つれづれ(ひとりごと)

様々な出来事を感じたまま綴って大切にしたい

山口県豪雨災害

2009年07月24日 | Weblog
山口県防府市の土砂災害で多数の死傷者が出た。死傷者の多くは特別老人ホームの入居者である。朝のラジオで、危ないところに姨捨山みたいな施設が出来て、犠牲者が出たと嘆いていたがまさにその通りだと思う。地価も安く、開発も難しいところに福祉の大義で建設したのだろう。また、防府市の対応も問題になっている。土砂災害の危険が高い地域に指定(指定したのは県だが全く関与がないわけではない)しておきながら、また、県から土砂災害の起こる危険が高いとの知らせを受けながらその対応をしていなかった。その背景には、実際には起こらないだろうという甘い考え方があったのではないか。災害はいつ何処に起こるか分からないと言ってはいるが、大半は、自分のところでは起こらないと考えているようだ。人間の心理、面白いたとえがある、確率十万分の一の解釈で、宝くじなどが当たると思うとの期待は抱く、でも、凶器が落ち人が死ぬのは自分ではないと考える。まさにそれの裏返し。