旅行好き!

家族旅行よりママ友旅行が増えてきました。

キリンのその後

2007年11月14日 | 2007年夏休み ケニア

ケニア旅行から帰ってきて、翌月には引越しだったので、ケニアで買ってきたキリンはナイロビの空港でパッキングされたまま放置してありました。

そして、引越しの日。

キリンは大切に扱うよう引越し屋さんにお願いしておきました。

引越し終了後、キリンを一番に開封したくて探したんだけど、見つかりません。

箱がボロボロだったから、ゴミと間違えて持っていかれたか? と焦ったら、ありました。

なんと、こともあろうに、細長い箱が横向きにされ、しかも上にはダンボールがいっぱいつまれていたのですっ!!!

夫と2人で必死にダンボールを押しのけ、キリンの箱を救出。

そして約一ヶ月ぶりのキリンとの対面です。

なんと~~~、耳が片方折れてるじゃないですかぁ~~~~

引越しの片付けもそっちのけで、荷物の中からボンドを必死に発掘。

枕に寝させて、耳をくっつける緊急手術を行いました。 その後は耳が完全にくっつくまで雑然としたモノの中で静かに横たわって、入院養生。

幸い耳はキレイにくっついたので、美しいキリンの姿は損なわれることはありませんでした。

Pb140176 これが、あらゆる困難を乗り越えて我が家にやってきたキリン。

ドアノブと同じ高さなので、なんとなくの大きさはわかると思いますが、大きくて重くて高級感ただようキリンです。

ナクルからナイロビへの帰り道で、子供達がトイレに行きたいと何気なく立ち寄ったお土産物屋さんの中で、ひときわ光り輝いてたキリンでした。

模様つきじゃなく、あえて単色のところもいいし、色艶も最高、肉のつき具合や振り向き具合も絶妙。

夫が一目惚れしたのもうなずけます。

これを見るたびに、ケニアのことを思い出します。


旅の終わりに

2007年11月14日 | 2007年夏休み ケニア

ナイロビを出発して、ドバイに着くのは真夜中。

相変わらずドバイの空港は活況を呈していて、夜中でも人が溢れかえっています。

来るときに2時間観光のために両替したお金が少しあまっていたので、免税店でチョコレートなど買いましたが、まわりで並んでいる人たちの買い物がすごいの。

チョコレートの箱を何十個も買ってる人。

これはもしかしたら大勢へのお土産かもしれないけど…

ペプシとかの缶ばっかり100缶くらい買ってる人。

こちらはどうみてもお土産じゃないよね? 国に持って帰って売るの???

そんなドバイの空港をあとに、関空への帰路につきました。

夜中のフライトなので眠いんだけど、ここであんまり寝てしまうと、明日からの生活に支障を来たすので 

(今日で夏休みは終わり、明日からすぐに学校です!!) 頑張ってみんなで起きていました。

 

エミレーツ航空はエコノミーでもエンターテイメントが充実しているので、長時間フライトでも楽しめます。

映画を見たり、ゲームをしたり、もちろん寝たりもして、あっという間に関空に到着です。

関空では、入国審査をして荷物をピックアップして、国内線にチェックインしなくてはなりません。しかも、乗り継ぎ時間は40分ほどしかないので、大急ぎです。

関空での、荷物チェックインのときにも、もちろんX線通すんですけど、

そのときに、例のキリンの箱を通したら、係の人が 「何、これ?」 「うわっ、キリンだよ!!」 とびっくりしていたのがおかしかったです。

大急ぎで全ての手続きを終えたら、30分ほどのディレイだということがわかりました。

これは嬉しいディレイです。

 

関空のフードコートは充実しているので、たこ焼きやら、おにぎりやら、カツサンドやらを食べて、

『蓬莱の肉まん』と『点々の一口餃子』を買って、無事に日本に帰ってきた喜びを味わいました。

 

羽田に着くと、雨が降っていました。

雨の中、帰り道の首都高から見た港みらいのビル群や、光り輝く観覧車がものすごくまぶしくて、

さっきまでサバンナの中を激走していたことが夢だったような感じで、一気に現実に引き戻されたような気がしました。

 

たった9日間のケニア旅行でしたが、その中身は濃厚でジューシーでもっちりとしていて、

我が家の家族旅行の伝説として語り継がれることは間違いありません。

 

自分が大学生のときに行って以来、またいつか行きたいとずっと憧れていたケニア。

夫といつか行きたいねと言っていたケニア。

子供が大きくなったらいつか行こうと思っていたケニア。

やっと、ついに実現したケニア旅行。

 

長時間フライトや、乗り継ぎも大変だし、病気や治安なんかも不安じゃなかったといえば嘘になるし、

もしかしたら退屈するかもしれないという心配だってした。

けど、そんなことは全て杞憂に終わった。

 

長時間フライトと乗り継ぎさえも楽しかったし、

ケニアでのサファリカーも、

動物の自然の姿も、

広い広いサバンナも、

赤い朝焼けとオレンジ色の夕焼けも、

青い澄み切った空も、

ガバナーズでのワイルドな毎日とケニアで出会った人たち、

全てに感謝したい気持ちでいっぱいです。

 

本当に、本当に行ってよかった。

家族4人で行けてよかった。

 

 


ナイロビに戻ってくる。そしてナイロビを去る。

2007年11月13日 | 2007年夏休み ケニア

ナイロビのに戻ってくると、テッコーツアーのお迎えの女性が待っていました。

もちろん、あの大事なキリンも持ってきてくれていました。

このガイドさん、すごく日本語が上手だったんだけど、ティガーが転んじゃったときに

「あら、こけましたね」

最後、レストランから空港へ向かうときも

「急ぎましょう、やばいです」

など、かなりこなれた言葉を使います。大阪で日本語勉強したらしいです。

それにしても、ついさっきまでいたマサイマラとは違って、ナイロビは大都会です。

6日前に初めてナイロビの道を車で走ったとき

「道がガタガタだな~」 「車が古いな~」 とか思ったのですが、

今は道は美しく舗装されて、車は新車のようにみえます。

あとは、観光客お約束のレストラン『カーニボア・レストラン』 でランチを食べて空港に向かうのみですが、

ちょっと時間もあるし、是非とも 「ジラフ・センター」に行きたいと言うと、連れて行ってくれました。

 

しかし、観光ツアー代として、4人で100ドル近く請求され、なんとなく納得いかない感じもしたけど、

とにかくどうしてもキリンにえさをあげるという体験を子供達にさせてみたかったので、行くことにしました。

実際に入場料は数百円でしたが…

 

  こんなに近くでキリンを見るなんて初めてです。

キリンの舌って青いんだよ。

最初は恐る恐るでしたが、そのうちに、マリリンもティガーもどんどんえさをもってきて、どんどんあげていました。

そのうちに、その辺に落ちてるエサを拾い集めたりして、とにかくキリンの見事な食べっぷりにエサをあげるのが楽しくて仕方ないようでした。

 

Img_1007 こーんな写真も撮れちゃうよ。

キリンの顔って大きいね~!!

 

2人とも、ここがえらく気に入ったらしく、なかなかキリンから離れず、レストランに行くのがかなり遅くなってしまいました。

 

 

 

 

 

カーニボアでは、「ゲーム・ミートの食べ放題」ということで、串刺しにされた肉を持って、テーブルを回ってくれて、

ドンドンお皿に肉が積まれて行きます。

フィリップさんは 「トピがおいしいよ」 と言っていましたが、

数年前までは養殖のトピとかインパラとかシマウマなんかの肉もあったらしいけど、

今はそれも禁止で、チキンかビーフかポークのみ。

ちょっと変わった肉といえば、ダチョウとワニくらいでした。

 

ダチョウは高たんぱく低カロリーなヘルシーな肉として注目されていますが、ここではあっさり味のミートボールで登場しました。

ワニはチキンのような食感で、かなり濃いカレー味がついていました。

あんな泥水の中で暮らしているんだもん、きっと濃い味付けにしないと生臭いのでしょう。

ガイドさんからせかされながら、急いで食事をすますと、急いで空港へ向かいます。

 

思ったより道は混んでいなかったので、早めに空港に着くことはできましたが、

なんとなく慌ただしくガイドさんとお別れして、長いエミレーツ航空の列に並びました。

並んでいたときに、どうやら、我が家のキリン、ちゃんとパッキングしないと預け入れできないようだということがわかりました。

 

P8280153 ちゃーんとパッキングサービスがスタンバイしてるんですよ。

まさに「キリン様専用」みたいな箱があって、大きさによって値段が違うんだけど、家のキリンは一番大きいサイズで13ドルでした。

でも、これなら安心して預けられます。

なにしろ、これからまたナイロビ→ドバイ→関空→羽田という長旅です。

(写真は我が家のキリンではなく、まさにこんな風にディスプレイされていたのです。キリン専用なんですよ…)

 

 

 

 

 

 

 

チェックインを済ますと、空港のお土産屋さんをぶらぶらしてお友達へのお土産などを買いました。

空港は品揃えもよく、値札もついていて必死の値引き交渉もしなくていいので、ラクチンです。

でも、夫が一目ぼれしたような大きく美しいキリンは売っていないので、(機内持ち込みできるサイズしか売っていないからね) 大きいキリンは買っておいて正解でした。

 

長かったような、短かったような、あっと言う間だったような、充実していて脳みそがパンクしちゃいそうな、

言葉では表せない感動を味わったような、やっぱり疲れたような、いろんな思いがグルグルと交錯しながら、

最後はやっぱりキリンの置物を値切って買った良かったという満足感でいっぱいになりながら夕暮れのケニアを後にしたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 


お別れの朝

2007年11月13日 | 2007年夏休み ケニア

P8280141  最終日は8時半までにはキャンプに戻ってきて、朝食を食べます。

2日続けてピクニック・ブレックファストだったので、テーブルでゆっくり頂く朝食もいいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

P8280140 ティガーも、普段はあまり食べないオムレツなんかも自らモリモリと食べます。

例によって、白い黄身の白いオムレツ。

こんなところで食べる贅沢な朝食もこれで最後です。

 

 

 

 

 

 


 

朝食の後は、荷造りです。

なにしろ、夜はテントの中は暗いので、夜のうちに荷物を全部まとめておくっていうのが難しい。

前日の午後にそれなりにまとめてみたけど、まだ使うものもたくさんあって、

結局、モーニング・サファリから帰ってきてから慌しく荷造りすることになるのよね。

 

ベッドの下からは子供の靴下とか本とかが出てきたりして、そういうものたちを拾い集めてスーツケースに詰め込んで、

ふたをしたら、なんだか急に現実に帰ってきたような感じ。

今から、日本に帰るんだな~

 

4泊5日御世話になったテントにお礼を言って、川で寝そべるカバにもお別れをした。

 

P8280145 飛行場までは、ずっとガイドを務めてくれたフィリップさんが送ってくれました。

飛行場といっても、管制塔もないただの空き地みたいなところなんだけど、次から次へと小型の飛行機がやってくる。

プライベートセスナとかで乗り付けて、プライベート・キャンプに行くセレブたちも多いらしい。

 

とうとう、我が家が乗るエア・ケニアが来てしまった。

これから始まるマサイマラでのワイルド・リゾートライフに胸膨らませる人たちと交代に、私達は飛行機に乗り込んだ。

 

 

 

バイバイ、マサイマラ。

きっとまた、来るよ。

そのときまで、このどこまでも続くサバンナと動物達が元気でありますように。

青い高い空が澄み切っていますように。

 


8日目 最後のサファリ

2007年11月08日 | 2007年夏休み ケニア

いよいよ、最後のモーニング・サファリへ出発です。

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しかし、いつも澄み切っている朝の空気が、今日は真っ白です。

火事の煙のせいで、周りが見えないほど…

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まだまだ火は燃え続けていました。

風向きによっては、煙がすごくて、目も開けていられないし、息もできないほどです。

(ここでもバンダナが大活躍!!)

当然のとこながら、動物達もどこかへ行ってしまい、最後のゲームドライブだというのに、シマウマすらもいません。

フィリップさんは、早朝は豹と会える確率が高いからと張り切っていたのに…

「ビッグ5」 といわれるのが、「ライオン・象・サイ・バッファロー・豹」 なんだけど、同じ豹柄のチーターに会えたので、我が家では「ビッグ5」は制覇したってことで納得。

豹のかわりに、豹のすごさを垣間見る光景を見ました。↓

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木の右端から垂れ下がっているのは、多分インパラの残骸…

豹は、仕留めた獲物は木の上に引っ張っていって、そこで食べるのです。

豹って、そんなに大きな動物じゃないと思うんだけど、インパラとかを口でくわえて、木に登って引っ張りあげるって、すごいよね。それに、インパラもよく枝から落っこちないもんだ。

 

 

P8280137 バイバ~イ、モリゾー!!

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

P8280138 バイバ~イ!

真っ黒に焼け焦げた草原。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

Img_0562 マサイ・マラに来て、毎日朝から晩まで感動しっぱなしだったけど、いつもいつも車の中は感激に包まれて、動物と出会う情熱に溢れていたわけじゃあない。

マリリンとティガーは、眠くて不機嫌だったり、どこの席に座るとか、どっちがお母さんの隣に座るとか、カメラは誰が持つとか、双眼鏡を見る時間が自分が少ないとすねてみたりとか、さっきまで楽しそうにポケモン談義をしていたと思ったら喧嘩したりとか…

私自身も疲れてイライラしていたせいもあって、ぶち切れたこともあったし。

でも、そんなことも含めて、家族四人で乗ったサファリカーの中には、家族を密着させるものすごい密度の濃い空気が充満していたと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 注: 手前に見える白い物体はダチョウの卵。