CA110 (Cabin Crew Project)

CAの健康と安全を守るための情報交換やお役立ち情報

宝塚だけではなかった!?

2024年03月31日 21時40分06秒 | つぶやき・コメント

C子 去年からジャニーズや宝塚でハラスメントが問題になっていたけど、航空会社ではどうなの?

A香 最近聞いた話だけど、ある航空会社でフライト中、「これもあれも出来てない!仕事辞めた方がいい!親のお顔が見たい」などと先輩にずっと言われ続けてね。

C子 え~?フライト中、ずっと? 訓練合格した人に対して、それは酷いわね。

A香 その子はフライトの後、管理職に泣いて訴えたんだけど、「あなたの精神力が弱い」と言われたそうよ。

C子 何それ? 管理職はそれがパワハラだと思わなかったの?

A香 そう。厚生労働省はパワハラを「職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与える行為」と定義しているわ。

C子 フライト中ずっと酷いこと言われ続けるのは相当な精神的苦痛よね。会社の責任はどうなの?

A香 会社にも再発防止措置をとる努力義務があるわ。

C子 そうよね。放置すればチームワークやモチベーションに関わり、安全にも影響するわ。何より、その後輩がウツなどになったら大変よ!

A香 まず調査して、事実であればその先輩にきちんと注意をする、謝罪させる、一緒のフライトを組ませないなどの対応しないといけないわね。

C子 定期的なハラスメント防止の教育も必要ね。

A香 本当ね。安全を担う航空会社だからこそ、ハラスメント防止にもっと力を入れてほしいわ。

 

 

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かくれブラック企業とは?

2024年02月29日 20時36分14秒 | つぶやき・コメント

今月、あるマスコミ報道で「従業員の不満投稿が多い ブラック企業ランキング」が発表された。

インターネット上で発信された『勤務先の給料や待遇などの不満が多い企業』が格付けされている。

しかし、日本の航空会社の客室乗務員は SNSへの投稿が禁止され、ある航空会社では投稿が知られて退職させられた人もいる。 

SNSで不満を出せる会社と、そのことで懲戒処分になる会社・・・

いったいどっちがブラックなのか!?

国内線と国際線短距離では、たとえ10時間を超える長時間の勤務でも「休憩」をとらせてもらえない。

ロサンゼルスまで10時間以上のフライトで、その後の休養日は無く現地1泊のみで、翌日12時間のフライトで帰国する。

時差や長時間労働の疲労を引きずりながら、わずか2日の休みをはさんでまたフライトに出る。

スケジュールの変更通知が一方的に送られて来る。

管理職から主観的な評価をつけられ、賃金でも差をつけられる。

等々・・

SNSには投稿できないけど、こんなブラック航空会社もあることをマスコミには知ってほしいものである。

2024年2月

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謹賀新年

2024年01月03日 22時42分31秒 | つぶやき・コメント

皆様、

今年もよろしくお願い致します。

 

1月1日に起きた能登半島大地震は、その後も被害が拡大し続けています。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

また、1月2日の羽田空港での衝突事故では、客室乗務員がメガホンと肉声で脱出指示を実施。

3か所の出口から乗客乗員379名全員、脱出することができました。

客室乗務員の的確な判断と行動に敬意を表します。

 

今回のJAL客室乗務員の活躍からも、あらためて客室乗務員は保安要員であり、諸外国並みに国家ライセンスの付与が必要だと痛感します。

国(国土交通省)は日本の客室乗務員に国家ライセンスを未だに付与していません。

この為、総務省の職業分類では「飲食物給仕従事者」とされています。

客室乗務員への国家ライセンスは、諸外国では欧米はもちろん、中東各国、南米各国、中国、タイ、モンゴル等で付与され、「保安要員」として認められています。

日本でも、国は客室乗務員に対し保安要員としての地位を与えるべきではないでしょうか。

 

最後に、この事故で海上保安庁の5名の方が亡くなりました。心からご冥福をお祈りいたします。

また、負傷された方々の一日も早い回復をお祈りいたします。

 

2024年1月

NPO法人「航空の安全・いのちと人権を守る会」理事一同

 

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ANAの珍?回答とは!?

2023年11月03日 21時50分29秒 | つぶやき・コメント

国内線と国際線短距離路線において、客室乗務員に休憩がないという問題をご存知でしょうか

この「休憩問題」をめぐり、きちんと休憩が取れるよう取り組んでいた人たちがいます。

① 2012年、ソラシドエアで「みなし休憩」を取らせるようにと、組合が要求しました。

➡ 会社は、「九州路線の場合、1便につき20分間のみなし休憩が取れる」と組合に回答しました

 

② 2014年、JAL有志が「休憩がないのは労基法違反」と労基署に申告しました。

➡ 労基署から会社に調査が入り、客室乗務員の組合も会社と交渉し、会社は休憩時間の確保の為、

「アジア路線のミールを、チョイスから単一に変更」「編成数を増やす」などの改善を行いました

 

③ 2021年、ANA有志が「休憩がないのは労基法違反」と労基署に申告しました。

➡ 労基署は『労基法違反かどうかはグレイ。しかし、働き方改革として休憩は必要なので、会社を指導する」と申告者に回答(2022年3月)。

しかしANAは「飛行機が到着しドアが開いて、次の便の出発でドアが閉まるまでの間の『ステイタイム』が 休憩に変わる時間」だと労基署に伝え、

客室乗務員に休憩を与えようとしていません。

ステイタイムが「休憩に変わる時間」とは??

ステイタイムは乗客の降機や搭乗も含まれ、セキュリティチェックや次便の準備で大忙し!!

トイレに行く時間をつくるのも大変!!なのに・・・

 

客室乗務員は保安要員、健康と安全は直結します!

ANAは客室乗務員に休憩がない問題に真摯に向き合うべきではないでしょうか

 

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空の安全を願って ~ 8月12日に想う ~

2023年08月12日 18時36分38秒 | つぶやき・コメント

今日8月12日は、乗客、乗員520名が亡くなった日本航空ジャンボ機の墜落事故から38年になります。

犠牲になられた方たちのご冥福を 心よりお祈り申し上げます。

航空で働く人たちにとって、この日はあらためて安全を考える特別な日・・。

毎日の安全運航を願い、すべての航空労働者が健康で元気に定年まで働き続けられるよう、
私たちNPO法人「航空の安全・いのちと人権を守る会」は活動を続けてまいります。

2023年8月12日

 

【編集者より】

コロナ後の急激な復便で、客室乗務員やグランドハンドリングの職場は人員が不足し、有休が取れず高稼働状態が続いています。

どの職場もゆとりを持って保安業務に努めていけるよう、人員増や働き方改革が求められています。

また、客室乗務員への国家ライセンス付与による、保安要員としての地位の確立も必要です。

引き続き皆様のご支援をお願いいたします。

 

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