とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

「年齢」いのちの時間

2006年03月31日 16時06分21秒 | 私のこと(日記)
 どうしても年齢についていけないと、72歳の叔母が嘆く  あたりまえよ 何十年なんて人間がつくった時間のめやす  宇宙全体からみたら 人間の寿命なんて ぴかっと光っただけ  これでよかったのかしら あれっきり 叔母は年齢を言わない     孫の成長をうれしそうに 楽しんでいる    叔父は心配する 孫を生きがいにしてはいけない 捨てられるぞ  『ココ。シャネル』の伝記を読んだら 冒頭に引用があ . . . 本文を読む
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「品のいい笑顔」

2006年03月31日 12時27分29秒 | 創作詩
   笑顔にも いろいろ あるように 思う          ねむってばかりいた赤ん坊が初めてみせる笑顔                 十歳代の少年のはじけるような陽気な笑顔                二十歳代の若者の夢見るような甘い笑顔                 三十歳代の青年の落ち着きのでた大人の笑顔                人生の荒波を超え自信のついた50歳~60歳の紳士の . . . 本文を読む
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続 教室でサングラスをかけた琴奏者

2006年03月31日 11時48分13秒 | 私のこと(日記)
サングラスをかけた琴奏者は、教室でもう一つ感動話をしたかったのだが、時間制限があったので話せなかったと、非常に残念がっておられた。それでは、お話ください。お聞きいたしたいと水をむけたところ、待ってましたとばかりに語り始めた。        「あたしはネ、演奏会が終わってから、モナコへ行って賭博をしてきたの。演奏会旅行なんて貧乏たらしいの。たまには、タクシーで一流レストランに乗りつけて、食事がしたい . . . 本文を読む
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バベルの塔 万里の長城

2006年03月31日 07時16分14秒 | 私のこと(日記)
 むかし、人類はおごりたかぶって、空にとどけとばかりバベルの塔をたてた。 そして、神さまの怒りに触れ、共通言語をなくされた。  その後、中国という国が、天にむかうと神さまにばれるから、地をはえば、ばれないだろうと、万里の長城という、なんの役にもたたない人類史上最大の建造物を創った。 私の友人に、フランス語を1~2年やって、英語畑に移り、稼いでいるのがいる。。 まだなんの稼ぎもせず、語学学校か . . . 本文を読む
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正直

2006年03月30日 14時24分38秒 | 私のこと(日記)
「正直」というモラルは、たしか、商道徳からうまれてきたものではなかったでしょうか? 商人が命よりも大事にするもの。 それは、世間からの「信用」 「もうかりまっか?」 そう、商売をするからには、もうけなくてはいけない。 しかし、もうけかたが大事なのではなかったか? どろぼうしたり、人をだまして、もうけたって、それがなんぼのもの? だいじなのは、本当に人に役立つ仕事をして、人に喜んでもらうっ . . . 本文を読む
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教室で、サングラスをかけた琴奏者

2006年03月29日 10時30分20秒 | 私のこと(日記)
これは、ふたつ昔のはなしになります。 わたしたちは、語学学校で、フランス語学習の中級段階でうなっていた 教室に、琴奏者の女性がおられた      ある日、彼女は教室から忽然と消えた! そして、少し経ってから、ビッカビカのサングラスをかけて戻ってきた。      授業が進む中、彼女は、突如、文脈に関係なく、サングラスをかけたまま、立ちあがった。そして感動にふるえながら切り出した。 「みなさま ぜ . . . 本文を読む
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続 真夜中の無料コンサート

2006年03月28日 14時14分29秒 | 音楽
また真夜中の無料コンサートの客になった。 声楽者は、コンサートだけでは食べていけない。 仕事があるときは、高校で臨時音楽教師もする。 ピアノが専門ではないのだが、教師をするにはピアノも弾かねばならない。 卒業式に ピアノを弾き、生徒には、「蛍のひかり」などの合唱も指導する。 彼女は、職人だ。生徒を前日までしごき、うまく声がはりあがるように ズボン姿で、壇上から怒号をとばす。 また、真夜中 . . . 本文を読む
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真夜中の無料コンサート

2006年03月27日 22時17分40秒 | 音楽
わたしの友人に、クラシック・ソプラノをやっているのがいる。 わたしたちは、そうべたべたつきあう時間がないので、普段は、互いに 何をやっているのか、わからない。 が、わたしが、ぐっすりと寝込んでいる真夜中、突如電話のベルが鳴る。 わたしは、はっしと起き上がり、ねぼけながら電話をにぎる。 電話のむこうで、彼女がいきなり言う 「あのね、今度、コンサートで歌う曲を選んでいるところなんだけど この三 . . . 本文を読む
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ピンクの牛乳

2006年03月26日 13時22分21秒 | 創作詩
むかし、フランスに移住しちゃった友人が言っていた。 スイスでは、いちごの季節になると うしが、いちごを食べる。 だから、いちごの季節にスイスへいって、牛乳を注文すると ピンクの牛乳がでてくる。 友人は、うれしそうに 笑って そう言っていた。 それからというもの、わたしは、ピンクの牛乳を飲みたくなった。 いちごの季節に スイスへいって ピンクの牛乳をのみたい。 が、私は、まだスイスへ足 . . . 本文を読む
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伝記を読む醍醐味

2006年03月26日 11時09分14秒 | 読書感想
この世に「生」をうけるということは、わたしたちは、自分の意志とは無関係に、ある場所のある文脈に忽然と出現することでは、あるまいか。    すぐれた作品には、得もいえぬ感動が秘められていますよね。その感動から、わたしたちは、すごく勇気を与えられますよね。  なぜかは、伝記を読むとはっきりわかる気がするんです。作品は、作者の人生と切っても切れない関係にあるのは考えてみれば、当然のことですよね。だって . . . 本文を読む
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初恋 最後の恋

2006年03月25日 15時07分30秒 | ことば・こころ・文学・演劇
恋のはなしを もう一つします ひとは 人生で 何回 恋をするものか考えたことありますか? わたしの考えは、一回、おおくて二回。 別名、生涯の恋っていうのを わたしは 初恋っていってるんです。 生涯の恋は、あまりにも強烈すぎて、ほかの人を愛せなくなってしまう。 初恋、最後の恋をしたか、あなたの胸にきいてみてください。 悲恋であれば、あるほど、強烈で、 生涯をつらぬく。 初恋、最後の . . . 本文を読む
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ベートーベンの恋

2006年03月25日 14時49分51秒 | 音楽
ベートーベンというと、あのいかつい顔を 思い浮かべる。 興ざめするので、顔は忘れよう。 ベートベンの恋の曲っていうと何を思いうかべますか? わたしが 知っているのは 2曲。 「エリ-ゼのために」と「月光ソナタ」です。 ところで、どっちが 若いときの恋だと思いますか? 調べて おどろいた。予想が はずれた。 「月光ソナタ」は落ち着いている出だしだが、30歳のときの恋 「エリーゼのため . . . 本文を読む
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とおいひのうた

2006年03月25日 14時35分54秒 | 児童文学(絵本もふくむ)
とおいひのうた くまのアーネストおじさん ガブリエル バンサン著 温かなふれあいの世界。くまのアーネストおじさんシリーズの一冊。 街角でだれかのひくバイオリンの音を聴いていらい、くまのアーネスト おじさんは、 様子がおかしくなる。 部屋の隅で、だまってバイオリンをひきつづける。 心配するねずみのセレステーヌも目にはいらない。 . . . 本文を読む
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騒音の世界、本当の言葉

2006年03月24日 15時44分03秒 | ことば・こころ・文学・演劇
 テレビは、昔からあんまり好きでない。やかましいから。  静かなほうがいい。  広告はものすごく洗練されましたよね。  むかしは、広告ってすぐにわかった。  うそっぽかったから。  代表的なのは、ストリップ劇場のかんばん。  ああ、なつかしいなあ、あのうそっぽさ。  最近は、まじめな意見なのか、広告なのか分からない。  たいていは、広告だと思うことにしている。  「本当の言葉」が貴重にな . . . 本文を読む
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太陽は毎朝、東からのぼる?

2006年03月21日 04時13分45秒 | 児童文学(絵本もふくむ)
           太陽は毎朝東からのぼり西にしずむ  あたりまえのことではないかと、つい思ってしまう    ところが、ぎっちょん。地球はまるいのだった。  ちょっと傾いて、太陽のまわりをまわっているんだった  1930年代にヨーロッパは革命と戦火で多くの命を失った。  世界中から、多くの人が身ひとつでアメリカに流れ着いた。    そこで、輝くばかりのアメリカ絵 . . . 本文を読む
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