CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-083「ミッション:アンダーカバー」(中国)

2018年04月04日 01時32分29秒 | 中国映画
仲間を見捨てることはできない
 麻薬密売組織の一員として活動するカイは、実は警察の密命を受けた潜入捜査官だった。
 ある日、組織を罠にはめたカイは、増援部隊に取引現場を急襲させる。この一件をきっかけに、国境を越えたタイの“黄金の三角地帯”にあるという巨大ヘロイン密造組織に関する情報の入手に成功。さらに、冷徹なボス、ホークが仕切る組織中枢への潜入を試みる。
 だがホークは、10年前のある事件以来、潜入捜査官に深い憎しみを抱いていた。(「KINENOTE」より)


 「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」で白楽天を演じたホアン・シュアンを主演に、「インファナル・アフェア」のアラン・マック監督が再び潜入捜査官が奮闘する姿を描いたクライム・サスペンス。

 リン・カイという名で売人として密売組織に潜り込んだ潜入捜査官。

 当初は、そのボスであるチェンと、彼と通じている警察副署長を捕まえるための潜入捜査なのかなと思ったが、どうやら彼らは足がかりで、最終的には密造組織を挙げることが目的となる。

 潜入捜査官は目立たないようにするのかと思っていたが、リン・カイはどんどん組織内でのし上がり、最終目的である、黄金の三角地帯にアジトを構えるダブルホークという組織に近づいていく。

 
 ダブルホークのボス、ホークと潜入捜査官との因縁など、ドラマ的な部分もあるが、リン・カイが果たして潜入捜査官だということがいつばれるのかなどの緊張感は弱かったかな。

 何とかホークとその組織を挙げるために危険な状況の中動いていたリン・カイ。

 いよいよクライマックスの作戦かというところで、何か話は急転直下の展開になったな。

 気になるのは、どうやってリン・カイは後を追い、居場所を突き止めることができたのかというところ。

 そのクライマックスの展開は激しいアクションが繰り広げられる。

 銃撃戦に加えカー・チェイスも繰り広げられるが、リン・カイがバイクでビル内から屋上を飛ばしながら銃撃を交わして、追跡するシーンなどは、ちょっと驚きがあったな。


 ドラマ的な緊迫感は弱めかなと思ったが、逆にアクションによる展開の緊張感が高い作品だった。

/5

監督:アラン・マック、アンソニー・プン
出演:ホアン・シュアン、ドアン・イーホン、ズー・フォン
    ラン・ユェティン、ワン・ヤオチン、シン・チアトン、ワン・イエンフイ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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