旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

怒涛の合格発表

2010年03月10日 | 徒然なる日々

010_2 2月1日の第一志望校を終えて、ほっとする間もなく、翌日は第二志望校の試験です。

午前中に試験を受けて、午後からは前日の第一志望校の合格発表…。

2月2日は雪が積もっていましたね。

その日は私が付き添いのはずだったのですが、雪でもし電車が遅れたりした場合、都内の電車に詳しい夫のほうが臨機応変に対応できるだろうということで、夫が付いて行きました。

まさか使うことはないだろうけど一応用意しておいた長靴をはいて、滑って転ばないように(縁起でもない…) まだ真っ暗で雪が降りしきる中、お父さんと手をつないで、2人の足跡を残しながら歩く後ろ姿にまたじーんときちゃいました。

2人が出て行って、私は午後の合格発表まで家でなにしましょう…?

なんかしてないとそわそわして仕方ない。

昨日掃除もしちゃったしな…。

そうだ、ずっと前に録画しておいた「プラダを着た悪魔」を観よう!!

「プラダを着た悪魔」が予想通りおもしろくて、あまりに素敵な衣装の数々にうっとりして、今から合格発表ということを忘れされてくれました。

そして、あっという間に午前中が終わり、とうとう合格発表に向かう時間になっちゃいました。

(映画がすごくおもしろかったからよかったけど、つまんなかったらイライラしてテレビに向かってキレてたかもしれません…。)

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寒かったし、帰りにどんな顔して帰ってくるかもわからないし、目深に帽子をかぶって、きっと泣いちゃうだろうからマスカラはなしの最低限の化粧。

最寄の駅に着いたところで、マリリンからメールが来ました。

 

 

 

 

 


 

 

 

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「お母さん、合格でもダメでも泣かないでね。」

そのメール読んで、駅前ですでに涙するダメな母。

もしダメでも絶対に泣かないとは決めていたけど

「合格してうれし泣きするのはいい?」

と返事しました。

すると、マリリンから

「それならいいよ。大丈夫!」と返事が。

子どもに励まされる親ってどうなの?

学校の近くでマリリンと夫と合流。

マリリンは思ったより落ち着いて、やるだけのことはやったから悔いはないから晴れ晴れとした表情でした。

そんなマリリンを見ていたら、ここまで精一杯頑張ってきたし、当日は気力体力充実して必死で問題に食らいつくこともできたし、本人も満足しているんだ。ここまでやってもしダメだったとしてもあきらめもつくし、神様がマリリンにとって最も幸せな道を選んでくれたんだ。結果はどんと受け止める覚悟はできたというか、悟りの境地でした。

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とは言っても、やっぱり合格発表の掲示板を前にすると足が震えます。

定刻ぴったりに、筒状に丸めた用紙を持った先生方が数人出てきて、無言で張り出し始めました。

その瞬間にその場にいた大勢の人たちがどよめきました。

マリリンは受験番号が早かったので、きっとあの一枚目にあるはず!!

でも、おじさん、いや先生の頭が邪魔で見えないのよぉ~~。

とあたふたしている間にも、「番号がない」とわかった人たちが無言で下を向いてどんどん去っていきます。その姿に胸が締め付けられます。

 

 

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あった??

あった…

あったぁぁぁぁあ!!!

マリリンの番号を見つけました!!

その瞬間はただただ嬉しくて、マリリンをバンバン叩いていたことしか覚えていません。

きっと、今までで一番嬉しかった瞬間だったと思います。

自分の子どもが頑張ってきた努力の結果が実を結んだ瞬間。

怒ったり泣いたり尻叩いたりしながら応援してきた日々が報われた瞬間。

本当に嬉しかったです。

当然泣きました。だって、合格したら泣いていいってマリリンも言ってたし。

005 でも、あとからマリリンに言われました。

「お母さん、感激しすぎ。

私も泣きたかったのに、お母さんが泣きすぎて泣けなかったじゃん。」

「あとさぁ、あのときさぁ、ずっと何回も何回も同じことずっと言ってくどかったし、バンバン叩いて痛かったんだよね。」

ごめん。


怒涛の受験の日々

2010年03月01日 | 徒然なる日々

もうあれから1ヶ月たちました。

 

必死に受験勉強を続けてきたマリリン。

まあ、「真面目な受験生」ではなかったかもしれないけど、自分の目標のために、マイペースで頑張ってきました。


 

 

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最後のほうは、起きている時間のほとんどを勉強に費やしていたので、肩はゴリゴリ首はガチガチ。

鉛筆を持つ右手はもちろんですが、紙を押さえている左手は動かさない分、筋肉が硬くなってしまうらしく、かなり痛かったようです。

こうなる前にストレッチとかちゃんとすればよかったんでしょうが…

疲労とストレスも相当たまっていたのでしょう。

最後の一週間は整体で肩こりと精神をもみほぐしてもらいました。

 

 

 

 

 

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そうしてやってきた、本番前日、つまりちょうど1ヶ月前の今日ですね

 

この日の集中力はものすごくて、ひたすら問題を解き、基礎を見直し、今までやってきたことを自分自身に納得させるというか、もう思い残すことは何もないっていうくらい悔いのないよう受験生生活にしっかりとピリオドを打ったって感じでした。

夕方5時には、「終わった~、やりきった~!!」という叫び声。

ものすごい達成感でいっぱいになっていました。

 

 

 

 

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あとはリラックスして過ごしました。

一人で座禅を組んでみたり、録画してあったお正月のお笑い番組見たりして、夜8時には熟睡。

私のほうが緊張して眠れないというのに、すごい度胸だわ。

 

 


 

 

 

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そうして迎えた本番の日。

マリリンは堂々と胸を張って

「合格しに行ってきますっ!」

と宣言して出て行きました。

半分本気、半分は自分を鼓舞するために言ったのでしょうが、

それを聞いた瞬間は、受験に合格するかどうかなんてどうでもいい、こんなに前向きにひたすらに頑張れる娘に育ってくれたことがただ嬉しくて、泣きそうになりました。

普段から涙もろい私ですが、この頃は特に涙もろくていちいちいろんなことに涙腺が緩んでしまう私でした…。

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面接は夫が受けるので、試験の引率は夫。

私は家で留守番。

家で待っている間、雑念を払しょくするために、時計はみないで、必死に掃除しました。

お風呂はピカピカに磨き上げ、ずっと前から「この日にやる」って決めて取っておいた下駄箱の整理。

おかげで大掃除のときより家の中がきれいになりました。

 

 

 

 

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もうすぐ帰ってくるって時間になると、どんな顔して帰ってくるのか急に心配になったりして…。

きっと疲れて切ってぐったりして帰ってくるだろうな。温かく迎えてあげよう。

 

 

 

 


 

 

 

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ところが、私の予想に反してマリリンはいつになく饒舌。

できたかどうかは別として、とにかく終わった安心感でいっぱいだったようです。

 

 

 

 

 


 

 

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あとからバッグの中の受験票を見たら、その日の試験のでき具合が小さくしるししてありました。

国語は△。

でも、ちょっと強気に〇も重ねてみた。

算数は本当は×つけたいくらいできなかったけど、一応△。

算数はできなかったけど、その次の理科社会でなんとか取り戻せたかもしれない。

という感想だったようです。

きっと算数が終わった瞬間は「できなかった…。」っていう不安が心に広がったと思うのですが、そこで「いや、次で頑張ればいい!!」って思える精神力に感動。

 

あとね、びりびりに破かれた紙が1枚。

今までずっと前向きな気持ちを鼓舞してきたマリリンですが、試験の前に急に緊張してきてどうしようもなくなっちゃたんだそうです。

そこで、「不安」 「できない」 「失敗」 とかとにかくネガティブな言葉をいろいろ紙に書いてそれを一つ一つ破って克服していったんだって。

それを聞いてまたびっくり。

自分の子供がこんなに強い心を持っているって初めて知りました。

すいません、さっきから親ばか連発で…。

でもね、本当に受験を通して、いつの間にかこんなに強くたくましい子になっていたんだと改めて気付かされたのでした。

ここまで本当に努力を重ねてきて、試験当日には体調も万全で、気力も充実して、難しい問題にもあきらめずにぶつかって、マリリンも私も、もう思い残すことはなかったし、ここまでやってもしダメだったとして後悔することはなにもないという心境でした。

そんなことを考えていたら、不覚にもまた泣けてきてしまうダメな母でした。

受験が全部終了するまでは母は泣いてはいけないっていわれていたのに。

ああ、このゆるすぎる涙腺がうらめしい…。

そうして翌日、運命の合格発表がやってきました。