正男がヤラレタ…
何となく、憎めない、太っちょの笑顔…
日本の文化を愛した北のプリンスは暗殺された。
彼をインタビューした日本人記者は、人柄に魅了されたらしい。
残念だ。
人は安全基地を必要とするらしい
彼にはあったのかな?安全基地。
●生きるための哲学 (河出文庫)
著者 岡田尊司 (著)によると、
人は「安全基地」を必要とします。
●安全基地。
それは、いざという時に頼ることができ、守ってもらえる居場所、安心の拠り所、心の支えといった存在を持つということです。
●多くの場合、それは、自身の身近な存在(家族、友人、恋人など)ですが、
教師、カウンセラー、時には本であったり、宗教指導者のような存在が安全基地でもあり得ます。
特に子供は、困ったときは、親という安全基地に逃げ込み、
必要が無くなれば、」自由な探索に戻る。
●安全基地を持つ人は
・不安を感じにくく
・探究心があり
・人との関係も活発で
・安定しやすい
・生き残りやすく、社会性や知的な発達も優る。
●逆に毒親だと、安全基地にならないのだ。
なぜなら、毒親は子供に代償を求めたり
子供を支配しようとする。
親の期待に応えられない子供は、自分を無価値だと思うようになり、子供は苦しむ。
親の支配から抜け出すための反発時期を、反抗期という。
●安全基地の条件は、
・一切縛られず
・見返りを求められず
・強要もされず
・自分が無条件に受け入れられたと感じることのできる存在。
●ルソーの場合
母はルソーを生んで、すぐに亡くなった。
父親との折り合いが悪く、なんと16歳で故郷を捨て、自ら「放浪」の旅に出る。
なぜルソーは浮浪者から、成功したのだろうか?
ルソーは人に甘えて愛顧を得る、驚くべき才を身に付けて生き延びた
年上の貴族の未亡人の館に転がり込むなど、時には嘘をうまく使いながら、安全基地を見つけ出してゆく。
●正男はどうだろう…想像してみよう
権力の世襲を続ける北朝鮮の「3代目」として有力視され、幼少期から「ロイヤルファミリー」の
特権階級の一員として何不自由なく育てられた。
父親からは強い愛情を注がれており、「将来父の後を次いで政治を行うためには、外の世界を知らねばならない」と、
スイスのジュネーブに留学に出された。
父が死に、安全基地の一角が失われると、意識して発言力を弱めた。
叔父でナンバー2の張成沢氏が処刑され、いよいよ最後の安全基地を失った。
国家という自分の生まれた母なる大地、いわば地理的な安全基地にも帰ることができないまま、
アジア各国を放浪する。
ルソーのように…
彼の人を引き付ける笑顔の奥には、生き延びるために身に付けざるをえなかった
愛顧の才が、延命のために磨かれ、それが日本人記者を魅了したのだとしたら…
ご冥福を祈る。
何となく、憎めない、太っちょの笑顔…
日本の文化を愛した北のプリンスは暗殺された。
彼をインタビューした日本人記者は、人柄に魅了されたらしい。
残念だ。
人は安全基地を必要とするらしい
彼にはあったのかな?安全基地。
●生きるための哲学 (河出文庫)
著者 岡田尊司 (著)によると、
人は「安全基地」を必要とします。
●安全基地。
それは、いざという時に頼ることができ、守ってもらえる居場所、安心の拠り所、心の支えといった存在を持つということです。
●多くの場合、それは、自身の身近な存在(家族、友人、恋人など)ですが、
教師、カウンセラー、時には本であったり、宗教指導者のような存在が安全基地でもあり得ます。
特に子供は、困ったときは、親という安全基地に逃げ込み、
必要が無くなれば、」自由な探索に戻る。
●安全基地を持つ人は
・不安を感じにくく
・探究心があり
・人との関係も活発で
・安定しやすい
・生き残りやすく、社会性や知的な発達も優る。
●逆に毒親だと、安全基地にならないのだ。
なぜなら、毒親は子供に代償を求めたり
子供を支配しようとする。
親の期待に応えられない子供は、自分を無価値だと思うようになり、子供は苦しむ。
親の支配から抜け出すための反発時期を、反抗期という。
●安全基地の条件は、
・一切縛られず
・見返りを求められず
・強要もされず
・自分が無条件に受け入れられたと感じることのできる存在。
●ルソーの場合
母はルソーを生んで、すぐに亡くなった。
父親との折り合いが悪く、なんと16歳で故郷を捨て、自ら「放浪」の旅に出る。
なぜルソーは浮浪者から、成功したのだろうか?
ルソーは人に甘えて愛顧を得る、驚くべき才を身に付けて生き延びた
年上の貴族の未亡人の館に転がり込むなど、時には嘘をうまく使いながら、安全基地を見つけ出してゆく。
●正男はどうだろう…想像してみよう
権力の世襲を続ける北朝鮮の「3代目」として有力視され、幼少期から「ロイヤルファミリー」の
特権階級の一員として何不自由なく育てられた。
父親からは強い愛情を注がれており、「将来父の後を次いで政治を行うためには、外の世界を知らねばならない」と、
スイスのジュネーブに留学に出された。
父が死に、安全基地の一角が失われると、意識して発言力を弱めた。
叔父でナンバー2の張成沢氏が処刑され、いよいよ最後の安全基地を失った。
国家という自分の生まれた母なる大地、いわば地理的な安全基地にも帰ることができないまま、
アジア各国を放浪する。
ルソーのように…
彼の人を引き付ける笑顔の奥には、生き延びるために身に付けざるをえなかった
愛顧の才が、延命のために磨かれ、それが日本人記者を魅了したのだとしたら…
ご冥福を祈る。