足元が覚束ないのは年のせいでしょう。やむを得ぬ次第です。
四本が二本となり三本となるのは趨勢ですから。
飯澤匡先生の好奇心科学訪問を読んでいたら、「恐竜は尻尾が振れないんだ」そうです。随分昔読んだ知識ですから、その後新種化石が発掘されているかも知れません。
シッポの役目は、身体の前後のバランスをとる平衡器官です。走ったり、歩いたりするときにはシッポをピン張る。しかし筋肉では長時間ピンさせることが出来ないので、恐竜のシッポの腱は石灰化し、弾力性がなく、そこでシッポを振ればポキンと折れてしまうのだそうです。
四本から二本そして三本と退化した体躯については、充分な注意が必要です。五体は既に弾力性に欠けていることを危惧せねばなりますまい。
恐竜の尻尾から教訓を得たことに感謝します。