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「ぼくら理科のおじさん」を聞いて

2017-05-11 08:17:02 | 問題
春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少「孟浩然」

春の眠りは快く夜明けにも気づかない・・・が、久しぶりで4時からの明日へのことば「ぼくら理科のおじさん」NPO法人代表理事佐藤一男氏のトークを聞いた。

中学の理科クラブの先生からユニットラジオを組み立て、8人中3人が音を出し、成功がモーター作りの道に進んだと。

私も、兄とブリキをハサミで切って、2極回転、3極回転のモーターをブラシを立てて作ったり、パン焼き機を作って焼いて食べた経験を思い出す。今も、壊れたら修理するという考えで、新品に変える気はしない。出前授業写真の花の名は?

佐藤氏は青森七戸小中高と、岩手大でモーターを作りたいと、入学時24/25番目の成績で育英資金が借りられず、勉強して借用、長男で地元企業へ決めていたが、結果好きな日立製作所へ、定年退職、OBを中心に、約100名のボランティアで、日立市とその周辺の子どもたちに、科学に対する興味・関心を高める活動を平成21年から行っているが、準備に2年間かかったと。先生は子供や親との対応で実験の準備ができず、免許がないから教えられないので準備などの後押しをしていると。

(1)市内全小学校25校に「理科室のおじさん」を派遣し、理科授業の準備や休み時間にミニ実験教室を開催している。
(2)「小・中学校の授業支援」として、教科書に加え身近な理科の応用原理を体感できる手作り教材の開発や科学クラブの支援活動など、平成26年度は合計484時間の支援を行った。
(3)「理数アカデミー」科学者や技術者を目指している中学生を対象に毎月1回、生活に関係した発展的学習を行っている。(4)「モノづくり工房」毎月2回土曜日に小学生を対象に工作や実験教室を行っている。
(5)「科学ふしぎ発見教室」水ロケット教室を毎月1回開催し、年1回の大会ではその成果を競い合っている。
(6)「地域科学教室」地域行事や青少年のための科学の祭典に参加して理科実験の面白さを広めている。

これらの活動により、日立市の「理科好き」の子どもを増やしており、全国の理科クラブの手本となって他県からの見学も多く、特に「理科室のおじさん」の派遣は科学教育推進の成功例を初めて知った。







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