「茶道具と器にみる四季の花」
湯木美術館
※前期:9月20日(土)~11月3日(月) 後期11月5日(水)~12月14日(日)
ビジネス街にひっそりと建つ細いビルの中にあって、とても小さな美術館。
ちょっと引っ込んだ入り口も奥ゆかしい。
と、ここを訪れる度に思う。
今回は茶碗と茶入の展示がなかったのが、ちょっと淋しかった。
でも、その前(藤田美術館)とこの後(滴翠美術館)で堪能した分、
バランス的にはちょうどよかったのかも。
(と、今になって思う)
棗・替茶器では
鈍翁の箱書のある藤蒔絵の金輪寺。
紫陽花に住吉蒔絵、秋草蒔絵と普段は“共演”しない取り合わせが一堂に。
ちょっと混乱した。
その中で、貝桶の形をした茶器は面白かった。
染付の平蓮水指、これは絶対に見立てだと思う。
水指よりも鉢。
蓋を開けた内側が“蓮の花”できれい。
鉢やお皿、酒器、お碗などの漆器はさすが料亭の湯木貞一さんのコレクション。
どれも、「これで懐石をいただいたら、美味しいだろうなぁ」と思えるもの。
(実際に料理を盛ったパネル写真があればよかったのだけど)
全般的に「四季」をテーマにしているのはわかるけど、
その季節感を大事にしてほしい。
春の物と秋の物、夏の物、冬の物をただ横並びで展示しているのは無粋。
(学芸員さんの大きな深い意図があったのかもしれないが)
吉兆も最近でこそ、他がすごくて話題に上らなくなったとはいえ、
やはり元気がなさそう。
今回の展示もその空気を反映してか、ちょっと物足りなかったかなぁ。
【参考~このブログにおける過去の湯木美術館の記事】
2008年3月 『茶碗を愉しむ』
2007年11月 『風流と美』
湯木美術館
※前期:9月20日(土)~11月3日(月) 後期11月5日(水)~12月14日(日)
ビジネス街にひっそりと建つ細いビルの中にあって、とても小さな美術館。
ちょっと引っ込んだ入り口も奥ゆかしい。
と、ここを訪れる度に思う。
今回は茶碗と茶入の展示がなかったのが、ちょっと淋しかった。
でも、その前(藤田美術館)とこの後(滴翠美術館)で堪能した分、
バランス的にはちょうどよかったのかも。
(と、今になって思う)
棗・替茶器では
鈍翁の箱書のある藤蒔絵の金輪寺。
紫陽花に住吉蒔絵、秋草蒔絵と普段は“共演”しない取り合わせが一堂に。
ちょっと混乱した。
その中で、貝桶の形をした茶器は面白かった。
染付の平蓮水指、これは絶対に見立てだと思う。
水指よりも鉢。
蓋を開けた内側が“蓮の花”できれい。
鉢やお皿、酒器、お碗などの漆器はさすが料亭の湯木貞一さんのコレクション。
どれも、「これで懐石をいただいたら、美味しいだろうなぁ」と思えるもの。
(実際に料理を盛ったパネル写真があればよかったのだけど)
全般的に「四季」をテーマにしているのはわかるけど、
その季節感を大事にしてほしい。
春の物と秋の物、夏の物、冬の物をただ横並びで展示しているのは無粋。
(学芸員さんの大きな深い意図があったのかもしれないが)
吉兆も最近でこそ、他がすごくて話題に上らなくなったとはいえ、
やはり元気がなさそう。
今回の展示もその空気を反映してか、ちょっと物足りなかったかなぁ。
【参考~このブログにおける過去の湯木美術館の記事】
2008年3月 『茶碗を愉しむ』
2007年11月 『風流と美』