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2016-04-09 23:59:50 | 日記
 JR北海道が2016年度中の廃止を検討している留萌線の留萌―増毛間(16.7キロ)について、北海道増毛町の堀雅志町長は9日までに、廃止に同意した。運行は12月4日が最後となる見込み。JRが代替交通の運行費用の一部を負担するなどの条件を追加し、町長が受け入れた。留萌市の高橋定敏市長も廃止に理解を示しており、月内にも市の意向を示す見通し。

 堀町長は8日開かれた町議会の全員協議会で同意の方針を説明した。留萌―増毛間の14年度の営業損益は2億円の赤字。JR北海道は15年8月に廃止の意向を伝えたが、時期や補償の内容を巡って交渉が難航していた。

 全員協議会に出席した町議によると、JR側は廃止時期を先延ばしし、増毛町駅周辺の整備費用を計1億円から1億3千万円に増額。早朝、夜間の代替交通の10年分の運転経費計5千万円を負担する方針も示した。

 増毛駅は14年に亡くなった映画俳優、高倉健さんが出演した映画「駅 STATION」のロケ地として知られている。日本経済新聞web版より