阿部ブログ

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北極圏にロシア北極軍が常駐し防衛力を強化

2013年09月16日 | 雑感
ロシア軍が、北極圏での哨戒活動を本格化させる為、北極圏に海軍艦艇、空陸部隊を常駐化させる。
その最初として大型原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリーキー」が海氷で封鎖される前に北極圏航路の巡行に出ている。
2009年3月、ロシア政府は、2020年までに北極を主要な戦略的資源基地にし、北極圏を担当する北極軍を駐留させる方針を堅め、2011年~2015年の間に北極圏におけるロシア国境を確定させ、北極圏航路の安定航行と、エネルギー資源の探査・輸送を確実に実施展開するための基盤を構築するとしていたもの。
北極軍は、国境防衛と北極圏の安全確保を主要任務とする陸海空統合部隊で、担当する領域は広大。
過去ブログ「ロシアの北極域での防衛力強化 ~ロシア北極軍~
     「北極海におけるロシア海軍の動向と原子力発電プラント船&原子力機関車

ロシアは、北極圏航路の安定海路にする為、ロシア北部のナリヤン・マル市に北極圏専門の航空レスキューセンターが開設され運用を開始した。航空レスキューセンターは、ロシアの主権内の北極圏で発生した緊急事態に即応する目的で創設された。レスキューセンターは、北極海航路や沿岸にある石油/ガス掘削プラットフォームやガスパイプラインの監視も行う。ロシアの計画では、2015年までに10の航空レスキューセンターが開設される予定だ。また極地観測衛星「北極」が運用を開始すると極地でのナビゲーション、安全監視レベルが向上するだろう。

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