血

浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺（京都市下京区）で１日、25代の大谷光淳門主（39）の就任を広く伝える伝灯奉告法要が始まった。来年５月まで続き、約20万人の参拝者を見込んでいる。伝灯奉告法要が行われるのは36年ぶり。

　先導する僧侶が奏でる雅楽の調べに導かれ、光淳門主は国宝の御影堂に入堂。約2500人が見守る中、宗祖親鸞の木像の前で「受け継いだみ教えが一人でも多くの方々に伝わるよう力を尽くしたい」と誓った。

　光淳門主は2014年６月、父光真氏（71）から門主を継承。日本最大級の伝統仏教教団である本願寺派の門主は、親鸞の子孫の大谷家が代々務めている。〔共同〕

10/1〜

10月から暮らしや働き方を変える新たな仕組みが始まる。

　会社員の給料から源泉徴収される厚生年金の保険料率はいまより0.354％上がり、報酬の18.182％（これを労使で折半）になる。10月支給の９月分の給料から適用になる。月収が20万円の人であれば、年間約4000円の負担増になる。

　最低賃金の全国平均は９月までより25円高い時給823円となった。上げ幅は比較可能な2002年度以降で最大だ。全都道府県の時給が初めて700円を超えた。安倍政権は「最低賃金1000円」という中期目標を示している。日本経済新聞web版より抜粋

油絵

　【ローマ＝共同】イタリア南部ナポリの警察当局は30日、オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館から2002年に盗まれたゴッホの油絵２点がナポリ近郊で見つかったと発表した。ＡＮＳＡ通信などが報じた。ナポリの犯罪組織カモッラの麻薬犯罪の捜査過程で、関係先から発見されたという。

イタリア南部ナポリ近郊で見つかったゴッホの油絵（30日、ナポリ）＝ロイター
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イタリア南部ナポリ近郊で見つかったゴッホの油絵（30日、ナポリ）＝ロイター
　見つかったのは「スヘフェーニンゲンの海の眺め」と「ヌエネンの教会から出る人々」。いずれも1880年代の貴重な作品で、ＡＮＳＡによると総額１億ドル（約101億円）相当の価値という。警察当局は、ナポリに持ち込まれた経緯やカモッラとの関係などの捜査を続けている。

　盗難の犯人グループは02年12月７日、はしごで美術館の屋根に上って侵入。グループのうちオランダ人２人は窃盗罪で実刑判決を受けた。