CA110 (Cabin Crew Project)

CAの健康と安全を守るための情報交換やお役立ち情報

皆様へ

2023年07月11日 23時13分55秒 | 事務局より

こちらのブログをしばらくお休みさせて頂いておりましたが、

この度また客室乗務員に関するお知らせをお送りすることになりました。

引き続きよろしくお願い致します。

2023年7月  CCP事務局

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年頭にあたり 

2021年01月09日 21時07分01秒 | 事務局より

年頭にあたり 】

~ コロナ禍の中で亡くなったKさんのこと ~

あたらしい年がスタートしました。

皆さま、今年はどのようなお正月を過ごされましたか?

生活不安やストレスを抱えながらの方も多かったのではと案じています。

折しも首都圏1都3県では緊急事態宣言が出されました。

昨年の緊急事態宣言の最中、大手航空会社で60歳定年まで国際線チーフパーサーを務めたKさんが63歳で亡くなりました。彼女は定年後シニアCAとしてフライトしていましたが、61歳でケータリングの関連会社(パン工場)に出向になり、62歳で雇止めされ、翌年、自宅で亡くなりました。

65歳までシニアCAとしてフライトする予定だったKさんに何があったのか。

この事例を風化させない為にも記しておきたいと思います。

――――――――――――――――――――――――――――

 

このコロナ禍の中で一人のシニアCAが帰らぬ人となった。

フライトが大好きだったKさん、彼女は30年以上A社の国際線チーフパーサーとして乗務し、定年後はシニアCAとしてフライトしていた。

しかし2017年1月に一過性の症状により8日間入院し休業、その後産業医が主治医の診断書とは異なる病名を「診断書」に記入した為、引きつづき休業に。A社は「休業中の契約更新はできない」とし、Kさんは関連の機内食製造会社(パン工場勤務)の契約となり、労使協定により2018年7月に62歳で雇止めとなった。

会社の「総合的判断」と産業医による病気の「ねつ造」、また、休業中でも65歳まで契約が更新された同僚もいたことから、こうした差別的扱いに納得できないKさんは、職場復帰を求めて東京都労働委員会のあっせんや交渉を行って来た。

しかし平行線のままA社はあっせんを打ち切った。Kさんは亡くなる直前まで、自分は病気ではない為、フライトに戻りたいという強い希望を持ち続けていたが、その願いはかなわず、失意のまま2020年5月に急逝された。

このKさんの事例は、本人の意に反して病気のレッテルを貼られフライトから降ろされ雇止めになったという点で、大企業の社会的責任が問われるものであった。

それまでのKさんの会社への貢献は無視され、一度決めたことは変えず会社の「総合的判断」に従うべきという会社対応により、人生設計を狂わされた心の痛む事例であった。

あらためてKさんのご冥福をお祈りするとともに、昨年12月にスタートしたNPO法人「航空の安全・いのちと人権を守る会」 では、人権といのち、空の安全を求める活動を多くの賛同者とともに進めていく所存である。

2021年1月 

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NPO法人としてスタートしました

2020年12月09日 23時04分10秒 | 事務局より

【 お知らせ 】

これまで、客室乗務員の在職死亡をなくし健康で長く続けられる職場にしたいと

有志で Cabin Crew Project を立ち上げ、学会発表などの活動を行ってきましたが、

この度、あたらしくNPO法人としてスタート致しました。

正式名称は、NPO法人「航空の安全・いのちと人権を守る会」となります。

今後、客室乗務員だけでなく、航空ではたらくすべての方のいのちと健康、

パワハラ・差別・解雇などの人権侵害等に取り組んで行きます。

詳しくは、このHPの「NPO法人について」のページをご覧ください。

今年は新型コロナで、航空産業は大変な年になりました。

この間、これまでの勤務問題だけでなく、客室乗務員の賃金問題や感染防止対策など、

あらたな問題も浮上してきました。

これからも現役の方達の声を大事にしながら、弁護士、研究者、OG・OB、有志で問題の

分析や提起を行って行く予定です。 引きつづき皆さまのご意見をお待ちしています。

CCP事務局一同

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在職死亡をなくすために・・・

2019年03月10日 22時56分29秒 | 事務局より

2ヵ月前の今日、2019年1月10日、ANAでロサンゼルスから成田に到着する便で、

客室乗務員が倒れ、緊急搬送中に亡くなったという痛ましいニュースが流れました。

これまでもニューヨーク線を飛んだあと、現地で亡くなった方が3名も・・。

在職死亡は他人ごとではなく、早急に勤務や職場環境の改善が必要だと

私たちプロジェクトは考えています。

まずは、国内線に続いて長距離国際線を飛ばせる6連続勤務は廃止すべきではないでしょうか。

また、ロサンゼルス1泊4日パターンも苛酷で、2泊にすべきと考えます。

新人CAが次々と習熟に追われ、休日も仕事から解放されない実態も改善が必要です。

JALではANAのような6日勤務パターンはなく、現在は ニューヨーク線の2泊4日勤務パタ―ンのあとは3日休日、

その後また4日勤務パターンですが、今年4月からJALでは、その4-3パターンの後は3日勤務に改善されます。

また、香港線では、少しでもCAが休憩を取れるようにと、エコノミークラスのミールが単一になりましたが、

今年4月からはB7機材において、編成が1名増えます。

JALのキャビンクルーユニオンが勤務問題をねばり強く会社と交渉した結果です。

やはり組合の力は大きいものがありますね。

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謹賀新年

2018年01月07日 21時05分56秒 | 事務局より

皆様、新年おめでとうございます  

今年はどちらで元旦をお迎えでしょうか。

この Cabin Crew Project (CCP) も、立ち上げから3年目に入りました。

これまでの調査、研究によって、日本における客室乗務員の疲労蓄積原因が、勤務だけではなく 編成、サービス内容、人的要因 ( 感情労働やパワハラ ) 等、様々あることが明らかになってきました。

今年は職場からの 一人ひとりの 声をもとに、客室乗務員のいのちと健康を守る為の「提言」をまとめ、発表していく予定です。

引き続き みなさまの ご意見、要望を聞かせて下さい。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

CCP事務局

 

Cabin Crew Project  HPへ

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