乳がん手術から6年目

45歳二児の母。2007年1月右乳房全摘。
乳房再建終了。ゾラテックス終了。ノルバテックスも終了。


 

手術翌日

2007-03-03 | 乳がん入院手術
2007年1月6日

朝5時トイレへ。未明のトイレで起き上がるときの痛さがよみがえり、
   起きるのが怖かった。 胸が痛くて、重くて。

   まだポータブルで、そして下着もずらしてもらう。自分でできない。。。
   あ~、こんなになるのか。。

7時 朝食が来る。 ベッドを起こしてもらい目の前にしっかりセッティング。
   なんだ、お箸使えるやん。そしておいしい。
   ふらつきながらもしっかり食べる。食い意地、大事。

7時半 体を拭いてもらう。術着から自分のパジャマに着替える。
   回診で付け替えてもらう。 (胸の感覚は全く無い)

8時 ナースと歩いて自分の部屋に移動。ゆっくりゆっくり。フラフラ、ズキズキ

午前 早速、携帯チェック。友のメールに涙。。現実には 我にかえる というか

   姉が来てくれる。(身の回りのお願いを今日一日お願いしてた)
   姉妹の存在、ありがたい。サンキュ。

午後 夫、子供たち登場。
   息子は昨夜、布団をかぶって泣いていたとのこと。
   今朝起きて『ママが帰ってくるゆめをみた』って。
   長生きしなきゃ、絶対。

食事の片付けなどは姉がやってくれました。
トイレは部屋の隣で、歩いて行けます。
起きるときはベッドを起こして、寄りかかる状態。
今日はほぼ一日中横になってました。

マンマ体操: ソフトなボールをにぎにぎ。 

手術当日

2007-03-03 | 乳がん入院手術
2007年1月5日

外はよい天気。
14時手術で、13時半に歩いてオペ室へ向かうことになっている。
食事は前日9時以降絶食。水分のみ11時までオッケー。

ナースに言われエラスコットを売店にて購入。
麻酔科に呼ばれて説明を受ける。全身麻酔について。
点滴ルート確保。
胸にはペンでAのマーク。臨場感が増してくる。

家族がやってくる。点滴押しながらおしゃべり。

13時30分 予定通りオペ室へ歩いていく。家族は後ろからぞろぞろ。。
     5歳の息子が、『僕も行く、ママ行かないで』と涙。
     なんかドラマのよう、と思いながらも、頭をなでるので
     精一杯。振り切って『いってきまーす』

13時50分 手術台の上。コブクロの曲が流れている。
     朝のジョギングのときにきいていたCDだ、なんだか落ち着く。
     息子を抱っこしなかったことを後悔。
     主治医のT医師登場。『先生がんばってください』
     『はい、がんばります』
     点滴のルートから麻酔。『だんだん眠くなると思うよ』
     『あ~顔がしびれてきました』ここから覚えていない。
     オペ室の時計ではこの時間だった。

17時10分 『○○さん、』 呼びかける声に目が覚める。
     手術台の上、さっきの時計がこの時間になっている。
     『終わりましたよ』
     ストレッチャーに乗せられる。

ガラガラガラ~と観察室へ移動。
心電図、サチレーション、足の血流のための機械がついている。
子供たちがそばに来る。割とまともに話していたみたい。でも唇は紫色だったそう。 主人はとったものを見せてもらっての説明を受ける。
写真は撮れなかった、というか、撮る気分ではなかった模様。

そして、忘れてしまいたい一夜が始まった。

痛いのなんのって。のどは渇くし、足は暑いし。
再建のためのエキスパンダーを入れているからなおさらのようだけど、
6時間後にトイレのために起き上がるときなど、
痛いのは右胸だけのはずなのに、全身が痛く感じる。
予定では歩いてトイレ、だったけれど、出血が多くポータブルで。

自分で下着を下ろせない。。みじめ~
ナースに恋する患者の気分が分かる。彼女たちは天使。ありがとう。。

『エキスパンダーが入ってますからね~、余計痛いんですよ』とナース。
『そんなこと、聞いてなかったですよ!』って何度も、怒った様に
 言ってた気がする。

そんなこんなで夜が更けていきました。(って時間の感覚なんかさっぱりでした)

足の機械が外れてから、少しおとなしくなったみたいです。(暑くてあつくて)
水分オッケーになってから、お水を飲んだ飲んだ。すっごくおいしかった。
あと、唇が乾燥するからリップもぬってもらいました。感謝感謝。

自分がこんなわがままになるって知りませんでした


手術前日

2007-03-03 | 乳がん入院手術
2007年1月4日

入院。
担当の看護婦さんから事情徴収を受ける。
病棟見学。廊下のホワイトボードの垂直とびの記録みたいなやつ、
妙にリアル。 私もオペ前に記録。この線を目標にがんばるそうです。

病室は今日のみ6人部屋。明日ベッド空き次第2人部屋に希望している。
一人は寂しいもんね。

子供たちと離れ、一人になるのって久しぶりでそのことで気が紛れている。

DVDでオーシャンズ11観賞。美しい男たちにうっとり。
テレビではオーラの泉で、彼と彼女?がすごく胸に響くことを言ってたけど、
今となっては忘れてしまった。

右の胸にお別れは、この2ヶ月間、何度も何度も言ったような、
だからだろうか、この前日は、なんとも思わなかった。
そして初めてのんだ睡眠剤でよく眠りました。

当日のメモには、
【ママを応援してね、無事に終わり、病理の結果もよいものと信じる。
 ありがとう。まだ、生かしてくれてありがとう】

とあります。

入院準備

2007-03-03 | 乳がん入院手術
2週間予定の入院。出産以来久しぶり。

準備したもの
・前あきパジャマ
・前あき肌着(一度も着なかった。胸帯2日間のあとはエラスコット
        を巻きました。エキスパンダーがずれないようにと)
・ゆったりタンクトップ(こちらのほうが必要)
・電動歯ブラシ(右側だったので必要かと…結局要らなかったかも)
・洗面具 (リラックスのためにすべてマークスアンドウェブ)
・i pod (必需品)
・ポータブルDVDプレーヤー (こんな時間、めったにない)
・本いろいろ
・娘との交換日記


       

エキスパンダー

2007-03-03 | 今日の出来事
注入。 トータル230cc。あと20。 月末に形成の外来がある。いよいよスケジュール立つかな。

再建を決めていてほんとうに良かったです。
先がある って、希望が持てます、何事にもね。