「阿娥水餃子」 で、ちょい食いしたら、士林夜市へと繰り出します。
タクシーから見えた圓山大飯店。
ライトアップされてて美しい。
10年前、夫の両親と一緒に来たときは、ここに泊まったんだ。
その時は、よくわかってなかったけど、こんなに中心街から遠いところなんだね…。
台北のランドマークで、台湾気分を満喫できるホテルだとは思うけど、
ちょっと不便ね。
金曜日の夜、夜市は、それこそ、初詣並みの人出。
道の両脇にずらりと屋台が並んでいるのですが、何を売っているのか見ることさえ難しい。
どこに向かったらいいのかもわからず、人の波に流されるまま歩いて、やっと、目標の「美食広場」までやって来ました。
「美食広場」 は意外と清潔で、観光客のオバサンでも、結構安心して飲食できる雰囲気。
なんだかおいしそうなもの、みたことないようなもの、いろいろ並んでいます。
ここでは、牡蠣の卵焼き を食べようと思っていたんだけど、
生のべっちょりした牡蠣を、どしゃっと鉄板で焼いてる様子を見て、
多分、大丈夫なんだろうけど、
「うーん、ちょっと無理…」
と思ってしまいました…。
コロンは、「牡蠣の卵焼き、食べようよ~~~~」
と強く主張していましたが、他の3人は、強く却下。
「食べたかったら、コロン、1人で食べていいよ~~」
私、海外旅行で、食あたり、何度か経験しているので、
(海外での食あたりは、日本でのそれとは比ではないほど、苦しい、ということを知っているので)
どうしても、冒険できないんだ…。
そういった意味では、揚げ物も厳しい。
あの、どす黒い揚げ油を見てると、一体いつから変えてないんだ…?
絶対胸焼けするよね…?
と思ってしまう私…。
旅の楽しみ半減なのかもしれないけどね…。
牡蠣の卵焼きに後ろ髪ひかれながら、一度、美食広場は退散して、
次なるコロンの激押しの一品 (食べたことないけど、ガイドブックに載っていて、一目ぼれした一品)
「胡椒餅」 を探します。
ずら~~~~~~~~~~~っと並んだ屋台の中で、奇跡的に胡椒餅の屋台を発見。
しかも、それが奇跡的に、胡椒餅で超有名な
饒河夜市の『福州世祖胡椒餅』 の士林支店 (屋台だから支店ってのもおかしいけど…)
小麦粉を練ったと思われる生地で、肉餡とネギをたっぷり包み込みます。
これを、左の鍋みたいな物に入れて、焼くのですが、この鍋、というか、窯、細長くて奥が深いの。
その窯の壁に張り付けるようにして焼き上げます。
焼き上げ時間がかかるので、かなり並びます。
並ぶのは全然苦ではないのですが、この屋台の前には、あの臭い臭い、「臭豆腐」 の店があって、
並んでると、ぷ~~~~~~~~~ん、とすんごい匂いが漂ってきて、やばいです。
臭豆腐臭と戦いながら、やっと手に入れた胡椒餅。
これ、絶対熱いうちに食べないと!
近くのお寺の階段に座って食べることにしました。
2個買って、2人ずつ半分こしようということになったのですが、
なにしろ、熱くて熱くて、まず触れない。
頑張って半分に割ってみるものの、中から、激熱の汁が噴き出す!!
せっかくの肉汁が、ぼとぼとぼと~~~~
あー、もったいない!
でも、熱い、 あー、もったいない
どうすりゃいいの?
ここでも、4人で大騒ぎで大笑い。
やっとの思いで、半分に割って、(肉汁はほぼ流れてしまったが…)
食らいついてみると、これは美味しい!
胡椒餅っていうくらいだから、もちろん胡椒が効いていて、八角の風味もあり、めちゃくちゃ濃厚な複雑な味の肉まん。
皮は、強力粉練っただけー、みたいな感じのシンプルなもの。
(もしかしたら、ものすごい複雑な成分なのかもしれないけどね。)
熱いうちは、おいしいけど、冷めたら固くなっちゃうと思う。
熱いうちに食べないと美味しくない、と思うけど、熱すぎて口の中大やけどしないように気を付けてお食べください。
その後も、夜市をウロウロして、なんか食べようかと思ったけど、臭豆腐の臭いにやられてしまって
もう、いいや、って感じになってしまいました。
再び、美食広場に戻り、マンゴーかき氷とタピオカミルクティーをいただきました。
しかし、私、ここで大失敗。
タピオカミルクティーを頼むつもりが、色が似ていたので、指さしで「杏仁タピオカ」 を頼んでしまった!!
これが、大失敗…。
杏仁豆腐は嫌いじゃないんだけど、液体になると、「やっぱり違う感」満載で…。
今日は、食べ歩きするつもりでいたんだけど、
結局、それほど食べられず…。
でも、視覚と嗅覚を刺激されまくり、 夜市の雰囲気に酔いしれて、満腹でございます。
士林夜市を満喫して、タクシーでホテルに帰ります。
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