小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

私にとって3つの意義がある夏休みになりました

2017-08-26 08:29:24 | 教師力UPの攻略法
この夏休みは私にとって3つの意義がありました。
①フォレスタネットさんと出会った
→前回の記事で書いた通りです。

②企業研修に出た
→長期の企業研修に出ることができました。
今回は食品製造、販売に関わる企業で、またここでも多くのこと学びました。
学校との大きな違いは、
「100%主義」
というところでした。
学校では、子どもの教育に関して、目標に向けた100%を目指しはしますが、それはなかなか難しいことで、実際は「80%」あたりを合格ラインとすることが多いです。
でも食品製造に関する仕事で「80%でいい」なんて感覚は許されません。
食品の衛生や味、売り上げなどについては必ず100%でなくてはいけないという姿勢で、仕事をしています。
それはすごく厳しい世界で、緊張感があり、神経をすり減らす雰囲気がありました。
しかし同時にその緊張感が職場全体にほどよいリズムとやりがいをもたらしているとも感じました。
そういったものを職場全員で共有することで、トータルとして企業のクオリティを高めているんだと思えました。
学校とはまた違うそんな風に当たることができたのは、私にとってとてもいい刺激になりました。

③歯医者に行った
「なーんだ」と思うでしょうが、私にとってはかなり重要。笑
ずっと行きたかったのですが、なかなか行けずにいて、ようやくこの夏休みに行くことができました。
してもらったのは歯のクリーニングと「親知らずの抜歯」
この抜歯が辛かった~
横向きに生えている厄介者で、以前から抜いた方がいいと言われてはいたのですが、特に痛くもないし忘れたふりをしていました…
しかし今年は勇気を振り絞りました。
クラスの子たちに
「歯医者に行け歯医者に行け」
と言ってるからには自分が手本を見せなくてはいけません。笑
長時間にわたりガリガリゴリゴリやる大変な抜歯でしたが、がんばりました。
抜歯後、まだ痛いです。笑

ということで、今年の夏も私なりに意義のある夏になりました。


「フォレスタネット」さんとの出会い

2017-08-17 14:05:31 | 教師力UPの攻略法
みなさんは
「フォレスタネット」
というサイトをご存じでしょうか?
いわゆる「教育情報提供サイト」といえると思いますが、似たものとしては従来からある「TOSS」や「EDUPEDIA」などがあります。
まだこのフォレスタネットはスタートしてからの日が浅く、大々的に宣伝もしていないので認知度は低いかもしれませんが、コンテンツの基盤が整い次第、近いうちにアピールしていくようです。

と、なぜ私がこのフォレスタネットを紹介しているかというと、実は先日、ここから声を掛けていただき、担当の方とお会いすることができました。
フォレスタネットさんは全国の先生たちの様々な実践を熱心に探索しているようで、たまたまこのブログを見つけていただいたそうです。
フォレスタネットは東京の企業なのですが、担当の方は「直接会って話したい」ということで、なんと遠い遠い地方の私の自宅まで来てくださいました。
私もこんなケースは初めてなので緊張しました。

実際にお会いしてお話しすると、私の実践や考えを色んな観点から尋ねてくださるのと同時に、フォレスタネットとしての教育理念や、その発展のための構想、そして担当の方の経験や思いというのもたくさんお伺いすることができました。
私の話以上にそちらの話の方が中身があり、私にとってはとても新しい刺激になりました。
教員の、教員目線の話というのは普段から飽きるくらい聞いていますが、こうした違う立場の方の違う角度からの話はとても新鮮です。
私の知り得ない新しい情報にも詳しく、勉強になりました。

そして、このフォレスタネットは、紛れもなく価値の高いものだと確信しました。
現場の教員のために役に立つ情報が満載で、ほしい情報を得たり、発信したり、共有したりするシステムがかなりスマートです。
構築して日が浅いというのに、すでにコンテンツはかなり充実していて、掲載されている記事も、もう30000を超えていました。

また、この担当者の方の仕事ぶりに強く感激しました。
だって、名もない一教員の私にこうして会いに来てまで情報を、人材を得ようという努力をしているわけです。
面会の事前事後の色んなやりとりに関しても、その仕事の速さと丁寧さには頭が下がりました。
「これが成長する企業の最先端で動く人か」と、同じ社会人として勉強になるほどでした。
たった一度の面会でしたが、私にとってはとても有意義なものとなりました。

今後、私もこのブログの記事を中心に、このフォレスタネットに情報を提供していくことになります。
つたない実践ばかりですが、少しでも、誰かの役に立てれば幸いです。
このブログをご覧の皆さんも、ぜひ一度、フォレスタネットを検索してみてください。

水泳協会のベテラン指導者の言葉に背筋が凍りました

2017-08-10 20:31:04 | 学級生活の攻略法
夏休みを利用して学校のプールで
「水泳教室」
が行われています。
「もっと泳ぎが上手になりたい」という子どもを対象に先生たちが泳ぎを教えます。
(これも小学校教員の夏休み定番のお仕事の一つ)
もう私も真っ黒に日焼けしています。
今年、本校は初めてこの水泳教室に外部の指導者をまねいています。
地区の水泳協会の方々で、水泳ベテランの方々です。
だから今回先生たちは、その指導者の方々のサポートみたいな立場になっています。
協会の方々の指導を見ると、こちらが勉強になります。
(へ~こうやって教えればいいんだ~)
手順に沿って、形にこだわって、丁寧に丁寧に、一人ずつ教えます。
私も今後真似したいと思いました。

プールの合間に、その協会の方々と話をする機会がありました。
その方々は、本校だけでなく、近隣のいくつもの学校にも出向いて、同様に指導しているそうです。
「だから、学校によって全然違いますよ!」
何がかというと、
「指導に当たる先生たちが!」
だそうです。

言うには、
・たくさんの先生が一緒にプールに入って熱心に指導する学校もある
・全部こっちに(協会に)任せきりで、自分たちは上から見てるだけの学校もある
・学年や学級単位で依頼する学校もあり、そこは明らかに学校としてのまとまりを感じない

らしいです。
う~恐い話ですね~ 笑
私たちも「そういう目で」みられてるってわけですから。笑
(お~水着着てプールに入っててよかった~)
って思いました。笑
本校はどうですかね。
熱心な先生が「たくさん」とまではいかないけど、まあまあいるって感じかな。

こんな感じで外部の人は学校を客観的に評価するわけですね。
それぞれの視点から。
そういう目に直接触れたような気がして、背筋が伸びました。
緊張感はありますが、こういう情報を得られるのは学校にとって有意義なことですよね。
どうしても学校は閉鎖的になりがちですから、こうした声を真摯に受け入れて、改善につなげる姿勢は必要だと思います。

嫌らしいほどの話術が耳に障りました

2017-08-05 22:22:38 | 教師力UPの攻略法
校外のある会合に出たとき、そこで話をするあるお偉いさんの話し方が、ちょっと
「うまいな」
と思うことがありました。

その人は、人権に関する話にふれ、その中でこう言いました。
「ところで皆さん、こんな話は知ってましたか」
(こういう間のつなぎかたにもちょっとしたセンスが感じられるな)
「私は全く知らなかったのですが、今では「肌色」という色は存在しないらしいですね。」
(え?)
「いかがですか皆さん、ご存じでしたか?」
(え?知ってるでしょ、そんなこと。え、みんなどうなの??)
「恥ずかしながら、私は全く知りませんでした。どうも、俗に言う肌色は、私たち日本人が勝手に…」
みたいに話を続けました。

この話術、意図的だなと思いましたね~ 笑
「私は知らなかった」
「皆さんは?」
これらのフレーズに、思わず聞いてる側は耳を傾けてしまいます。

だって、「今どき肌色はない」なんて話、もうみんな周知のことじゃないですか!?
もう結構前から言われてるはずですよ?
しかもその手の話を壇上でするような人がですよ?
その話を知らないなんてあり得ます!?
ちょっと、私にはわざとらしいほどの話術に聞こえて、むずかゆいように聞こえました。
が、わざとにしろ何にしろ、私も聞く側として興味をそそられたのは事実です。

教育相談するときの机のレイアウトにこだわってみた

2017-08-02 20:32:28 | 保護者への攻略法
夏休みを利用して保護者との教育相談が行われています。
教室に保護者が来てくれる形で。
この学校赴任一年目の私には何でも初体験で、こんな時期の教育相談も初めてです。

初めての私は
「さて、机をどうしようか…」
というところからスタートしました。
「考える前に、まずは見てみよう」
いつもこれです。
先輩たちの真似から。
ということで、隣のクラスや、隣の隣のクラスをのぞいてみると、二つ分の机を教室の中央辺りに向かい合わせにしてセッティングしてありました。
まあ、予想通り。
「なるほどなるほど」

…でも私はそうやらな~い。

私は、まず位置を教室の中央ではなく、思い切り窓側にしました。
育っているグリーンカーテンが今とてもきれいなんです。
これを見ながらのほうが気持ちも和むでしょ。
そして、二つの机を向かい合わせるのではなく、いわゆるL字型に並べました。
お互いを横目に見るような形です。
何というか、たった2人しかいない空間で顔と顔を対面して話すのは私には息が詰まるような感じがします。
少し目線をそらすぐらいの方が風通しもよくて、気楽に話ができます。

私なりの教育相談の「粋な」こだわり?です。