子供のころ講談社の絵本がありました。その頃は少年ジャンプなどいうものなどなく、廻し読みで、知識(忠義礼節勇気などの)を得ておりました。講談社は教育目的を意識したところもありました。その中に坂田金時が酒呑童子を退治する絵本が有ります。
「王朝貴族の悪だくみ」という繁田信一先生の著書があります。清少納言危機一髪と脇に添えてあります。老輩は清少納言を敬愛しております。これは大変だ、と思いました。清少納言、源頼光の四天王に殺されそうになるという終段の話があります。源頼光から前大宰府小監清原到信の殺害を命じられたのは、渡辺綱・平貞道・平末武・坂田金時の四天王であった。その頃、正信は妹の清少納言と同居していたが・・・とあります。そこに登場したのは、あの五月人形で人気の金太郎サン、坂田金時です。枕草子の愛読者としては、まさに清少納言の危機一髪です。講談社の絵本との相克でした。しかし平安時代貴族には、護衛の武士団がそれぞれ取り巻いていたのですネ。その間の世情は、「今昔物語」や名作映画羅生門などで参照できます。
敵役ですが酒呑童子は、11月2・3・4日、米屋町曳山に乗っかり、唐津市を睥睨して廻ります。