乳がん手術から6年目

45歳二児の母。2007年1月右乳房全摘。
乳房再建終了。ゾラテックス終了。ノルバテックスも終了。


 

手術当日

2007-03-03 | 乳がん入院手術
2007年1月5日

外はよい天気。
14時手術で、13時半に歩いてオペ室へ向かうことになっている。
食事は前日9時以降絶食。水分のみ11時までオッケー。

ナースに言われエラスコットを売店にて購入。
麻酔科に呼ばれて説明を受ける。全身麻酔について。
点滴ルート確保。
胸にはペンでAのマーク。臨場感が増してくる。

家族がやってくる。点滴押しながらおしゃべり。

13時30分 予定通りオペ室へ歩いていく。家族は後ろからぞろぞろ。。
     5歳の息子が、『僕も行く、ママ行かないで』と涙。
     なんかドラマのよう、と思いながらも、頭をなでるので
     精一杯。振り切って『いってきまーす』

13時50分 手術台の上。コブクロの曲が流れている。
     朝のジョギングのときにきいていたCDだ、なんだか落ち着く。
     息子を抱っこしなかったことを後悔。
     主治医のT医師登場。『先生がんばってください』
     『はい、がんばります』
     点滴のルートから麻酔。『だんだん眠くなると思うよ』
     『あ~顔がしびれてきました』ここから覚えていない。
     オペ室の時計ではこの時間だった。

17時10分 『○○さん、』 呼びかける声に目が覚める。
     手術台の上、さっきの時計がこの時間になっている。
     『終わりましたよ』
     ストレッチャーに乗せられる。

ガラガラガラ~と観察室へ移動。
心電図、サチレーション、足の血流のための機械がついている。
子供たちがそばに来る。割とまともに話していたみたい。でも唇は紫色だったそう。 主人はとったものを見せてもらっての説明を受ける。
写真は撮れなかった、というか、撮る気分ではなかった模様。

そして、忘れてしまいたい一夜が始まった。

痛いのなんのって。のどは渇くし、足は暑いし。
再建のためのエキスパンダーを入れているからなおさらのようだけど、
6時間後にトイレのために起き上がるときなど、
痛いのは右胸だけのはずなのに、全身が痛く感じる。
予定では歩いてトイレ、だったけれど、出血が多くポータブルで。

自分で下着を下ろせない。。みじめ~
ナースに恋する患者の気分が分かる。彼女たちは天使。ありがとう。。

『エキスパンダーが入ってますからね~、余計痛いんですよ』とナース。
『そんなこと、聞いてなかったですよ!』って何度も、怒った様に
 言ってた気がする。

そんなこんなで夜が更けていきました。(って時間の感覚なんかさっぱりでした)

足の機械が外れてから、少しおとなしくなったみたいです。(暑くてあつくて)
水分オッケーになってから、お水を飲んだ飲んだ。すっごくおいしかった。
あと、唇が乾燥するからリップもぬってもらいました。感謝感謝。

自分がこんなわがままになるって知りませんでした