つれづれ(ひとりごと)

様々な出来事を感じたまま綴って大切にしたい

リニア新幹線について

2009年07月11日 | Weblog
夢と言われたリニアが現実味を帯びてきた。JR東海が2025年開業を目指し建設する予定3ルートの比較が発表された。今までは、南アルプスにトンネルを掘ること自体が工法的な問題などで出来ないとされてきたが様々な工法の開発により可能となった。また、高速でトンネルに突入する際の車体の抵抗や出口での圧縮空気の音などの問題も実験線での運行を通して解消のめどが立ったようだ。そうなると、線形もよくルートも短く人家連担地域も比較的避けて通れる直線案「南アルプスルート」が浮上してきた。一番影響があるのは長野県、リニア効果を考えると、諏訪湖付近を通る迂回ルートがどうしても必要である。今後は、JR東海と沿線各県の具体的な協議に移るのであるが、今回の建設をJR東海が自己負担で行うと宣言している以上JR主導の交渉になるのは避けられないだろう。今後はその効果をどのように広めることが出来るのか各県の計画づくりに興味が出てくる。
(参考)直線ルート     286K 5兆1000億円
    木曽谷ルート 334K 5兆6300億円
    伊那谷ルート    346K 5兆7400億円