木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

172. 12年前に作ったウリンデッキの色あせを比較検証する

2018-04-06 13:06:10 | ウッドデッキ

12年前に我が家のデッキを作り直しました。
その時は合成木材にするかウリンにするか随分悩んだのですが
(当時合成木材のデッキの経年変化による欠点を完全に把握していませんでした)、
結果は、この写真のようにウリン材で作りました。それが12年経過するとこのようにグレーに変色しています。


しかし実際に使っていると、写真では分かりにくいですが、
ウリンは色あせても重厚感がありますので、
色あせが全く気になりません。

かくて設置してから12年間、何のメンテナンスもしていないのですが、
この状態で全く腐朽しているところはありません。ウリンは30年の耐久性がありますから、このままの状態があと20年は続くでしょう。

合成木材にしていたら、恐らく劣化と汚れ、カビでかなりみすぼらしくなっていたと思います。
「12年前に合成木材にしなくて良かった。」と心から思いました。

このままでも味があって良いのですが、一度やってみたいと思っていた実験「市販のケルヒャーの高圧洗浄機で水圧洗浄するとどうなるか」と言うことを実験してみました。
結果をお知りになりたい方はこの[12年前のデッキを高圧洗浄するとどうなるか」のブログをご覧下さい。
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171. 適当フェンス

2018-04-03 18:54:43 | ウッドデッキ

これは以前社員旅行でドイツに行った時の写真です
(仕事柄、このような屋外設置のフェンスや木柵にはすぐに目が行きます)。
欧米の場合、このような「適当にした」と言う雰囲気のフェンスが多いのですが、
これなりの理由があります。
①材料が安い・・・これだけの小径木であれば間伐材ですから
②加工が簡単・・・支柱は横穴をあけるだけ。横木を完全に通す穴だと日曜大工では難しいですが、
この細い木を通すぐらいの穴だったら、ごく簡単に加工ができます。
③組み立てが簡単・・・小学生レベルです。
④便利・・・・すぐに外せます(羊等の飼育動物を出し入れするのに便利)

ところが、欧米の場合、日本とは異なり、
こんな適当なフェンスでも支柱の上は斜めにカットして水が流れるようにしています。
支柱の上が平ですと、どうしても雨の水が滞留しそこから腐りますので、
頭を斜めにするかどうかだけで耐久年数は2倍になります。
やっぱり屋外での木の使い方は欧米の方が上かなと思うところです。
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170. 目隠しフェンス あまり目隠ししないタイプ

2018-04-03 18:24:21 | ウッドデッキ

目隠しフェンスをされる場合、徹底的に目隠しをするのではなく、ある程度視線を遮りたいとか、庭の一部にしてしまいたいと言うお客様のご要望にお応えしたタイプがこれです。横板タイプの目隠しフェンスと角材列柱タイプとの組み合わせです。
このようなフェンスがご希望の場合は下記の担当者ブログをご覧下さい
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