いつかはスキンヘッド

3x歳にしてそろそろ頭髪がヤバくなりつつある男の、たわいもない独り言&独りよがりの数々。

一応こんな話もさせて・・・ね

2007-12-02 | Weblog
始めに。今回の話はちと暗い話題なので嫌いな人はすっとばしてネ。

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ちょいとワケあって南国へ行ってきました。
まぁワケって言っても特に秘密にする様な事ではなく、

「バァちゃん(83歳)がそろそろヤヴァいかもしれんから早めに顔見せに帰ってこい」

という叔父からの招集を受けての緊急帰省です。

故郷を離れて東京で暮らしているのはオイラと母親の2人だけ。
その2人が揃って顔を見せられるのも今回が最後かもしれないという事で、なんとか母親とスケジュール合わせて帰りました。会社の皆さん、突然変なタイミングで有給取ってスンマセン。

で、バァちゃんの様子はと言うと・・・病院のベッドで寝たきり。
容態は安定していて、今スグ死にそうって感じではなかったけど、もうオイラや母親の事はあまり良く分からない様子。
1時間に一言~二言くらいしか言葉を発しない。しかも何を言っているか分からない。
普通に食事を摂る事ができないので、おなかにチューブ挿して栄養を流し込むという食生活。
今年の夏に帰省して会った時は、まだなんとか杖をつきながら歩く事もできたし、同じ事を何度も繰り返し言ったりしつつもなんとか会話もできたし、一緒に蕎麦を食べたりもできたんだけど、9月に倒れて入院して以来この状態。「急に衰えが加速してきた」とは叔父の言葉。

オイラが生まれて間もなく、親父と離婚して働き始めた母親の代わりにオイラの面倒を見てくれたバァちゃん。離れて暮らしていた時期も5~6年あったけど、結局つい6~7年前までオイラ、バァちゃんの家に居候してました。
その頃のバァちゃんは「いつまでも手間のかかる兄さんだ」なんて文句を言いながらも、食事や洗濯などオイラの身の回りの世話をしてくれた気丈な人でした。
時々仕事帰りにお饅頭とか買って、バァちゃんと一緒に食べるのが楽しかったです。バァちゃんのいれてくれるお茶は少し濃いめで美味しかったな。

数年前までそんな気丈だった人の、手足も満足に動かせない程衰えた姿を見ると、誰にでもいつかは訪れる「老い」の残酷さを身近に感じました。
叔父曰く、緊急召集をかけた頃に比べたらかなりもち直してきたけど、もうこれ以上良くなる事もないだろう。もってあと数年かもとの事。

そっか・・・もうそろそろお別れが近づいてきているのかな。
バァちゃんは辛気くさいのが嫌いな人だから、オイラは変わらず陽気に振る舞うようにします。
嫁さんやひ孫の顔を見せてあげられれば孝行なんだろうけど、残念ながら無理そうです。
また会いに行くからね、バァちゃん。