日々是好日

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あれこれ雑記

酒呑童子

2017-10-29 12:36:03 | 日記

子供のころ講談社の絵本がありました。その頃は少年ジャンプなどいうものなどなく、廻し読みで、知識(忠義礼節勇気などの)を得ておりました。講談社は教育目的を意識したところもありました。その中に坂田金時が酒呑童子を退治する絵本が有ります。
「王朝貴族の悪だくみ」という繁田信一先生の著書があります。清少納言危機一髪と脇に添えてあります。老輩は清少納言を敬愛しております。これは大変だ、と思いました。清少納言、源頼光の四天王に殺されそうになるという終段の話があります。源頼光から前大宰府小監清原到信の殺害を命じられたのは、渡辺綱・平貞道・平末武・坂田金時の四天王であった。その頃、正信は妹の清少納言と同居していたが・・・とあります。そこに登場したのは、あの五月人形で人気の金太郎サン、坂田金時です。枕草子の愛読者としては、まさに清少納言の危機一髪です。講談社の絵本との相克でした。しかし平安時代貴族には、護衛の武士団がそれぞれ取り巻いていたのですネ。その間の世情は、「今昔物語」や名作映画羅生門などで参照できます。
敵役ですが酒呑童子は、11月2・3・4日、米屋町曳山に乗っかり、唐津市を睥睨して廻ります。

狸の腹づつみ

2017-10-27 16:25:07 | 日記

幕末桜田門外で大老が殺された事件がありました。もっとも幕末はテロが大流行して珍しく有りません。維新後には政府高官ですら、金銭等で罪の尻ぬぐいした事柄も有りました
井伊直弼は近代国家推進に努めた先覚な政治家ですが、狂言「狸腹鼓」の作者ででもありした。しかしこの狂言は、古くから伝わっていたもので、一時廃絶していたのだともいいます。
狂言については、知識がありませんので、狂言集から筋書きをなぞってみます。
一族を猟師喜惣太に殺された大狸は、意見を開陳します。だが正体に気ずかれ、捕えられそうになります。一計を案じた狸は尼姿で現れ、此の山に住むだが、と名乗ります。喜惣太という猟師がいるが、この山の若狸を悉く射てとっるなどと申している。そこで大狸は彼の殺生を止めさせようと思います。ですが、喜惣太にはよすがの父も母もおりません。そこで伯母妙寸の甥だとして現れれます。
喜惣太は、世の中には、面白いことが数々あるが、殺生ほど面白いものはない。今夜は大狸を撃ち取りたいものだ、と大した雑言を吐きます。にくい奴です。
けれども先日タヌキ・ハクビシン・アナグマの面体を見ましたが、タヌキが一番温厚に見えました。ですから以前にも泥舟で沈んだのでしょう。しかし腹鼓はどんな音色でしょうか、聞いてみたいものです。





 

志賀島の金印

2017-10-24 15:03:41 | 日記

台風のせいか雨模様の日が続いたので、謄写していた雑記録を捲ったら「楓軒偶記」がありました。勿論10枚ほどですが、うち四枚に志賀島叶﨑からの金印についての記事です。
天明四年、歳次甲辰、春二月二十有三日戌申、筑前州那珂県志賀島民夫、叶崎墾田、獲之。乃上官現蔵于国司黒田公之府。
とあって、印章の刻印図には、漢委奴国王金印、虵紐、方七分八厘、厚三分、紐高四分、重さ二両九銭との注記されています。
その他に、謄写枚数からおよそ四枚の詳細な説明文があります。凡て漢文ですから老輩には解読不能ですが、漢字の記述から想像すれば当時の東洋を含めた倭漢の歴史背景が詳しく加えられている模様です。
朝日新聞の2017年10月22日朝刊には、「国宝金印は本物?」という記事が載りました。「偽造説で論争再燃 つまみも改変説も・・・」とあります。
楓軒偶記の筆者小宮山楓軒は祖父の代から水戸藩の彰考館に勤務し、「大日本史」の編纂に与った学者であり、更には民政家としても農民に慕われた方です。ですから、金印に限らず各地の情報は、詳しく且つ正確であったと思われます。
金印の「ほんもの」「にせもの」の論議には、特に興味はありませんが、老輩の僅かな疑問は、出土献上への状況です。

不確実な今日このごろ

2017-10-23 11:36:58 | 日記

図書館の週刊誌の棚を見たら、アエラの表紙に「大特集」不確実な時代に占いと向き合う、と書いてありました。実は小学生のころ、隣に住む同級生と考え師のところへ行ったことがあります。いまその場所について地図や記憶を辿るのですが、家からかなり離れた場所であったり、それに付随した事柄は確かに覚えはます。しかし肝心な場所は忘れました。当時は小倉市に住んでいました。考え師とは占い師のことです。一般的な言葉でないでしょうが、父は使っていました。
隣家同級生に、妹が始終病気がちで、苦にしたが母親が考え師のところへ行ってくるようようにと命じたました。そこの同行を頼まれました。その頃は小学校の校区違いによって妙な対抗意識があり、校区外に出かけるにはかなり勇気が要りました。私は道連れにされたのです。道中多少脅された気配があったにせよ、二人は目的の考え師の家に届きました。いくらかは普通家屋とは違ってはいましたが、私は家内には入らず外で待っていました。ですからそれ以上の詳細は知らずに戻りました。
これは近頃になって聞いた話ですが、婿取りだったか、その逆だったかの話です。母親が心配のため考え師に縁談の先行きを尋ねに行ったところ、近頃の若い人は簡単に別れる事が多いので、その手の先行きは扱わないと断られたそうです。この話は伝聞ですから、さも有りそうなことだなとしか判断できません。
アエラの記事によると、占いを情報として役立てようとするには、これも又占い以上に難しいようです。天井知らずに株式が高騰していますが、正負の極めもまた難しいでしょう。考え師とは巧い表現だと今思いますネ。

記憶力を維持する

2017-10-20 13:59:19 | 日記

物忘れが甚だしくて困っています。先日スーパーマーケットのお菓子売り場に「記憶力を維持する」というガムが売られていました。付属してある説明書には、イチョウの葉抽出物の効能がかかれています。中高年向けとも、書かれています。いくらか多少眉唾気味でしたが、買ってはみました。
出入口近くには本屋さんがあります。ちょいちょい覗いては見ます。「読めるようで読めない漢字2500」との表題の文庫本が眼につきました。これも又記憶力補強の一法だと買ってもどりました。
これには第一章常識編・第二章実力編・第三章超難読編と分けてあります。第一章には、女婿・肥沃など、第二章には、厄年・無花果など、第三章には、韃靼・神饌などです。第三章になるとなるとかなりの常識が試されるようです。漢字検定レベルは、主に一級となっていて、満点は無理のようです。
しかし漢字検定などのテストを受けようとは思いませんが、いくらかものわすれの予防にはなりそうです。そして忘れかけた漢字常識の補填には、かなり有効であるように思えました。