディスプレイしたら、全部並んだので、今回は展示替えやめまーす」とのことでした。
★次回は9月から。
秋季特別展『大名家の茶道具帳-蔵帳と名物茶道具-』
会期:9月2日(火)~12月14日(日)
前期:9月2日(火)~10月19日(日)、後期:10月22日(水)~12月14日(日)
今回、予定外に訪問できてしまったため、
昨年末に友の会に入会以降、4度目の入館となった。
あと1回行ったら、モトが取れる。(ちなみに私は花会員3,000円)
たぶん、楽勝。てか、前期も後期も行きたいなぁ。
それと、友の会に入っていると「雪月花」なる会報が郵送されてくる。
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2014月7月『酒井抱一の短冊で一年と楽しむ -待合掛と茶会の道具たち-』(茶会の道具)
2014年6月『海を渡ってきた茶道具-名物記・茶会記に現れた唐物・南蛮・高麗-』
2014年2月『激動期の茶の湯』(前期)
2013年12月『湯木貞一の眼差し 茶の湯と料理の器』後期
2013年9月『湯木貞一の眼差し 茶の湯と料理の器』前期
2013年7月『吉兆庵湯木貞一の茶事-五月雨の茶事・朝茶-』
2013年6月『茶の湯の漆器―利休と不昧のデザイン―』2期
2013年4月「茶の湯の漆器―利休と不昧のデザイン―」1期
2013年1月「江戸時代の千家のわび茶 宗旦の高弟とその子孫たち」
2012年10月「関西数寄者の茶道具」(前期)
2012年5月「名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-」2期
2012年3月「名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-」1期
2012.2月「千家名物とその周辺-利休・少庵・宗旦の茶道具
2011.12月 秋季展「茶道具の琳派」
2011.8月 夏季展「夏の祭釜と茶道具」
2011.6月 「日本<茶>料理の開拓者 吉兆庵湯木貞一生誕110周年記念展」三期「湯木貞一の茶道具 - コレクションから」
2011.5月 「日本<茶>料理の開拓者 吉兆庵湯木貞一生誕110周年記念展」二期:「数寄者との交流 - 小林逸翁・松永耳庵・松下幸之助」
2010.9月 『上方豪商の茶』
2010年5月 『釜と水指』
2010年3月 『茶の裂地』
2009年11月 『棗と茶杓』
2009年5月 『千家十職-茶道具と懐石の器』
2008年10月 『茶道具と器にみる四季の花』
2008年3月 『茶碗を愉しむ』
2007年11月 『風流と美』