羊日記

大石次郎のさすらい雑記 #このブログはコメントできません

もみ消して冬

2018-01-14 21:22:40 | 日記



 誰も真面目じゃないというね。レストランで交渉人の若手警官から交渉ノウハウを聞き出そうとする件の会話のレベルがかなり高かった。知的レベルではなく珍問答レベルが。ここで本気出すの? みたいな。他のドラマでも主人公が『知恵者』に助言を請う件が必ずある印象だが高確率で安易な他力本願を完全論破されるのが好例になってる印象だが、まず『知恵者』がいる構図がコミカル。シリアスな話に『知恵者』を出すと名探偵か宗教の教祖みたいなっちゃうからさ。時代劇の剣豪物だと老僧が剣豪にヒントを出すパターンはあるにはあるが、剣豪物自体あまり見なくなったからなぁ。無限の住人の怪尼僧何かもこの系譜だな。ま、いいけど。話によって『知恵者』の匙加減が難しい場合もあるが、今回の交渉人男は上手く機能するかどうかも少し注目しておこう。確かセカムズでは盛り飛び道具的な上げ要員だったから、一応難度の高いポジに出世はしている。主人公のキャラはもうほぼ味の素の炒飯の素のCMキャラそのまんま。こういうの出来るんだと当て嵌められたんだろう。そもそもこのキャラ金田一少年が原形だからグルっと一回りして日テレで活用するのは必然的ではあるかな? トラブルからの逆転方法が結構ざっくりしていて、やるかやらねーか、という基本チキンレーススタイルなのが意外だったが、あんま小難しいことするとあの家族権力あるから険悪になるのを避けて敢えてポンコツにしているのかもね。長男の病院での権力争い描写のテキトー感も中々だったが、長女の描き方は中の人の取説知ってる感じ。子供時代の子役は探偵ドラマに出てた子だったな。そういえば同系統だ。たぶんあの子も大人になったら変な男にSuicaのチャージ料とか度々せびられるようになるんだろう。人生色々だ、ドンマイっ! 最後に父が着てきたプレゼントの服がホントに絶妙にダサいところまで徹底していた。

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