木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

180. ブロック塀より目隠しフェンスその2

2018-06-27 19:44:58 | ウッドデッキ
道路から敷地の中を隠すために、ブロック塀をするよりも、
もっと安全で、見栄えがよく、費用も安くできる方法がこれです。

ポイントは、ブロックを積む造園屋さんに、「このようなフェンスを作るから、ブロックの穴を柱のところだけセメントを埋めないで。」と頼んでおけば、後は自分で目隠しフェンスが簡単に作れます。

これだけのフェンスを作る材料費用は次のとおりです。
・アルミ支柱(厚み3mm) 長さ1250mm×50mm×50mm 5本×2800円:¥14,000
・横板杉塗装品 2550mm×15mm×105mm 16枚×900円:¥14,400
・アルミ用ドリルビス 50本入り 2袋×580円:¥1,160
・インスタントモルタル 20kg 1袋:¥700
・合計:30,260円+消費税2,421円=32,681円
以上のとおりです。1mあたりにすると6400円ほどで簡単に作ることができます。

別注サイズやデザインを縦張りにしたり等々も応用ができます。
詳しくお知りになりたい方は、目隠しフェンスのサイトにお越し下さい。
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179. ブロック塀より目隠しフェンス

2018-06-24 12:22:23 | ウッドデッキ
50年前、道路と敷地の目隠し境界は植木でするのが一般的でした。
しかし、植木の手入れが面倒なのと敷地に余裕がなくなってきたため、
コンクリートブロックで作られた塀があちこちに作られるようになりました。
欠点は、雰囲気が良くない。・・でもメンテナンスはいらないし、価格は安いしと言うことで日本中に広まりました。

しかし、これでは、あまりにぶさいくと言うことで、最近増えているのがこのような木製の横板を使った目隠しフェンス。


エクステリアメーカーの既製品は雰囲気の良いものが少ないので、
弊社に注文がきます。これが裏から見たところ。


柱のアルミは3mmの厚みのものを使います。
一般的にエクステリアメーカーの既製品の支柱が1.5mmかせいぜい2mmに対して、
オーバースペック気味のところはあるのですが、
安全に対して過剰にするのは誰からも文句を言われることはありません。

地震の度にブロック塀の危険性について話が出ますが、木の横板を使った目隠しフェンスであれば、
倒れてもたいした重量ではありませんので、ブロックに比べるとはるかに安全。
それに、自分で製作することもできます。

目隠しフェンスは、部材販売だけでなく、施工もしていますので、現場の状況に合わせてベターな方をお勧めします。
部材販売はこちらの目隠しフェンスのサイトをご覧下さい。
施工がご希望の場合はこちらの施工サイトをご覧ください。
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178. ウッドデッキの理想的でベーシックな構造

2018-06-12 12:48:01 | ウッドデッキ
ベーシックなデッキの基本がこれです。


このデッキに後日、手摺を取り付けました

ウッドデッキの理想的でベーシックな構造に要求されることは、
まず第一に施工が簡単であることです。
2番目は、それでいて強度と耐久性があることです。

しかし、一般に多いのは床板構造の束をデッキの周辺部に配置しそれを手摺柱と兼用する工法ですが、
この方式は弊社も以前は自社施工の場合はしておりましたが、
水が滞留しやすく腐朽の原因になることが分かってからは、弊社でもしなくなりました。
しかし、部材が4×4材と2×6材の2種類で組み立てることができることから、
日本ではこの工法がベーシックな構造としてプロの方にもDIYでも普及しています。
それぞれの工法の違いは次をご覧ください。

図のように従来の工法の欠点として床板を手摺に合わせて欠けこみをしなければならす、
これはDIYでは難しい方法です。

それに対して束と手摺を分離すると、床下構造がかなり精度が粗くても床板で直角を合わせますので、
綺麗に仕上がり、手摺の位置は自由に配置ができます。
これがウッドデッキの理想的でベーシックな方法です。

弊社のキットデッキはこの理想的でベーシックな工法を採用しています。
結果はDIY初心者が作ってもプロ以上の仕上がりになり、強度があります。
それぞれのお客様の体験談をご覧ください。

床下構造はこれが理想でベーシックな工法です。


床下を張るとこうなります。

こちらのデッキのお客様の体験談をご覧ください。


プロの業者に頼もうかどうか迷っておられたお客様の施工例です。

こちらのデッキのお客様の体験談をご覧ください。

理想的でベーシックな工法ですから、キットデッキはこんな応用もできます

作られたお客様の体験談をご覧ください。
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177. 凸凹サイディング

2018-06-08 15:17:59 | ウッドデッキ

弊社はエクステリアの木製施設のメーカーですが、
住宅の外壁に張るレッドシダーサイディングも製造販売しています。
30年前はレッドシダーサイディングの良さがなかなかご理解いただけなかった日本の設計事務所や一般のお客様も、
最近はようやくご理解を頂けるようになり、木製サイディングが人気になりつつあります。

さらに新しい提案と言うことで考えたのがこのサイディングです。
但し、レッドシダーではありません。木材を高温処理して、耐久性と寸法安定性を確保したエンジニアリングウッドです。

この秋の展示会に出展、正式販売となる予定です。
(まだ正式販売はしていませんが、ご質問のある方はこちらのサイトにお問い合わせください)

ついては、施工性や問題点を確認するために、事務所の入り口をこのサイディングで張ることにしました。

これが元の窯業系のサイディングの上に防腐処理された下地を貼って工事中の状態です。


完成するとこんな感じです。

ルーバーをサイディングの上に取り付けるつもりでしたが、
凸凹の凸を利用してルーバーに加工してルーバーも兼用しました。

デザイン性施工性とも高い評価です。



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176. 玄関横門扉の補修

2018-06-04 13:26:27 | ウッドデッキ


弊社は基本的に屋外用木製構築物の製作会社です。
水車のご注文があれば、喜んで製作させて頂きます。
また、大阪の某テーマパークの屋外木製施設のほとんどは弊社が設計施工をさせて頂きました。

基本的に工務店さんがされる仕事(住宅の増改築)は、弊社としては仕事はしませんが、
この門扉などは弊社がするか工務店さんがするかのボーダーラインの仕事です。

今回の仕事は弊社の社長が47年前に入社した総合商社の大先輩のお客様からのご依頼です。
玄関横の庭に通じる門扉が開け閉めすると、
バラバラになりかねない状態だったので補修することになりました。

これが施工前の前と後ろの状態です。かんぬきも壊れてしまっていたので、市販の金物で固定されていました


なるべく元の状態に近いように、また建物の雰囲気と合うように考えて、
できるだけ元の材料を使うようにしましたが、
張り替える板は高耐久のレッドシダーのクリアー材で人工乾燥したものを使用。
軽くて狂いがありませんので、このような微妙なところに使うのには最適です。
かんぬきもレッドシダーで新しく作り直して、元の色に近い濃い木材保護塗料で塗装して無事完成しました。


塗装した色も、周りの雰囲気とぴったりの和風扉の完成です。


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