新春展「新春の取り合わせ」 茶道資料館 サイト
3月20日(火・祝)まで。前期は2月19日(日)まで、後期:2月21日(火)-3月20日(火・祝)
前後期でどれくらい展示替があるかどうかはわからないが、今回は前期展を見学。
展示リストと展示順は全く一致しないので、見落としのないように見たものに○をつけるようにしている。
ほとんど○がついているので、これは前期用のリスト?
リストは道具の種類に分類してグルーピングして、上から順に番号を付与している。
対して、展示室は1ブロックごとに茶室ととらえて? 取り合わせで展示している?
よって、どの掛け物にはどの道具が合うのか、その「格」の合わせ方がわかるかも?と思えた。
なので、そこをメモしていくのに結構苦心した。
例えば、1階の展示室入った正面の後水尾天皇の宸翰には青磁累座花入。
無限斎の龍画賛の前に翠交趾寿字香合、万歳烏帽子香合、紫交趾丸龍香合、水戸徳川家伝来のハジキ香合。
伝外宗左筆の「普」の字偈の前には千宗拙や宗旦、仙叟の竹茶杓。
宗拙の茶杓の筒には大きな穴が空いていて、それが妙に印象に残った。
生没年みると、宗旦14歳の時の子になる。うーーーん、やっぱり謎の人。
尾張徳川家二代の光友公筆の一行物の前には尾張徳川家伝来の胡銅の花入。
謡曲「老松」の訓点書の前には信楽水指「老松」。ほんと松の古木の幹みたい。
松花堂昭乗の大黒布袋画賛の前には春斎の芽張柳の棗。
宗哲でよく見る芽張柳って、早春の芽吹く柳の意匠だったんだなぁ、と今更ながら気がつく
宗旦が今川義元の曾孫に宛てた消息の前には三井家伝来の志野茶碗や仁清の茶碗や不見斎の赤楽など。
ほか、印象に残った道具。
仁清の逆さ瓢の箪瓢水指(←とリストに書いてある)はお洒落。
御本水指。御本茶碗はよく見るけど、水指は初めて。うすい一重口。
遠州伝来、鈍翁が旧蔵した南蛮芋頭水指はベターとした蓋がおもしろい。
前日、湯木美術館でもみた山科宗甫の竹茶杓。(宗旦の弟)
与次郎作の尻張釜。お手本のような形。
西村道也の霰責紐釜。立ち上がりにまで霰が打っていてスゴイ。
坐忘斎家元の横物「玉兎千年寿」。字が涼しげ。
2階ではなんといっても、三代中村宗哲の吉野絵懐石道具。
柄の華麗さもあるけど、最初の膳。
飯椀、汁椀、坪椀、平椀のセット、初めて本物を見たっ
坪椀だけ高台があって、あとは碁笥底になっているのが特徴。
他も見たけど、四つ椀のインパクトが強かったのと外国人の団体さんがいたので、あまり集中して見られず。
茶箱のセットと炭道具一式がよかったな。
まぁ、そんなところ。
今はまだいいけれど、三月半ばにまだ「新春」の展示はちょっと苦しくなるんじゃないかなーという気がする。
季節の先取りはいいけど、いつまでも引きずるのは?
ま、余計なことですが
春分の頃(3月20日)までの展示して、その後は1週間の休館。第四週の週末は開いてないんだねぇ
次の展示は3月27日(火)-6月10日(日)で、春季展「画賛と待合のしつらえ(仮称)」。
同じ今出川通付近にある北村美術館の展示予定もわかった。
3月10日(土)~6月10日(日)、「野遊の茶」
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★茶道資料館バックナンバーリスト
2011年10月 肥後松井家の名品「武家と茶」
2011年8月「鵬雲斎千玄室の茶」(後期)
2011年5月「鵬雲斎千玄室の茶」(前期)
2011年2月「近代茶道の先駆者 玄々斎と又日庵 」
2010年11月「東京国立博物館蔵 広田不孤斎コレクション 茶の湯の名品」
2010年9月「千家茶道の継承 裏千家十三代 圓能斎鉄中宗室」
2010年5月「茶書にみる茶の湯の歴史」
2009年11月「わび茶の誕生-珠光から利休まで-」
2009年3月「春に笑む」
2008年10月「鎌倉時代の喫茶文化」
2008年8月「涼を求めて 染付磁器の魅力」
2007年11月「千宗旦」
3月20日(火・祝)まで。前期は2月19日(日)まで、後期:2月21日(火)-3月20日(火・祝)
前後期でどれくらい展示替があるかどうかはわからないが、今回は前期展を見学。
展示リストと展示順は全く一致しないので、見落としのないように見たものに○をつけるようにしている。
ほとんど○がついているので、これは前期用のリスト?
リストは道具の種類に分類してグルーピングして、上から順に番号を付与している。
対して、展示室は1ブロックごとに茶室ととらえて? 取り合わせで展示している?
よって、どの掛け物にはどの道具が合うのか、その「格」の合わせ方がわかるかも?と思えた。
なので、そこをメモしていくのに結構苦心した。
例えば、1階の展示室入った正面の後水尾天皇の宸翰には青磁累座花入。
無限斎の龍画賛の前に翠交趾寿字香合、万歳烏帽子香合、紫交趾丸龍香合、水戸徳川家伝来のハジキ香合。
伝外宗左筆の「普」の字偈の前には千宗拙や宗旦、仙叟の竹茶杓。
宗拙の茶杓の筒には大きな穴が空いていて、それが妙に印象に残った。
生没年みると、宗旦14歳の時の子になる。うーーーん、やっぱり謎の人。
尾張徳川家二代の光友公筆の一行物の前には尾張徳川家伝来の胡銅の花入。
謡曲「老松」の訓点書の前には信楽水指「老松」。ほんと松の古木の幹みたい。
松花堂昭乗の大黒布袋画賛の前には春斎の芽張柳の棗。
宗哲でよく見る芽張柳って、早春の芽吹く柳の意匠だったんだなぁ、と今更ながら気がつく
宗旦が今川義元の曾孫に宛てた消息の前には三井家伝来の志野茶碗や仁清の茶碗や不見斎の赤楽など。
ほか、印象に残った道具。
仁清の逆さ瓢の箪瓢水指(←とリストに書いてある)はお洒落。
御本水指。御本茶碗はよく見るけど、水指は初めて。うすい一重口。
遠州伝来、鈍翁が旧蔵した南蛮芋頭水指はベターとした蓋がおもしろい。
前日、湯木美術館でもみた山科宗甫の竹茶杓。(宗旦の弟)
与次郎作の尻張釜。お手本のような形。
西村道也の霰責紐釜。立ち上がりにまで霰が打っていてスゴイ。
坐忘斎家元の横物「玉兎千年寿」。字が涼しげ。
2階ではなんといっても、三代中村宗哲の吉野絵懐石道具。
柄の華麗さもあるけど、最初の膳。
飯椀、汁椀、坪椀、平椀のセット、初めて本物を見たっ
坪椀だけ高台があって、あとは碁笥底になっているのが特徴。
他も見たけど、四つ椀のインパクトが強かったのと外国人の団体さんがいたので、あまり集中して見られず。
茶箱のセットと炭道具一式がよかったな。
まぁ、そんなところ。
今はまだいいけれど、三月半ばにまだ「新春」の展示はちょっと苦しくなるんじゃないかなーという気がする。
季節の先取りはいいけど、いつまでも引きずるのは?
ま、余計なことですが
春分の頃(3月20日)までの展示して、その後は1週間の休館。第四週の週末は開いてないんだねぇ
次の展示は3月27日(火)-6月10日(日)で、春季展「画賛と待合のしつらえ(仮称)」。
同じ今出川通付近にある北村美術館の展示予定もわかった。
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2009年11月「わび茶の誕生-珠光から利休まで-」
2009年3月「春に笑む」
2008年10月「鎌倉時代の喫茶文化」
2008年8月「涼を求めて 染付磁器の魅力」
2007年11月「千宗旦」
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