開館30周年記念秋季特別展『わび茶の誕生-珠光から利休まで』
茶道資料館 ※11月29日(日)まで
前回の文房具展開催の折りは来なかったので、訪れたのは「春に笑む」以来。
「えらく他所から借り物が多いなぁ」と思っていたら、30周年記念だったのねぇ。
だから、豪華版だったのかぁ。
しかし、目録を見ながら観賞していたら、ないものが多い。
順次、展示入れ替えをしているそうだが、展示期間の記載がないからわかりづらい。
仕方なく、観たものを一つ一つ○つけていくというベタな確認しながら観賞。
結局、チラシに載っていた「目玉」展示の半分が時期を外して観ることができず
と、愚痴はさておき、かろうじて観ることができた道具の中からの感想。
1階は「わび茶が出てくるまで」。つまり珠光までのラインナップ。
やはり、天目茶碗や堆朱など明代、元代、南宋時代の唐物は必須。
1年前に観た「鎌倉文化の喫茶文化」を思い出した。
九博所蔵の油滴天目がステキ。そして、天目台も気になる。
薄い木地で溜塗のような上品な台。
他には徳川美術館から借り出した唐物茶壺の銘「松花」。
茶道文化検定の公式テキストにも写真から載っていて、見慣れていたせいか、
思わず「おーーーっ。これが松花かぁ」とマジマジと観賞した。
帽子(←蓋の覆い)がなくて、まんまだったけどねぇ。
ただ、他はねぇ。。。
いいものは出ているのだけど、
三井記念美術館の肩衝茶入「遅桜」とか珠光青磁の茶碗とか、
五島美術館の宗悟茄子茶入や円座肩衝茶入とか。
既に観たものが幾つかあり、そして観たいと思っていたものはなく
今日庵が所蔵する長次郎の赤楽 どちらか1つでもいいから観たかった~。
さんざん探して、どうやら目録には記載がない長次郎の黒楽「法輪寺」が赤楽の代替らしいと知り、がっくり。
でも、別室で特別出品されたいた六閑斎作の赤茶碗・銘「太郎」が観られたから、まぁよしとするかぁ。
(六閑斎作の茶杓は何度か拝見したが、茶碗は初めてだったので)
他は瀬田掃部宛の利休の消息「枝豆の文」も面白かった。
単なる枝豆をもらったお礼状なのだけど。
こういうものを大事に保管して掛軸にまで仕立てちゃうのって、日本人独特の感性だなーと思う。
まぁ、個人的には少々消化不良だったけど、客観的にはオススメしたい展覧会です。
呈茶席、今回は点て出し。
細川護煕さんの小ぶりの信楽の茶碗でいただきました。
手にすっぽりと包み込むように持てるなかなかよいお茶碗。
点茶盤には檜垣青子さんのお茶碗が荘られていて、懐かしかった。
あ、そうそう。
資料館に行く前後に兜門前へ必ず通り抜けだけする本法寺。
境内に長谷川等伯の銅像があるとで知り、今回やっと確認。
隣には本阿弥光悦が手植えしたと伝わる松の木。
まぁ、千家とは関わりの深いお2人だからねぇ。
茶道資料館 ※11月29日(日)まで
前回の文房具展開催の折りは来なかったので、訪れたのは「春に笑む」以来。
「えらく他所から借り物が多いなぁ」と思っていたら、30周年記念だったのねぇ。
だから、豪華版だったのかぁ。
しかし、目録を見ながら観賞していたら、ないものが多い。
順次、展示入れ替えをしているそうだが、展示期間の記載がないからわかりづらい。
仕方なく、観たものを一つ一つ○つけていくというベタな確認しながら観賞。
結局、チラシに載っていた「目玉」展示の半分が時期を外して観ることができず
と、愚痴はさておき、かろうじて観ることができた道具の中からの感想。
1階は「わび茶が出てくるまで」。つまり珠光までのラインナップ。
やはり、天目茶碗や堆朱など明代、元代、南宋時代の唐物は必須。
1年前に観た「鎌倉文化の喫茶文化」を思い出した。
九博所蔵の油滴天目がステキ。そして、天目台も気になる。
薄い木地で溜塗のような上品な台。
他には徳川美術館から借り出した唐物茶壺の銘「松花」。
茶道文化検定の公式テキストにも写真から載っていて、見慣れていたせいか、
思わず「おーーーっ。これが松花かぁ」とマジマジと観賞した。
帽子(←蓋の覆い)がなくて、まんまだったけどねぇ。
ただ、他はねぇ。。。
いいものは出ているのだけど、
三井記念美術館の肩衝茶入「遅桜」とか珠光青磁の茶碗とか、
五島美術館の宗悟茄子茶入や円座肩衝茶入とか。
既に観たものが幾つかあり、そして観たいと思っていたものはなく
今日庵が所蔵する長次郎の赤楽 どちらか1つでもいいから観たかった~。
さんざん探して、どうやら目録には記載がない長次郎の黒楽「法輪寺」が赤楽の代替らしいと知り、がっくり。
でも、別室で特別出品されたいた六閑斎作の赤茶碗・銘「太郎」が観られたから、まぁよしとするかぁ。
(六閑斎作の茶杓は何度か拝見したが、茶碗は初めてだったので)
他は瀬田掃部宛の利休の消息「枝豆の文」も面白かった。
単なる枝豆をもらったお礼状なのだけど。
こういうものを大事に保管して掛軸にまで仕立てちゃうのって、日本人独特の感性だなーと思う。
まぁ、個人的には少々消化不良だったけど、客観的にはオススメしたい展覧会です。
呈茶席、今回は点て出し。
細川護煕さんの小ぶりの信楽の茶碗でいただきました。
手にすっぽりと包み込むように持てるなかなかよいお茶碗。
点茶盤には檜垣青子さんのお茶碗が荘られていて、懐かしかった。
あ、そうそう。
資料館に行く前後に兜門前へ必ず通り抜けだけする本法寺。
境内に長谷川等伯の銅像があるとで知り、今回やっと確認。
隣には本阿弥光悦が手植えしたと伝わる松の木。
まぁ、千家とは関わりの深いお2人だからねぇ。
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