小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

4年生国語「聞き取りメモの工夫」1回の授業で自分の変容を捉えさせる

2018-02-09 16:30:35 | 授業中の攻略法
4年生の国語で「聞き取りメモの工夫」という単元があります。
この単元の最初の授業をこんな形にしてみました。

①まず、教科書は開かせず、いきなり教師が読み聞かせる話についてメモをとらせる。
「先生が今から読む話の、大事なところをメモしながら聞きましょう。」

②聞き終えたあと、書いたメモを友達とたくさん見せ合う。
「5分間で、できるだけ多くの友達とノートを交換しましょう。そして、いい書き方を見つけてあげてください」

③自分や友達がしていた工夫を出し合う。
「ここいいなって思ったところはありませんでしたか?」

④よい「聞き取りメモ」の工夫をまとめる。
「なるほど、いい工夫がたくさんありましたね。ちょっとまとめてみましょう」
・ポイントのみ短く書く
・素早く書く
・箇条書き、記号の使用
・聞き落としたところに印
・聞き終えたら整理する  …

⑤別の話を読み聞かせ、2回目の聞き取りメモをとらせる。
「今度は、これらの工夫をできるだけたくさん取り入れながらメモをとってみましょう」

そして
⑥自分の1回目のメモと2回目のメモを比べてみる
「書き方に違いがありますか?」

この⑥こそがこの授業のメインとなるところだと思ってます。
わずか1時間の授業の中で自分に変容が見られるということを実感できれば、自分で自分の成長を感じることにつながるでしょうし、授業の大事さを改めて痛感できる瞬間になるはずです。

こんなことはどの授業でもできるわけじゃないので、今回のような「聞く」という短時間でできる活動にねらいを定めて実践してみました。

もし、
「1回目は長い文章で書いてたけど、2回目は大事なことだけ短い言葉で書けました!」
みたいに自分の変容をとらえることがで
きる子がいたら、
「誰の工夫を参考にしたの?」
と、友だちに学んだことにも改めて目を向けさせたいですね。

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