ポートフォリオ主力であるSouthern(SO)の20年12月期決算です。
電源構成として、高コストでCO2問題もある石炭を圧縮して、比較的低コストのガスに置き換えているようです。
Vogle原発の稼動はCOVID-19の影響で遅れているようです。
電源 |
2020 |
2019 |
増減 |
Gas Ratio Cost |
52% $2.19 |
47% $2.42 |
+5% ▲$0.23 |
Coal Ratio Cost |
16% $3.23 |
24% $3.09 |
▲8% +$0.14 |
Nuclear Ratio Cost |
27% $0.80 |
26% $0.81 |
+1% ▲$0.01 |
Hydro and other Ratio |
5% |
3% |
+2% |
売上高は$21.4B→$20.4Bと▲5%減、営業利益は$7.7B→$4.4Bと▲37%減でした。
昨年の資産処分益が無くなったのが、大きな減益要因になってしまったようです。
資産は、現預金が$2.0B→$1.1Bと激減しました。
設備資産は、$83.1B→$87.6Bと増加しました。
負債は、長期借入金が$41.8B→$45.1Bと増加しました。
また、純資産は$31.8B→$32.2Bに増加しています。
営業キャッシュフローマージンは、27%→33%と回復しました。
営業キャッシュフローに対する配当の比率は44%→40%と改善していますが、フリーキャッシュフローはマイナスに転じています。
炭素排出削減は世界のトレンドになっていますが、Vogtleの扱いを含めて電源課題が懸念されるところです。
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