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【日独伊の楽勝!⑨ <大陸打通作戦>】

2018-04-10 20:28:16 | 日記

<日本軍が如何に強かったか、の一例です>  
負け戦となっている1944年4月、インパール作戦
にワズカに遅れて、<大陸打通作戦>が実施され
ます(4/17~12/10)。
目的は、この年、制空・制海権は完全にアメリカ
に奪われ、南方からの資源輸送が覚束(オボツカ)
なくなりました。シーレーンがズタズタにされた
訳です。この打開策として、華北(北京)から、中
国大陸を縦断し雲南省を経由、仏領インドシナま
でを結んでの壮大な「陸のシーレーン構築」(南
方資源を陸路、釜山まで運び、そこより、米潜水
艦からの防御を固くして玄界灘を渡り九州へ)で
す。及び、本土空襲を狙う、中国大陸にある「ア
メリカ空軍基地の壊滅」です。
当初、日本の支那派遣軍50万(関東軍とは別。最
終的には100万まで膨らむ)、中国軍300万が中国
各地で激突し、結論を言えば、精強な日本軍の圧
勝で作戦は大成功でした。しかし、この時、既に
マリアナ諸島が落ち、サイパン島からの本土爆撃
が本格化する訳で、目的の半分は無意味なモノと
なりました。
然しマ~、とにかく日本軍は強く、敗戦1年前時
点での大作戦も目を見張る程です。なお、支那派
遣軍精鋭100万は、終戦を中国大陸で迎えました
が、降伏調印式で、名将、岡村寧次総司令官(大
将)は、「何で連戦連勝の我が軍が、負かした相
手に降伏しなければならないのだ」とエラく立腹
し、もう一戦を覚悟したそうですが、陛下のご意
向であると聞き、直ぐに鉾を納めたそうです。


サテ、①に記載した<勝機1.2.3>に付いて
書いてみます。

<勝機1>ソ満国境で、関東軍は特種演習(関特
演)を実施しました。70万を動員しての大演習で,
スターリンは、本当に日本が攻めてくるのでは無
いかと、冷や汗を流したそうです。現実にも、演
習に見せかけての『対ソ武力発動』を前提とした
作戦準備行動で、陸軍健軍以来の大動員でした。
しかし、華々しい大演習も、当初の意気込みは何
処へやら、終われば撤収してしまいました。世上
言われるように、戦争方針で、北進論(ソ連を攻
撃し欧州戦線での独伊を支援する)が後退し、南
進論<仏領インドシナから、東南アジアの資源
(石油、スズ、ゴム等)地帯を攻略>が優勢にな
った事です。結果として、スターリンを安堵させ
ると共に、独伊を大いに落胆させました。
改めて言うまでも無く、ここは、何としても北進
論を実行し(併行して、東南アジアの資源地帯を
攻略。それだけの戦力は十分あり)、独伊を支援
し勝たせることに全力を挙げるべきでした。日独
伊三国同盟は、軍事同盟なのですから当然のこと
でしょう! 独伊の勝利は、密接に日本の勝利に
関わってくるのですから尚更です。南進論の実施
により、日本の勝機は大いに失われました。

<勝機2>北アフリカのエルアラメイン(英領エ
ジプト)攻防戦では、海軍は紅海の入口付近を哨
戒し(以前述べたように、余裕をもって可能でし
た)、英軍への物資輸送を断固、阻止し、ロンメ
ル軍団を背後から支援すべきでした(場合によっ
ては、軽空母あたりを紅海に入れ、英軍基地を空
爆することも有りだった? もし、そんなことが
起こったら、英軍は大パニックに陥り、ロンメル
軍の士気は大いに上がったことでしょう)。しか
し、日本は何もせず、英米輸送隊はフリーパスで
モントゴメリー軍への支給を続け、ロンメル軍は
敗退に追い込まれました。結果的に、イタリアの
早期降伏へと繋がります。

<勝機3>スターリングラード攻防戦こそは、第
二次大戦の帰趨を分けた大決戦でした。
この局面では、ソ連への物資揚陸地、イランの軍
事施設を叩くことこそが肝要でした。勿論、米国
と大衝突しますが、この地は、アメリカからは遙
か遠隔の地であり、制空権を握る日本海軍との戦
いで、アメリカの勝ち目はありません。膨大な物
資がソ連に届かなければ、幾ら、シベリア軍団を
スターリングラードに投入しようとも、ソ連の敗
退は自ずと明らかです(貧弱な装備のままでは、
優秀なドイツ機甲化師団に適いません)。
日本は悠々と、イラン陸揚げを阻止出来たのに、
ここでも何もせず、結果的に、独伊を見殺しにし
たのも同然です。

<勝機1.2.3>を俯瞰すれば、本当に、日本
は、『為すべき事は全くせず、どうでも良い、ツ
マラナイ事には全力注入』と言う愚かさです。改
めて、勝てる戦争を自ら毀損し破滅していった、
とも思えます。『度し難し』(救いがたい)との
仏教用語は、正に日本の戦争指導者にこそ相応し
い、と言えるでしょう! 誠に情けないこと限り
なし、です(>_<) 
                 <続く>


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