扇子と手拭い

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ボーとしてるてーと、こんなことになる

2016-06-13 01:06:13 | 落語
▼落語会でとんだシクジリ重ねる
 直前に支度をしてポカをした。落語会に必要な出囃子のCDを忘れた。開演30分前に開場する。その前に景気づけに出囃子をかけるのだ。会の責任者に「CDをください」と言われて初めて気が付いた。とんだシクジリに慌てた。

 時間がない。わが家にすっ飛んで戻った。走った、走った。息切れがするまで走った。膝がガクガクした。時計を見ると午後1時23分。開場が1時30分で、開演時間が午後2時。梅雨の晴れ間に大汗をかいた。

 既に着物に着替えた落語仲間が出演者の名前を掲げる「めくり」を出番順に並べていた。カバンの中を探したが見当たらない。忘れたらしい。前の日に出演者全員に、「めくりを忘れないように」と送信した本人がこれでは話にならない。

 に着物、扇子に手拭い、足袋に雪駄・・・。ひと通り揃えたつもりだがポカをやった。やはり身支度は前の日にやっておくものだ、とつくづく思った。反省してます、ハイ。

 ところでこんなに走ったのは何年ぶりだろうか。以前走ったのがいつだったか思い出せないほどだから、相当前なのだろう。

 落語会だが若手の女性がゲストとして登壇した。出番前は「緊張してます」と言っていたがなかなかどうして、堂々としたものだ。雰囲気がいい。高座に上がった途端会場が和む。落語を習い始めて間がないというが、達者なものだ。

 芸事は稽古が第一だが、素質というものもある。苦虫を噛み潰したような人が登壇すると、会場が緊張して、笑いが起きない。顔を見ているだけでリラックスできないのである。一にも笑顔、ニにも笑顔である。

 開口一番はやや玄人向きの「蒟蒻問答」をベテランが務めた。二番手は初登場の女性が「初天神」を披露。三番手は古今亭志ん生の「替り目」をかけた。最後にあたしが「百川」を公演した。

 あり難いことに、あたしたちの会は既に来年1月の公演まで予約が入っている。そこに向けて今日から新ネタの稽古がスタートする。

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