小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

家庭訪問,うちには10分しかいなかったわよ

2010-04-29 09:24:17 | 保護者への攻略法
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私が小学生のときの家庭訪問で覚えていることがあります。

先生が家に来て,(それだけで,なんか変な感じがしますが)先生が座ったとたん,すぐにうちの母ちゃんが,お茶をいれるために台所へ行ってしまったとき。

居間には先生と自分の二人だけになり,なんと居心地の悪いのこと…

子どもの自分が気の利いた世間話ができるわけでもないし,先生はたぶん,このあと何を話そうかで頭がいっぱいだし。

(早く母ちゃん帰って来い!お茶なんていいから!)

って思ってましたね(笑)

さて

家庭訪問で気をつけたいことがいくつかありますが,何十件も回る先生が何より気をつけなくてはいけないことがあります。

それは

先生は,どの家に対しても平等でいる!

ということです。

じゃあ,何を平等にしなくてはいけないか。いくつか考えられます。

◇家にいる滞在時間

ある家には20分いて,ある家には10分,なんてことにならないように

◇到着時刻のズレ

前半の家には予定通り,後半の家には30分遅れて,なんてことにならないように

◇着ていく洋服

フォーマル・カジュアルが日によってバラバラにならないように

◇口にするお茶菓子の量

大変ですが,食べた・食べなかったの差も,家にとっては気になります

◇話す話題

居心地のいい家で思わず何でもぺちゃくちゃしゃべったりしないように

◇子どものほめかた

ある家ではほめっぱなし,ある家では一つもほめない,なんてことがないように

といった具合でしょうか。

正直,保護者の方の雰囲気や,そこのお子様の様子によって,先生の振る舞いも変わってくるのが当然かもしれません。

しかし,「家庭訪問を平等にする」という基本線からは外れないようにしたいですね。

子どもに公平・平等でいるのと同じで,家庭に対してもやはりそうでしょう。

先生が帰ったあと,お母さんたちの間では,家庭訪問に来た先生の話題で盛り上がるのは必至です。

そこで「うちには30分もいたのよ!お菓子もお代わりまでしちゃって…!」「え~うちでは全然だったわよ!」なんてことにならないようにしたいですね。

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いろんな相談を受けるけど…!

2010-04-26 19:48:27 | 保護者への攻略法

家庭訪問に行くと,いろんな相談を受けますよね。

「この子のノートを見ると,いつもあ然とさせられます…」

「もっと積極的な子になってほしいんですけどね…」

「とにかく野菜を食べないんですよ!どうにかなりませんかね!」

「たかしくんとの仲が良くないみたいで,昨日もけんかして帰ってきて。」

「給食費の引き落とし日を,25日以降にしていただけると助かるのですが…」

先生と保護者の方が一対一で向き合って語れる機会なんて,他にほとんどないから,貴重な相談ですよね。

・・・と,ときにはビックリさせられるような相談事もありますが(笑)

相談のジャンルも幅広いし,はっきりいって担任の先生が相談にのれることもあれば,そうでないこともあります。

まずは,その境界線をはっきりと先生側がもっておき,的確な返答をすることが第一になります。

その幅広いジャンルの相談に対する返答について,絶対にしたいことは,

学力に関する相談に対しては,100%,担任が責任をもつ!

という姿勢をもつことです。

(例1)

お母さん「うちの子,4年生にもなるのに,九九を全部言えないんですよ…」

先生「はぁ,それは困りましたね。2年生のときに,もうちょっとがんばっておけばよかったのかなぁ」

いやいやいや!先生,ちがう!ここでは

先生「そのようですね。今からでも間に合うし,絶対に覚えなくてはいけません。個別に随時復習する機会をつくって,週に1回ずつでも,テストをしてみましょう。」

と,先生が全ての責任を負って,その解決に全力を出す姿勢を示すべきです。

(例2)

お母さん「今はまだ,勉強にほとんど関心がないけど,将来は○○中学を受験させたいと思ってるんですよ。でも,何からさせればいいのか…」

先生「ほぉ~それはすごい。何か,関心のもてるものが見つかるといいですけどね…」

いやいやいや!先生,ちがう!ここでは

先生「まずは,その目標について,とおるくんとじっくり話をして,一緒にがんばっていこうという気持ちをそろえたいですね。学校でも,そんな話をして,授業では基礎的な内容を定着することからスタートしていきたいと思います。」

と,学力に関する目標に向けて,精一杯力になるという姿勢を示すべきです。

このように,学力に関する相談は,一心に先生が引き受けましょう。

どんな低次元の話だと感じても,どんなに実態とかけ離れた話だと感じてもです。

子どもに学力をつけることが,先生の仕事です。

そんな頼もしい先生を,保護者の方も待っています。

まちがっても,「野菜を食べさせて」などという相談と同じに扱って,家庭に投げ返したり,言葉を濁してあいまいにしてしまうことのないようにしましょう。

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家庭訪問で相談を受けたら

2010-04-25 18:59:35 | 保護者への攻略法
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昨日のアクセス数が初めて500を超えました。(驚)

「保護者への攻略法」 悩みながらがんばっている先生がいっぱいいます!

さて

家庭訪問で子どもを同席させるということを,「必ず」という形で実施している学校もあるのでしょうか?

いわゆる三者面談のような形になりますよね。

私が今まで経験したところでは,特にきまりもなく,各家庭にお任せしていました。

すると,大半の家庭では子どもも一緒にお話をしますが,時折,子どもがまったく顔を見せないところもありました。

お母さん「ちょっと!ゆうか!早く下りて来なさい!」

先生「あはは… 恥ずかしいのかな?」

お母さん「すいませんねぇ!ゆうか!先生もういらしてるのよ!」

先生「…まぁ,かまいませんよ。お母さん。」

お母さん「ほんっとにもう!ちょっと,呼んできますので,待っててもらっていいですか。すみません!」

先生「あっ,いいんですよ!いなくても…」

・・・時間がもったいない(笑)

とても限られたわずかな時間しかないのに,出だしの5分を使ってしまいます。

子どもが同席するかどうか,学校でも,おうちでも,事前にはっきりさせておくべきですねぇ

なんてことも思い出しました。

さてさて,本題。

家庭訪問の攻略法の続き。

相談されたことには,即時にリアクションをみせる!

ということを心がけましょう。

30件の家庭訪問があれば,先生にとってはその家庭は30分の1でしかありませんが,家庭側としては,先生と直接話ができる貴重な一場面です。

そこで語られる相談ごとはきっと切実です。

各家庭で相談を受けても,先生としては(家庭訪問の全部が終わってから,できることからやっていくか…)

なんて心持ちになりそうですが,それでは頼りないです。

ここは,がんばって,即時にリアクションをみせることです。

相談1「黒板が見えづらいと言っているのですが・・・」

次の日「席を2つ前にすると見えるということでしたので,早速移動しました!」

相談2「学級PTAは金曜日にしていただけると助かるのですが…」

その日の貴校後「さっそく校長に相談したところ,とりあえず今年度までは計画した日程でさせていただき,来年度からは積極的に考慮していきたいということでした!」

相談3「あの子,本当に落ち着きがなくて…」

次の日「今日は,3校時の国語の時間は,今まで以上に集中して取り組めていましたよ!たくさんほめてあげました!少しずつ変化が見られていくといいですね!」

このように「解決しました!」でも「検討しています!」でも「子どもの様子の報告!」でも,どんなリアクションでも,すぐに返してあげましょう。

保護者の方は,とてもうれしく思ってくれるでしょうし,先生を頼もしく感じてくれることでしょう。

もちろん先生としては大変だと感じると思いますが,意外と,こうしてすぐに取り組んでしまう方が,時間もとらずに,しかも確実にできてしまうものです。

逆に,あとに回してしまうと,先生の記憶もあいまいになり,手間取ってしまうようになります。

ひどいときは,先生が忘れちゃって,保護者の方は「家庭訪問で相談したこと,どうなってるのかしら・・・」と,不信感がつのってしまいます。

だから,この家庭訪問期間というのは,先生にとっては「リアクション期間」だととらえ,即時に行動をとるように心がけましょう。

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家庭訪問の時期ですね

2010-04-24 10:34:42 | 保護者への攻略法
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学校では家庭訪問の時期ですね。

いくつか攻略法を紹介していきたいと思います。

以前に一つだけ紹介したのは

「出されるお菓子でおなかいっぱいにならないための攻略法」でした。

けっこうウケがよくて,私も気に入っています。

もう,さっそく家庭訪問が始まっている学校もあるでしょうし,私のところのようにゴールデンウィーク明けに,というところもあるでしょう。

たくさんのおうちを回ることになりますね。

先生側としては,時間を守りながら,広い校区を迷うことなくスムーズに回って,しかもいいお話ができるようにと心がけます。

子ども側としては,学校の先生が自分んちに来るなんてことが不思議な感じがして,しかも親と先生の間で自分のことをあーだこーだ言うものだから,居心地が悪いでしょうね。(笑)

しかし,ここではちょっとかわいそうですが,そんな子どものこと以上に,おうちの保護者の方を気遣うべきでしょうね。

保護者側としては,年に一回の緊張の場面です。

「家を先生に見られる」 プレッシャーですね。

そんな保護者の方の気持ちを汲み取って,まずは

家庭訪問では,必ず一言おうちをほめる!

ことをしましょう。

だって,きっとこのわずか10~15分のために,おうちの方は必死でお片付けをして,お掃除をされたはずです。

ひょっとしたら,新しいテーブルクロスでも買ってきてるかもしれません。

先生がやってきて,おうちの様子になど全く目も向けず「お宅のお子さんは…」なんて真剣な顔で話し始めたら,それはさびしいでしょう。

まずは,部屋に通されたらすぐに

「きれいなおうちですねぇ」

「かわいい飾り物がいっぱいですねぇ」

「植物がいっぱいですねぇ 気持ちがいい」

「これはいつの写真ですかぁ」

「あぁ なんか,落ち着くおうちですねぇ いいなぁ」

なんて,感じたままに言ってあげましょう。

特に片付けがされていなくて,家庭訪問に対しても全く準備されていない感じであっても,目に付いたなにかに関心をもってあげるといいでしょうね。

こんな先生の言葉に,気を悪くする方はいませんし,このおかげでその後の本題のお話が明るくできるようになるかもしれません。

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新しい週報・日報・掲示物づくりに追われ…

2010-04-22 20:20:29 | 教師の仕事術の攻略法
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新年度のスタートともに,どの先生も新しい仕事をスタートしています。

その中でも,学級担任であれば,新しいクラスの週報・日報・様々な設営物などを必ずつくっているはずです。

「今年の週報はどんなデザインにしようかな…」

「今年の日報はなんてタイトルにしようかな…」

「設営の『朝の会』カードは,何色にしようかな…」

クラスの特徴に応じていろんな工夫をします。

それだけでなく,パソコンでつくる文書は本当に様々にあります。

そしてそれと同時に,それらの「作り方」も様々です。

教師向けのパソコン操作のハウツーものも,今では色々と紹介されていますが,新年度を迎えた今の時期に,痛切に感じることがあります。

基本中の基本ですが…

パソコンでつくる文書は,基本的にすべてA4でつくる!

とういことの必要性です。

パソコンで文書を作る際には,そのスタートとして「どのサイズでつくるか」というのがあります。

よく言う「ページ設定」です。

ここでやめたほうがいいのは,実際に印刷したい大きさに設定して,文書を作成してしまうということです。

例えば

・週報がB4サイズだから,パソコンでもB4サイズで作ってしまう

・日報がB5サイズだから,パソコンでもB5サイズで作ってしまう

・教室の設営物がA3サイズだから,パソコンでもA3サイズで作ってしまう

実際がその大きさだから,それに設定してしまいそうです。

ここで問題は,それらをプリントアウトするプリンターです。

プリントアウトするプリンターに,どのサイズの印刷紙が差し込まれているかということです。

言うまでもなく,現在では印刷物としてはA4サイズがもっともメジャーとなっています。

だから,多くのプリンターには,基本としてA4サイズの紙が差し込まれていて,その準備がされています。

しかも,多くの学校では校内LANがあり,多くのパソコンのプリントアウトを一ヶ所のプリンターが担っていたりします。

その場合,なおさらA4がメジャーとなります。

そういったプリンターに対して,強引に違うサイズでプリントアウトしようとすると,スムーズにいきません。

だから,一旦A4でプリントアウトしてから,その後に変倍して印刷するという,形にするといいでしょう。

もし,プリンターがB5やA3などの別サイズの用紙を手軽に設置できるものであれば,サイズを気にすることなく文書を作成することができます。

A4という設定でつくった文書も,実際の大きさに変えてプリントアウトすればいい。

でも,最近は学校もお金がなく,印刷に対してもかなり厳しくなっています。

いろんなサイズの用紙をたっぷりと準備しておくというのは難しいようです。

となると,やはりA4が強い。

また,一番互換性が強いのもA4です。

他者とデータの交換などをしたとき,都合がいいのもやはりA4で作成してある文書ですね。

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