とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

「青空と白い雲」

2006年03月19日 22時55分59秒 | 創作詩
     公園の高台のベンチにすわり 草のにおいをかぐ     わたしは だまって 公園をみおろす   わたしの目に 野球をする少年たち 散歩をする犬たち   運動のために 公園を歩く人たちがみえるしかし わたしは それらの風景のむこうに過去をみている  かつて この公園で遊んでいた少年たち 散歩をしていた愛犬をわたしは 感慨深く 存在しつづける公園をみつづける   消えてしまった過去を みつづけ . . . 本文を読む
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「踊れない小人」

2006年03月19日 11時44分37秒 | 創作詩
    無邪気な小人は躍っていた  仲間に愛情を感じていた だから躍っていたんだ    小人めがけて飛んできたガラスのかけら  たおれた、そのとき はじめて小人は目が覚めた                       小人はたおれたまま うめく     心臓から血が流れつづける 真っ赤な血が                世の中なんて こんなものさ    小人は うそぶいて 必死にたちあがる . . . 本文を読む
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「わたしの季節」

2006年03月19日 06時18分22秒 | 創作詩
  北風が吹きぬける冬 それは、あらゆるものが凍りつく季節    あらゆるものがじっと動かず春を待つ         寒さ 雪、世界が白で塗りつぶされる驚き 色が音が消える待ちこがれた春風、温かさが嬉しい、花が、花が、咲いてゆく。    太陽が勢いづいてゆく、空が青くなってゆく  色がもどってくる 葉っぱが木立が緑になってゆく  さわやかな風、燃えあがる太陽、青い海 流れ浮く白い雲、    夏のた . . . 本文を読む
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