優雅な動き

２０年前 デビューした頃のぶっちは自分から見てもタキシードに“着られて”いた
その衣装のタキシードも三着目ともなる頃には“着こなし”ていた…みたいだ
プロデビュー直前のレッスン生が現場見学リポートに「みぞぶちさんの司会は、動きに無駄がなくとても優雅でした…」とのコメントが書かれちょった
整理しよった書類にこれを見つけて思い出したがよ

プロならば誰が見ても納得＆安心させるスマートな“動作”は欠かせない
「一生懸命頑張りゆうねぇ」は、素人に対する誉め言葉やき
心の中の頑張りや葛藤を感じさせんままに楽しさや満足感を自然に与えられてこそプロフェッショナルながやと信じちょります

さて、ラーメン好きのぶっちがこの半年間、毎日の様に通おた東大阪にある
『二両半布施駅前店』

“特製ラーメン”を作るＮ村店長の動作が実に優雅ながよ
色んな好みを伝えて揚げられるラーメンの麺が一玉一玉喜びもって(ながら)宙を舞う
動きに無駄が無いきに“美しい”
「あぁ早よそれ喰いたい」と思わせてくれる瞬間
こんなスマートなラーメンの湯切りを見たがは札幌狸小路五丁目の【富公】以来やわぁ
目で楽しませ舌で味わぁせる 料理人の真骨頂やろうねぇ

ラーメンだけやなしに焼き飯もイケるよ 優雅に米粒が舞うきぃ 内緒で教えるおすすめメニューは『焼豚』それもバラ(脂身)これ絶品
半人前を“ハンブタ”と言うらしい


『プロフェッショナルは優雅であれ』と思いつつ“ハンブタ”で五日ぶりに美味いビールを呑んだ
みぞぶちけんじぷは～
ごっちゃんでした

嬉しいけんど使えん

例の“打ち合わせ超ドタキャンカップル”の披露宴本番
会場入りして司会台の上を見てたまげた

打ち合わせで新婦がぶっちも使い続けゆう消しゴムのメーカー【SEED】社の企画部に勤めよったつきに(勤めていたと言うので)
「何か企画しませんか」と提案しちょったがよ
ほいたら特注品の特大名前入り消しゴムがぶっちにだけ贈られちょった
こんな“ご祝儀”貰うは初めてやしテンションも上がったけんど勿体のうて、よ～使わんちやぁ
新郎新婦はというと超特大サイズ(普通の消しゴム１２０個分＝重さ約２キロ)の更なる特注品やった(笑)

Ｙ代ちゃんから“お約束ブートニア”も付けてもろていよいよ開宴のお時間です
そこで心配になって新婦がメールした“友人代表”は、まだ寝よった
その堂々とした“遅刻ぶり”にもこれまたたまげたよぉ
そんなこんなでも無事に“御披楽喜”となり帰宅したら、ケーブルテレビのお兄ちゃんＩ重さんが点検を待ちよってくれた
ご祝儀消しゴムを見た彼「これはテンション上がりますよねぇいいなあタレントさんは…」
色々話しよったら「僕の彼女、高知県南国市出身ですぅ」やと ほいたら“龍馬の海援隊”「波は太い方がえいっ」を知っちゅうかも知れんねぇ

今日も新たな人との出逢い＆繋がりに感謝できたみぞぶちけんじ

同じ千回こちら大偉業

三ヶ月ぶりに『竜馬がゆく』のビデオが手元に戻んたきに二日間掛けて浸った

「ありゃあ 今日ら15日やいか」
「奈良においでちょりますか」メールを染五郎さんに打ったらすんぐに携帯が鳴った
「僕にとっても最初で最後ですから是非とも来てください」
「あっはい ほ、ほいたら…」
近鉄奈良駅から向かったがは“松本幸四郎『勧進帳』千回”《東大寺奉納大歌舞伎》の公演会場東大寺大仏殿前やった

昨日の雨模様がウソの様に見事な満月にキラキラお星様
遠くから聞こえる“鹿の遠吠え”の中いよいよ始まった
“歌舞伎”や“勧進帳”の「か」の字も解らん
更には「よっ高麗屋ぁ」の掛け声や拍手のタイミングすら判らんけんど楽しめた
クライマックスの武蔵坊弁慶が六方を踏んで花道を進む姿に「おおっ本物やぁ」と感動した
夜露に冷えた身体をさすりもって楽屋口へ
奥さま相変わらず美しいちや
側には竜馬のモノマネで笑わせるという染五郎Jr.の姿が
着物姿できちんと挨拶するジュニアに感心しながら足元に目をやると何と“竜馬のブーツ”を穿いちょったには爆笑したちや可愛らしいが違う

舞台＆再会を堪能して帰路についた
ただ染五郎さんの用意してくれた“えい席”にたどり着けんかったがは残念やったよと思いよった
ほいたら日付が変わった頃、律儀にも染五郎さんから“お詫びコール”が入ったちや
さすがはプリンス抜かりの無い心遣いはお見事
それに比べてまだまだ修行が足りんみぞぶちけんじ

追伸 チケットのことで右に左に奔走してくださった京都南座のＹ浦支配人 ありがとうございました
感謝みぞぶちけんじ拝

グサッと

三連休 あちらこちらで『阪神タイガース熱烈応援感謝セール』が開催されよった
『優勝セール』じゃないき、心なしかお客様にも元気が無かったような気がする

日曜日 系列量販店の関西圏での集客力＆売り上げトップを誇る門真市のお店から指名を頂きミニイベントに出掛けた

行っておじた(驚いた)
館内５ヶ所以上でイベントやりゆうやいか
メインブースは５人掛かりで館内放送もバンバン使いゆう
おいらは一番奥の隅っこでもちろん独り舞台
作戦練りゆうところへ店長自らお越しになり「期待してますよろしくお願いします」と頭を下げられた
スーパープレッシャー

結果、イベント終了時には『ぶっち斬り』やったらしい
笑おたは、例の５人組のイベントプロデューサーがスカウトしに来たちや
もちろん丁重にお断り申し上げたけんど…
ちっくと嬉しかったあはっ


今朝アップされた“兎先輩”のブログを読んで震えた
『プロのしゃべり屋』としての“話す”よりも“聞く”ことの重さや“致命傷”→“あきらめられる”こと
何度となく言われたことが文章になるとこぢゃあんとこたう(堪える)
まさに「グサッ」と胸に突き刺さった
書かれちゅうことがひとっつも出来ちゃあせん自分に愕然とした
先輩のこれらの指摘は『バイブル』になった

『北の国から』で北村の草太兄ちゃんが和尚さんに言われた
「病気は治るが癖は治らん お前のバカは癖だから治らん」を思い出しもって(ながら)“癖”を治さなイカンと突き刺さった“槍”をさすりながら誓いも新たにした、みぞぶちけんじ

無意識の感性＝宝物

今日のミニイベントは高槻駅前の店舗に指名やった
ほいたら数ヶ月に枚方の系列店で出逢いのあったＫ田主任が異動で赴任されちょった

初対面は従食(従業員食堂)やったき判らんかったけんど、この主任まぁ動くが違う(よ～動くちや)
まっことテキパキテキパキとはこのことよ
ほんで合間にも声が出る出る出るが違う

ぶっちも負けちゃおれんきに吼えまくらぁね
ほいたら遠くからでも「ちゃんと聞こえゆうよ」と言わんばかりの満面の笑顔が返ってくるがちや

たんまにおいでるよね
素人でも(失礼)無意識のうちに人を気持ち良くさいて、幸せな気分にさせる天然いや天性や感性の持ち主が…

お陰でテンションあげあげで今日の仕事を納めることが出来たきにぃ
もひとつ嬉しかったがは普段は手弁当やけんどこの店舗だけは“お昼”出いてくれるがね
その上美味いと来ちょらぁ
今日は“五目あんかけそば”を選んで“白ごはん”お代わりまでしたがやきぃ

今日も今日とて 満足＆納得＆感謝しもって小旅行気分も楽しめ味わえたみぞぶちけんじ

恩師との再会…

平成元年６月
レッスン開始わずか三ヶ月のぶっちをこの世界にデビューさせてくれた恩師(師匠が正しいかな)Ｓ坊“社長”と再会することが出来た

お昼前になんばで待ち合わせした
かつての“目標”の彼が笑顔で現れた
「お昼食べよか何する？」
「お寿司屋さんの中華そばどないです」
「変わらんなぁお前さん」で、いつか紹介した“鳴門寿司”へ

この十年程の経過や近況を報告しあい話が弾んだ
ところがランチタイム混み合ってきたので店を出た

「このあと映画観ようと思おてんねんけどお前さん一緒に行くか」
「あっはいっ」
男同士で『次郎長三國志』を観た でへっけんど良かった

それから二度目のお茶して別れ際
師匠のさりげない忠告＆アドバイス＆心遣いに思わず泪がこぼれた


てくてく歩いて気付くと“黒門市場”に着いてた
漬け物“伊勢屋”の姐さんにも逢えた
向かいがリサイクルショップになっちゅう
隣のスーパー覗いて帰り道 駅の改札口まで行っちょったけんど踵を返した
何でかそらぁずわい蟹の“ほぐし身”２パックが“捨て身”の半額ながよ
「よっしゃあこれ晩飯」と決めて改札通り直したちや

只今“土佐酢”で頂きよりますらぁ
最近ちびちびと日本酒もちょっぴり呑めるようになって来だいたみぞぶちけんじ

ありがたいつづき

ウェ○ティンホテルで打ち合わせのあと久し振りに食事しようと親友Ｐ氏とロビーで待ち合わせてそのまま三階の中国料理レストランに向かった
二人きりで乾杯したのは半年前彼の息子さんの披露宴以来やった

関西の人気番組『ち○んぷいぷい』の料理コーナーにレギュラー的に出演されておりランチタイムには黄色い声が掛かるというＷ料理長が席に着くなり来てくれたちやぁ
「オォ久シ振リ」
握手しながら「嫌イナモノハアルカ？」
「レバーが苦手ですぅ」
「ワカッタマカセテ」で厨房へ消えて行った
この時点でＰ氏ちょっとキョトン顔やった

ほいたら出てくる出てくる裏メニューのフルコース
玉子スープに春雨かと思おたらフカヒレ
ナイフ＆フォークが運ばれて来たきに「肉やっ」と思おたら“アワビちゃん”やった
まっこと肉が来た時驚いた箸で食べられる中華のフィレステーキぢゃった
“エビ”言うたらブラックタイガーしか知らんぶっちにロブスターが登場(Ｐ氏は伊勢海老やと主張したけんど…)
仕上げのミニチャーハンがこれまた絶品
更にＷ料理長に「麺が食べたいですぅ」言うたら「ワカッタ」で“上湯スープの葱そば”見参
もう参りました
“マイ箸”もケースごと洗ってくれるさりげないホスピタリティもさすがウェ○ティンホテルと、胸を張った

このことだけじゃなくキョトンから誇りに感じ始めてくれてたＰ氏
食事中通り掛かったホテルマンがみんな、単なる一司会者に過ぎないぶっちに対して“挨拶”して行かれるのを見て、しみじみと「ぶっち これは凄いことやぞ お前が築いた“信頼”の宝物や 負けずに“礼を尽くし”大事にせなアカン素晴らしいホテルやぞっ」
「充分解ってるよぉ僕の“原点”やし“誇り”をもって紹介も出来る大好きなホテルやもん」
「やっぱり息子の披露宴はこのホテルが良かった…」
「娘さんの時ウェ○ティンにしたらえいやいか」
「そやなっそないしょ」
「あはは」
「ごちそうさんでしたぁ」

以前好評を博していた夏の風物詩『ウェ○ティンサマーナイト』での司会をご覧になって年末のご披露宴を新郎新婦がぶっちに指名して下さったと知らされた

今日は“有難い”“嬉しい”の三連発に心の底から「ごちそうさまでした」と感謝したみぞぶちけんじ

ありがたいとは

先週“超ドタキャン”の再度打ち合わせのためウェ○ティンホテル大阪にやって来た
恐縮する新郎新婦やけんどやたら笑顔ながちや
んん 訊いてみたら最初から『ぶっち指名』ながやと
それは新郎の仕事仲間の花屋のＹ代ちゃんが「ホテルはウェ○スティン＆予約担当はＵ野さんで、司会はぶっち」と“ワンセット”でオーダーされていたあはっ
それでかぁ初対面やのに“安心”“お任せぇ”で、打ち合わせを楽しんでおられる訳やぁ
それはそれは楽しい打ち合わせやった本番が楽しみなちや

この花屋のＹ代ちゃんとの付き合いは十年以上になるかなぁ
ホテルのファミリーパーティーで彼氏を暴露した上にキスまで披露してくれて司会のぶっちも慌てたちや
もちろん二人の披露宴もぶっち指名で担当さいてもろた
以来一年に一件くらいのペースで彼女の大切な友達や仲間の披露宴にはオファーをくれるがちやぁ
主役に会う前にティーアップしちょいてくれるきに打ち合わせもスムーズよねぇ
いつも「ぶっち忙しいのにありがとう」言うて新郎に負けんばぁのブートニア付けてくれたりマイクがお花に隠れるばぁ飾ってくれたり…
とってもありがたい嬉しい存在の大切な“男前”のお姐ちゃんですらぁ

Ｙ代ちゃん ご実家の“鯨料理”で乾杯 ず～っと待ちゆうきね でへっ

“ありがたい”とは、まっこと“有り難い”ことぢゃとつくづく思うみぞぶちけんじ

ＮＴＴが無いなった！？

日本晴れ（古ぅ）ばぁ気持ちのえい天気やった２日
ＮＴＴに用事があって、ちょっと遠いけんど散歩もえいねやと思おて営業所までてくてくを楽しんだ
ありゃあこの辺にあったはずやけんど・・・
道を間違おつろか
同じ道を何往復もした　間違いないこの道や
郵便屋さんが通り掛かったき、尋（たん）ねてみた
「無いですよ　あの通り今は社会保険事務所ですわ」
ガンガ～ン流れる汗が目に入って痛い
どういたら（どうすれば）えいが
何番？”１１０”ちゃうし　
”１１３”は確か故障係やし
”１１５”は電報よねや・・・・・・
あっ　思い出いた”１１６”やっ
冷たい声で「このお電話からはご利用頂けません・・・」
何つやっ
ほいたら公衆電話かぁ　無い　無い　公衆電話も無いぢゃいかぁ
それこそ郵便局があったき飛び込んだ
あったぁ　コールした　１１６　繋がった
訊けば今は営業所はほとんどが稼働して無いがやと
知らんかったわ

”１１６センター”から携帯にコールバックくれた

確かに窓口行くより楽チンやし、時間も手間も省けるわぁ

また、担当してくれたＫ本さん　さすがは関西人　ノリがえい
用事は、とうから（とっくに）終わっちゅうに気付いたら４０分以上喋っちょった
楽しかった

また、てくてく歩いて３月１５日に出来たピカピカのＪＲの駅に行ってみた
「１０００円のＪスルーカード一枚ください」
「Ｊスルーは９月１５日で販売終了しました」
え゛～っ　Ｊスルーよお前もか・・・
仕方なくデポジットの”ＩＣＯＣＡ”を手にいれた

どんどん変化する世の中にヒィヒィ言いもって（ながら）でも、ついていかなイカンがやねぇ

業界のちょっぴり年下やけんど大親友の”兎先輩”がビッグチャンスを掴んじょったニュースが自分のことの様に嬉しゅうてたまらんみぞぶちけんじ

自動販売機 昼＆夜

１０月１日大安吉日
藤井寺市道明寺でまたまたグランドオープンのミニイベントに呼ばれて出掛けた
朝の雨が影響してた？とは言えあまりにもお客様が少ない
いや、少な過ぎやろって言うばぁやった

前月の琵琶湖畔のオープニングとまではいかないにしても、すんごいテンション上げて臨んだにぃ残念
なぜか突然”北の国から”の五郎さんのモノマネしたらスタッフにはウケたちや

イベントスペースの横がお客様休憩コーナー　そこにジュースの自販機　
赤ちゃん連れのお母さんが千円札を入れて牛乳１１０円のボタンを押して商品がゴトンッ
この風景を何気無く眺めよった　ほいたらお母さんの様子がおかしい　
よ～観たら”おつり”の小窓の奥で十円玉の雪崩が起きちょった
８９０円のほとんどが銅貨で返金ながよ
取り出そうにも小窓が押されて動かんがよ
そこで隣のスーパーでアイスクリームの木製スコップを貰ろて来て”茶色い雪”をひとつずつ掘り出して無事”全額救出”したちや
確かに『お釣１００円玉切れ』の赤ランプは点いちょったけんど
なんぼ言うたちねぇ（いくらなんでもねぇ）

その晩のこと
近所の自販機が長～いこと”今だけ１００円セール”やりゆうき朝用に缶コーヒー買おちょこと新製品のボタンを押して９００円のおつりをしっかりゲットして自宅にもんた（戻った）

昼間の一件を【ぶっち斬り】ネタにしちゃおとボ～と考えよった

「あ゛～っコーヒー取り忘れちゅう」もう一時間以上経っちゅうやいか
自販機までダッシュした
奇跡的にマイコーヒーが健気に待ちよってくれた

そらぁもう何倍も美味いコーヒーを味わえたみぞぶちけんじ