昨日、ランドセルを置いてすぐに
電車に飛び乗って京都へ向かいました。
なかなかない旦那さんの平日休みで、
ちょうど祇園祭のタイミングだったので、
「行くしかない!」と、思って。
京都の地下鉄四条駅から地上へ上がると、
京都独特の蒸し暑さに「やっぱり暑いやん。。。」と、
ワケもない苛立ちと共に、
その暑さが何だか懐かしく思えたり。
すぐに向かったのは、何だかんだ言っも祭の花形、長刀鉾。
今回は、子供達を鉾に乗せてやりたくて。
時間が経つにつれて混むのが予想されたので、
早々にクリアしとかないと。
長刀鉾町のグッズを何か一つ買うと、
上がらせてもらえます。
とっても嬉しそう。
長刀鉾は、今でも女人禁制を守られているので、
私は鉾には渡ることができません。
私は、2階の渡りの前のお部屋で待機。
鉾からこちらを写した図。
長刀鉾から降りて、しばしそぞろ歩き。
小腹が空いていたので、祇園祭の間にしか食べられない限定モノを
ゲットしに向かいました。
しみだれ豚まん。
その名のとおり、醤油ダレが皮にしみていて、
かなりそそられる一品。
結構大きくて、ボリュームあり。
肉だねも、醤油味の具沢山。
満足、満足♪
前田珈琲の屋台で、カプチーノかき氷を。
シナモンとコンデンスミルクがふりかけてあって、
コーヒー好きな私好み♪
つまみ食いはこれくらいにしておいて・・・
晩ご飯は、ぼんのリクエストで何故かもんじゃ焼き(苦笑)。
ママは鱧が食べたかったんやけどな~~。。。
食べ慣れないモノです。
見事に『土手』が決壊しております。
混ぜてしまえば、一緒やんね?
晩ご飯を食べ終わって外に出ると、すっかり暗くなっていて。
宵山は、やっぱり暗くなって、コンチキチン♪の
お囃子が聴こえるほうが、断然風情があります。
夜店をブラブラ歩きながら、
お祭の雰囲気を楽しんで。
それぞれの町内のお手伝いで
駆りだされている子供達の
「買うてんか~」の掛け声がとっても可愛らしい。
最後に、南観音山の鉾に上がってきました。
長刀鉾が巡行の先頭を歩くのが決まっているのと同じで、
この南観音山は、最後を歩くのが決まっているそうで。
この鉾は、女性もオッケーなので私も上がらせてもらいました。
たくさん歩いたね。
おそくなっちゃったね。
でも、楽しかったね。
帰りの電車の中では、すぐに眠ってしまった2人。
幼い頃、私も親に連れられて来たっけ、祇園祭。
厄除けのお飾り用ちまきを、食べられるちまきと勘違いして、
バラバラに解いて分解して、「このちまき、お餅入ってへん!」と
逆ギレしたことも。
人混みの中、ずっと父と手をつないで歩いているつもりだったのに
実は知らない男の人と、ずっとラブラブ手をつないで歩いていてたことも。
手を離さないで!迷子になるよ!と、
自分の子供達に注意をしながら、
自分もたいがいやったやん・・・(笑)!と、懐かしく思い出してみたり。
それはそうと・・・
祇園祭の起源ってご存知でした?
私も、日本三大祭であることくらいしか、
実は詳しくは知らなくて(恥)。
平安時代、全国に疫病が流行った時に、当時の人々は
「天災や疫病などの災厄は、非業の死をとげた人の怨霊のたたりである」
と考え、神仏に祈りをあげると共に、種々の芸能を奉納してこれらの霊を
慰めようとしました。
この祭が「御霊会」と呼ばれ、そのうちの一つである「祇園御霊会」が
貞観(じょうかん)11年(869年)に始まり、これが祇園祭の起源と
言われています。 (財)南観音山保存会 資料より
だそうです。
そして・・・
その貞観11年に、東北地方で起こったと記録されているのが貞観地震。
きっと、その地震の復興と鎮魂も込められての祇園祭の
始まりだったのでしょう。
今年、祇園祭に出向くことがなかったら、
このことも、恥ずかしながら知らずにいたままでした。
まるで「イベントに参加してきました♪」みたいに、
ただ楽しみ、流していたかもしれません。
どこかで因縁めいたこの巡り合わせに、
言葉では語りづらい、『何か』を深く感じています。