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おめでとう、なでしこJAPAN、女子サッカーから学べ、日本男子

2015-06-28 07:08:18 | サッカー
朝5時起きで、なでしこのオーストラリア戦を見た。

なでしこは勝者にふさわしい、素晴らしい試合だったね。

そうだ、サッカーとは、90分で決着をつけるもの、そして

スペースを取り合うゲームなんだなあと

あらためて思った。

なでしこはワンタッチツータッチでパスを回すことで、ホールの支配率が60%になった。

オーストラリアは陽炎のようなテレビ画面から伝わってくる猛暑の中、
体力を消耗し、フィジカルで日本を圧倒できるという最大の「武器」を削がれていった。

予選から見ると、日本の連動性が格段に高まっていてびっくりした。
よっし、勝てる試合だ と思っていたが、点はなかなか奪えずじりじりしていた。

●選手起用のの妙…ノリオやるじゃん

後半26分ごろ、岩淵を投入。

惜しいシュートを放つが、1呼吸、シュートを撃つタイミングが遅く防がれた。
「遅い、宇佐美やったら決めてたぞおお」
つくづく宇佐美はシュートのタイミングが絶妙やなあ…
人よりコンマ数秒早く打てる彼は天才だね。足の振りもシュートも早い。

と言ってるうちに岩淵が混戦から押し込んだ。岩淵はけがをしていて足にまいたテーピングが痛々しい。
僕は「若手を連れて行けばいいのに、ノリオはどうしてけが人や大野を連れて行くのか?」と
憤っていたが、謝りたい。「岩淵・大野さん、ゴメンナサイ」

岩淵は怪我ががるけど、「ラスト20分の限定」でも、試合を決める点をとれる選手だから連れてきたんだね。

大野は攻守にわたる活躍を見せていた。先発として、相手から体力を奪うのにはもってこい。
ボクシングでいう、ボディーブロー打ちが得意な選手。

大儀見はキープ力・体力がすぐれている。決定力はいまいちだがワントップとしてはまさに職人。

熊谷・宇津木のDF力が岩のごとく強い。相手に真ん中をなかなか割らせない。

左サイド鮫島の上りで、相手のストロングポイントであるデバナのスピードに乗ったドリブルを封殺した。

デバナの出鼻を挫く作戦がまんまとはまった。作戦勝ち。日本人は頭がいい。

そしてチームとしてはピークをこの試合に合わせたのか、予選を通じて初めてメンバーを固定して戦った。

ノリオは予選で選手を試していたのか?…

ある程度、連動性を捨てて…

一度、世界一を取った経験と自信は、指揮官をも有能に変えるのだなあ…

ノリオは決勝にチームのピークをMAXに合わしてくる。そう感じた。

予選を見ていたらおたおたしていた感じがしたのは、すべて決勝を見据えていた。

ノリオさん、ごめんなさい。


また、予選の組み合わせも恵まれたね。

アメリカ・フランス・ドイツは反対の山に。

戦わずして勝つというのは、最高の勝ち方。

ノリオ氏は孫子の兵法まで熟知している?! 

でもコントロールできない「組み合わせ」という運は、受け入れるしかないし、それも引きの強さだ。


●さて、男子。

なでしこは、中国の監督やオーストラリアのメディアにこう指摘されていた。

なでしこは個の力、一人一人の力は劣るぜ。

メンバーが代わり映えしないなあ。

スピード、体力が劣る…っと。


しかし、勝ち続ける。


なぜだろう?


やっぱり、サッカーは90分通して1点とれば勝てるスポーツなんだね。

1 粘り強い守備。×2 連動する攻め。×3 敏捷性という日本人の強み≒ ワールドカップ制覇

男子もきっと取れるよ、世界の頂。

日本人女子ができるんだから。

おれは信じているよ。そう…






なでしこJAPAN FW 安藤がスイス戦で、骨折→PK獲得で日本スイスに勝つ 

2015-06-10 09:08:51 | サッカー
安藤は左足首の骨折で、大会の残り試合は欠場することになった。

残念。

だが、安藤の体を張ったプレーが日本に勝利をもたらした。

安藤の怪我をももろともしない、突っ込む勇気はもっと賞賛されていいのでは?

この結果、FWの重要な選手を日本が失ったことになる…。

2トップは、大宜見が「ポスト」、安藤が「裏抜け」タイプで組んでいた。

安藤が抜け、菅沢が入ったが攻撃は流動性を欠き、停滞した。


菅沢もポストプレーヤーだから、

裏抜けタイプがいなくなった。

そこで、次の戦いでは、川澄選手をFWに推す。小さいが、走るし、タフ。裏抜けタイプになれるからだ。

大宜見が落として、そのボールに川澄が斜めに走る。川澄が疲れたら、豆タンク岩淵と「チェンジ」

大宜見が得点の香りがないなら菅沢へ…

ここ4年間で新戦力の驚異的台頭が少ない。でかいGKとかは別だけど。

安藤という貴重な戦力を失ったニッポン、これからもハラハラするだろうね…

それでも、手持ちの戦力の組み合わせで 連覇してほしい。

Wカップ連覇ってすごいね

にっぽん人でもできるんだというところを見せてやれ。



よにもふしぎなもの…

2015-06-09 18:45:34 | 骨董
時代がたちすぎて、何のために存在するのか


わけのわからない古道具が たまに出てくるんだ。



握るとちょうど良い、黒石。多くの人に握られて黒光りしている(男性の形ではない!)



革袋を押すと、筒型の銅器から空気が漏れてくる機械



象牙を掘って作られた 顔の無い仙人



妖怪のような抜け感のある架空の動物を 職人が適当に一気呵成に描いた伊万里の江戸小皿



丸いボールのような年輪が何重にもなってできた木の根



「あなたの抱えてる不安や恋愛相談に この道具がとっても効くよ」





金沢の裏通りの夕暮れにたたずみ、水晶を手につぶやく古道具商の影。




角を曲がって、声のあたりを あなたが振り向くと、そこにいるはずの骨董商は消えていた…







ってのはどうですか?

古美術として価値のないものを、コレクションしよう! 自分だけの男の世界はコレ。その名はknickknack

2015-06-08 18:33:20 | 骨董
男の子は小さい時から、おもちゃで遊ぶ。

大人になって、女性から「あなたはいつまでたっても少年の瞳を持っているわ」と言われれば、それはほめ言葉だ。

その流れで言うと、大人になっても、「おもちゃ」は必要だ。

しかし、「わしが死んだら、わしのコレクションは、捨てられるやろうなあ」

と寂しそうにつぶやく中高年のお客様が実に多い。

僕はこういうことにしている。

「もし捨てられることが怖くて、コレクションやめてしまったら

その時間は、豊かな自分の世界も捨ててしまうことになりませんか?

そんなことを恐れるよりも、コレクターとしての楽しい時間を最後まで味わい尽くしましょう」

そういって、いろんなニックナックknickknack(ガラクタ骨董品)を売りつけるのだ。

間違ってませんよね?

だって、大人の男子にも、「おもちゃが必要」で、それは子供のころ親から与えられたときから時は止まらず永遠に続くのだ。

死ぬまで。コレクションが仕事や家庭のストレスを和らげてくれて、「生きててよかった」って思えるのだ。

さて、ぼくも集めています。古美術的価値の無い、ニックナックを。あえて。

なぜなら、

●アンティークantiqueは評価が定まったもの、つまり金のあるやつが勝つ世界。

それに対して、

◎ニックナックは自分だけしか集めていない。
だから金が無くても、
靴底を減らす覚悟で蚤の市を歩けば世界一のコレクターになれるよ。
競争相手少ないし。
自己満足の世界、これぞ大人の男だよ。幸せの泉だ。
換金なぞ、くそくらえだ。
価値の定まっていないところは、人に例えるなら伸び白ありまくりなひとって考えると、とってもポジティブ。

ちなみに僕のニックナックは、

1 古い木箱…たとえばカブトビールとか桜ビールとか麒麟ビールとか戦前戦後の刻印が入った木の箱。美術品的価値はないので
      昔の木の箱は結構集まるよ。古い紙箱もデザインが買いなら買う。ホーローは高いし。

2 水滴…四角い昔の水滴はたとえ印判でもカッコイイ

3 端切れ…藍染の古い端切れは、ジーンズや小物の補修用に。いろんなデザインはかっこいい、一枚1000円の世界だけれど
     世界に誇れるよ


4 昔のピンバッチ

5 ソビエト連邦関連の本…シュールなデザインが多い

6 絵の入った和本

7 化石…ノコギリエイののこぎり部分や、1m以上のツノガイ

8 船の古い部品…冒険者のハートにしてくれる。古い測量の機械も。

9 石人形とか

10 駄菓子屋関連

11 旧日本軍の革のカバン(星がついている)




knickknackは大人の男のサバイバル用具だ。

世の旦那さんの家族たちよ、そこんとこわかってあげてくださいね