『WTO ministerial meeting to tackle food security』WTO閣僚会議は食糧安全保障に取り組む
原文記事
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http://www.nationmultimedia.com/business/WTO-ministerial-meeting-to-tackle-food-security-30169328.html
「多くの国での天災による収穫低下の中で、食糧安全保障を確実にするための処置を議論するために、WTOは 来月12月15~18日にジュネーブで8回目の Ministerial 会議 ( MC8 )を予定しています。
153人の閣僚は 為替レートの安定と反保護貿易主義の措置、ドーハラウンドの貿易交渉に対する懸念も関連づけています」
※ドーハラウンドとは
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http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/refer/200611_670/067006.pdf#search='WTO ドーハラウンド'
そして、ここ↑ にも記しているように、
「わが国においても、FTAを内容の柱とした経済連携協定(Economic Partnership Agreement :EPA)締結の動きが進展し、既にシンガポール(2002年11月発効)、メキシコ(2005年4月発効)、マレーシア(2006年7月発効
との間でEPAが発効している。2006年9月にはフィリピンとの間でEPAの署名が行われた。」
とあります。
まぁ、それはともかく、WTOの記事に戻りますが、
要は、
「農業生産国で起こっている災害 (タイの水害を挙げています) による不作、それによる食糧価格高騰問題、そして70億という世界の人口に対する供給問題、それらの食糧安全のために、WTOシステムを強化する処置についても議論する。
また、いくつかの国は、すべての加盟国の合意を待つより むしろ交渉のために新しい基盤を開始するよう、WTOに強く迫った。さらに、電子商取引業務のために、関税に対する一時的な権利放棄の問題も議論します」
なのだそうです。
ドーハラウンドの凍結によって、FTA、EPAなど2国間協定がすすみ、多国間自由貿易が進まないことに業を煮やしたのでしょうか。 WTOシステムを強化し、さらには一部の国が すべての加盟国の合意が得られなくても新たな基盤を作れと言い、(だいたいどこの国かはわかりますが。。) さらには、一時的とはいえ、 関税の権利放棄まで言及しているのです。
出来すぎです。
まさに自由貿易は最終局面なのかもしれません。
(タイの災害は 本当に天災だったのでしょうか。。。。)